2018 横浜市立大学 国際総合科学部 国際都市学系 小論文 模範解答

2018 横浜市立大学 国際総合科学部 国際都市学系 小論文 模範解答
(1)
ニューヨークの都市空間は、十九世紀後半から今世紀前半にかけての建物で構成され、格子状のパターンを持ち、その単純明快さのゆえに退屈さを感じさせるものである。他方、東京の都市空間は、百年前の住宅ですら見つけ出すのが難しく、全体像がつかみにくいものの、景観の持つ要素が変化に富み、都市のそれぞれの場所と結びつく歴史的要素であることから、場所そのものが歴史のなかで培われた雰囲気をかもし出している。(195字)
(2)
東京の山の手・下町の地形、道路、土地利用は、江戸からの連続性が見られ、それらの上に組み立てられている都市や建築のスケール感、都市と自然のかかわり、都市内部の輪郭やシンメトリー、ランドマークの有無、敷地内での建物の配置方法など、建築意匠から都市空間にいたるまで、様々な次元での和洋の折衷がなされていることによって、近世の江戸と近代の東京の様々な混淆の結果、ユニークな東京の姿ができているということ。(198字)
(3)
人々によって生きられた空間としての都市とは、都市の中で生活し、行動する人々の様々な営みの積み重ねが実際の都市空間を意味付け、「田園都市」や「水の都」などの豊かなイメージを付け加えることによって、都市の魅力が高められたものである。
私は、これからの都市づくりにおいては、歴史や風土を土台にしてできている土地のあり方を再発見しながら、人々が実際に生活する場がそのまま魅力となるような都市を目指すべきだと考える。というのも、設計思想や構想を優先させた都市づくりでは、生活する人間が生きるために住みよい空間にならないと考えるからだ。したがって、都市づくりにおいては、生活者の視点が必要だと考える。(293字)
・国際総合科学部 国際都市学系 小論文の分析(前期試験)
2018年度の問題は、ニューヨークと東京との都市のあり方を比較した文章が出題されました。問題全体を通して、都市に関する文章を読み理解する能力、都市政策やまちづくりのあり方
に関しての自分の考えをまとめ表現する能力が問われています。この試験も60分で解答するには、課題文の量が多く、解答作成にあたっては必ず訓練が必要になります。都市設計、都市づくりについての自分なりの考え方や一定の知識を有している必要があります。
潜龍舎の対策指導
対策1 課題文(資料)の正確な読解力を身につける
テーマを正確に把握しなければ、解答における論点がズレることになります。正確な読解力を身につけるべく、「読む」訓練を講師といっしょに行います。
対策2 設問の意図を把握し、設問の要求に即した解答作成の方針を定める訓練をする
具体的には、小論文のプロット(骨組み)作成法、テーマに対する発想法を身につけます。何を書いていいのかわからない人、思いつかない人は、この対策が一番必要です。
対策3 具体的な文章の記述法を身につける
横浜市立大学の設問の字数は、いずれも多くはありませんが、余計な記述をしている余裕はないということです。自分の主張や考えを的確な表現とともに、論理的に記述する訓練を行います。
こんな人はすぐに潜龍舎へ
・まだ小論文対策を始めていない。
・学校の先生に見てもらっているけれど、まともな添削指導になっていない気がする…。
・予備校の小論文コースを受講しているけれど、横国の小論文がまともに書ける気がしない…。
・過去問を見たら、どうしたらいいのか分からなくなった(何を書けばいいのかわからない)…。
・配点を見て、他でカバーするからいいや、と思っている…。
・苦手科目があるから、小論文で差をつけてカバーしたい…。
・過去問対策として横浜市立大学の問題を専門に見てもらいたい。
前期試験まで3か月を切りましたが、何とかしましょう!
まずは、下記のご相談フォームより現状についてご相談ください。
【横浜市立大学 小論文 直前対策完成コース】開講中!随時受付中!
下記フォームよりお問合せ/お申込みください。
↓ 過去の潜龍舎ブログはこちらから ↓
https://www.yu-hikai.com/category/senryuu
小論文/志望理由書の対策指導 圧倒的文圧で「合格する答案」の作成方法を伝授します!

合格答案の水準を熟知した添削と学校や大手塾の先生にはできない個別の指導によって、書く訓練を「まったくしたことがない」君の小論文を合格答案に!