CONTACT
ご相談フォーム
048-796-7782
CONTACT
ご相談フォーム >>
電話で相談する >>
048-796-7782
浦和高校受験専門塾 雄飛会 | 浦和高校合格 埼玉の高校受験へ徹底指導 > 潜龍舎ブログ > 【コラム】: 役に立たない〈!?〉人文学部系を志望する君へ

【コラム】: 役に立たない〈!?〉人文学部系を志望する君へ

役に立たない人文学?

 

カントの『純粋理性批判』を精密に読んでも、地方創生事業に役に立つことはないですよね。

 

シェイクスピア作品の新たな解釈を提示しても、新製品開発に役に立つことはないですよね。

 

ポスト構造主義についてヘヴィな議論を展開できても、マーケティングに役立つことはないですよね。

 

『新古今和歌集』における中世和歌の表現を研究しても、企業コンサルタントに役立つことはないですよね。

 

 

すべてそのとおり。ご覧のように、人文学部系統の学問は、世間が求める社会的ニーズを満たすことが困難だ。そもそもそうしたニーズを満たすために「学」が存在しているのではないという反論をしたい。しかし、そうした態度は開き直りであるとし、世の中からの風当たりは日増しに強くなってきている(笑)。大学は世のため、社会のためにあるべきであるし、専門研究機関の「知」は広く社会に還元されるべきなんだろう。文科省に至っては、すでに以下のように述べ、目下、大学改革が推進されつつある。

 

特に教員養成系学部・大学院、人文社会科学系学部・大学院については、18歳人口の減少や人材需要、教育研究水準の確保、国立大学としての役割等を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする。

 

国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて(平成27年6月8日文科高第269号文部科学大臣通知)より

 

「社会的要請」を満たすことができない学部・学科は、「廃止」も視野に入れなさい、と。

 

 

リベラルアーツってのは、「雑学」じゃあねぇんだよ

人文学部系統の学問分野をリベラル・アーツとして学ぶ意義がある、という声もある。しかし、この場合言われているリベラル・アーツという概念が人によっては、かなり曖昧である。たとえば、「理系の学生が、諸々の人文系の雑学を学んでおくこと」が「大学におけるリベラル・アーツ教育」だととらえている大学教員(特に理系)すらいる。「一般教養」=「雑学」として捉えられている。人文知というのは、「雑学」ではない。考え方や言葉や文化、生活様式が異なる「異質な他者」の存在を受け止め、さらに他者と語り、相互理解を深め、共有しあえる「共通知」、 この共通知こそが、まさに「人文知」と呼ばれるものだと考える。これはすなわち、価値観や思考様式が異なる他者と相互理解を図り、共に生きる道を探求し、新しい世界観やモノの見方を創発する知であると言える。

 

 

哲学は役にしか立たない

大学の講義などで、私はことあるごとに「哲学は役にしか立たない」と述べてきた。この主張については、いずれきちんとまとめて公にするつもりだが、簡単に言えば、既存のルールやルートや倫理が崩壊したり、VUCAと表現される現代社会の中で、ゼロから素手ゴロでこれまでになかった問題の解決に着手しなければならないとき、複雑なものを複雑なままにとらえて考えたり、本質的に「異質なもの」を受け入れる「耐性」や「感受性」を養ったり、異質であったり矛盾するものどうしをコントラストとして、調停、解消、止揚する点において、哲学は高度な汎用性を備えた思考のためのツールとして応用が可能である。つまるところ、哲学は役にしか立たない。挑発する意図は毛頭ないけれども、大事なことは、哲学のような人文知が役に立つのか否かではなく、あなたが人文知を利用できる人間であるかどうかが問題なのだと言いたい。

 

 

志望理由書/自己推薦書の作成に注意

とはいえ、この時代、人文学はなかなか分が悪い。そうした人文学部に総合型選抜・学校推薦型選抜を利用して入学を試みようとして、志望理由書や自己推薦書を作成する際には気をつけなければいけない。英文学部を志望するのに、「将来は、国際支援活動を行う仕事に従事したい」、「地元に帰り、公務員になって、地方創生事業に従事したい」と書かれても、審査官である大学教員は、まったく納得しない。それでも、なぜかみんな無理やり何か、それらしいことを書いてくるから厄介だ。違うのだ。「君にとって」哲学、文学などの人文知がどのような意義を持つものなのか、答えを示さなければならない。この問いから逃げては、人文学系統の学部学科における総合型選抜・学校推薦型選抜に合格することはない。このような時代にあって、「役に立たない」とされるフランス文学やロシア文学、民俗学や美学を学びたいのはなぜなのか。考える必要がある。自分なりの答えを示す必要がある。

 

 

哲学しててもいいですか?

そのためのヒントとなる本を最後に紹介しておこう。

 

 

三谷尚澄 『哲学しててもいいですか? 文系学部不要論へのささやかの反論』 ナカニシヤ出版、2017.

 

 

人文学部志望者は、この本を読んでおこう。「役に立たない」学問の筆頭とされる哲学の存在意義を、社会の中の学問として新たに問い直し、模索している点で非常に学ぶべき点がある本だ。

 

また、ここまでの説明とは関係ないが、本書は「悟り世代」と呼ばれる現行の若者のあり方について、多分に示唆的な分析を行っている点でも非常に興味深く、ユニークな著作だ。以下、少し長いが引用しておこう。「悟り世代」と呼ばれる若者との付き合いに対して、懸念、危惧を抱いている人々も一読をおすすめする。

 

 

 何度も述べてきた通り、「悟り世代」と呼ばれる集団に属する若者たちの示す「安定志向」や「波風を立てない合理性」に対して、わたし自身は、批判と同情との入り混じった、ある種の混乱を含んだ印象を抱いている。そして、一面においては、「足ることを知り、泥臭いごたごたに巻き込まれることなく人生を乗り切る知恵」を有した「悟り世代」の若者たちが、自分たちの賢明な生き様に自尊心と誇りを見出すことには十分な根拠が認められる、ともわたし自身は考えている。

しかし、これも繰り返しになるが、彼ら/彼女らの肯定的な自己評価を可能にしているその「賢さ」が、「中間であることへの安住」のいわば不可避の裏面として、「自分が少数者や例外者ではないこと」を特権化する意識と結びつくとき、わたしはどうしても彼ら/彼女らの自尊心を支える正当化の論理にいくばくかの危うさを見出さずにはいられなくなるのである。

 

「――いや、「意識の高い」人たちって偉いなあって、もちろん思いますよ。「上を見る」人ってたしかに魅力的だと思うし、努力する人ってやっぱり偉いじゃないですか。ただ、正直、ぼくにはそんな能力もエネルギーもないし、ほどほどで十分だと思ってるんで、(そんなみっともないことは)やらないですけど(と一言つけたすことで自分のプライドは守る)」。

 

こういった形で立てられる、いわば尊大な中間優越主義とも呼ぶべき正当化の論理に対して、わたしはどうしてもそれを肯定的に評価するための理由を見出すことができないのである。

 

三谷尚澄 『哲学しててもいいですか? 文系学部不要論へのささやかの反論』 ナカニシヤ出版、2017、pp.64-65より。

 

 

 

 

潜龍舎ご案内(各種コース&受講料金等)

 

 

【全国対応】受験生が潜龍舎の指導を受けるべき3つの理由(小論文編)

 

【全国対応】受験生が潜龍舎の指導を受けるべき3つの理由(総合型選抜・学校推薦型選抜 対策編)【合格体験記】

 

 

 

 

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策指導を行う大手塾さん、たくさんあります。

この時期は、各大手塾さんもセミナーやら説明会やら実施していますので、のぞいてみてくださいね。ちなみに潜龍舎のセミナーは下記のとおり。

【全国対応】総合型選抜/学校推薦型選抜 合格プログラム オンラインセミナー【参加無料】

 

弊塾が以上の大手塾さんと異なるのは、学術論文を執筆する現役の哲学研究者であり、大学教員でもある代表の佐藤が、入試審査官である大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う点にあります。大学における学問や研究の観点から志望理由書作成指導や小論文指導を行う点が、他塾の指導者とは明確に異なり、大きな強みであると言えます。

また、弊塾の特徴としては、大手塾ではあり得ない一対一の完全個別指導です。大手塾のなかには、指導者一人で複数生徒の指導を同時間内に行うところもあるようです。しかし、過ごす時間や指導の密度は当然、個別指導のほうが高くなります。さらに、指導時間以外にもLINEやメールなどで随時質問対応が可能です。生徒との連絡を密に取りながら、生徒とともに伴走して臨むスタイルが弊塾の大きな特徴だと言えます。まとめましょう。

 

潜龍舎の指導の強み

1.大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う。

2.完全個別指導+随時質問対応可能

3.生徒の将来を考え、生徒の問題や課題に寄り添った指導を行う。

 

総合型選抜・学校推薦型選抜 志望者のみなさん、ぜひ、大手塾さんも見ていただいたうえで、弊塾のご利用をご検討いただければと存じます。しかし、潜龍舎では、職人気質の極めて強いプロのスタッフが、一人一人の生徒に、時間をかけて、丁寧に小論文や志望理由書、面接等の対策を行います。したがって、指導できる生徒数に限りがありますので、お早目のご相談、ご入会をお願いいたします。

 

 

オンラインでの無料ご相談・ご面談のお申し込みはこちら

 

 

総合型選抜 / 学校推薦型選抜 受験予定者 推奨参照記事

最初に「志」のお話

高校1,2年生ならびにその保護者の皆様へ―総合型選抜 / 学校推薦型選抜 対策はもう始まっている―(全3回)

総合型選抜・学校推薦型選抜 合格したいなら早期対策を!—合格の秘密①—

総合型選抜・学校推薦型選抜 合格したいなら早期対策を!—合格の秘密②—

総合型選抜・学校推薦型選抜 合格したいなら早期対策を!—合格の秘密③—

チャンスをいかせ!私大合格者の半分は総合型選抜 / 学校推薦型選抜 受験者です!

総合型選抜 / 学校推薦型選抜に対する誤解①

総合型選抜・学校推薦型選抜に対する誤解②

総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜に向いていない人

総合型選抜・学校推薦型選抜を受けようと考えている受験生へ【総合型選抜・学校推薦型選抜 対策方法の鍵】シリーズ

受験生が潜龍舎の指導を受けるべき3つの理由(AO・総合型選抜 / 学校推薦型選抜 対策編)

これから志望理由書を作成するあなたへ【総合型選抜 / 学校推薦型選抜 対策】

「勝つための」志望理由書をつくるために

【全国対応】総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜 対策始動 スターターキット!

その志望理由書で本当に大丈夫?

受験生が潜龍舎の指導を受けるべき3つの理由(小論文編)

高校1,2年生向け 【小論文道場】

高校1、2年生向け 小論文を書くために読んでおきたい本

圧倒的文圧を持つ小論文の書き方

 

潜龍舎ご案内

 

【全国対応】潜龍舎オンライン指導風景

 

【全国対応】大学入試 小論文 模範解答作成を請け負います

 

 

潜龍舎 大学受験 進学先

2018

慶應義塾大学 法学部

同志社大学 心理学部

愛知医科大学 医学部

順天堂大学 医療看護学部

京都府立医科大学 医学部看護学科

奈良県立大学 医学部看護学科

 

2019

慶應義塾大学 法学部(FIT入試)

東京学芸大学 E類教育支援課程 ソーシャルワークコース

東京学芸大学 E類教育支援課程 表現教育コース

横浜市立大学 国際商学部

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

独協大学 外国語学部 英語学科

日本女子大学 文学部 史学科

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 保健看護学部

大東文化大学 スポーツ科学部

国際武道大学 体育学部

 

2020

早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ

慶應義塾大学 通信教育課程 文学部

上智大学 神学部 神学科

上智大学 文学部 英文学科

青山学院大学 地球社会共生学科

東洋大学 ライフデザイン学部人間環境デザイン学科

津田塾大学 学芸学部 国際関係学科

東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科

国士館大学 体育学部 スポーツ医科学科

 

2021

東京学芸大学 教育学部 B類 中等教育教員養成課程 理科専攻

東京学芸大学 教育学部 C類 特別支援教員養成課程

慶應義塾大学 総合政策学部

上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科

明治大学 商学部

東洋大学 ライフデザイン学部 生活支援学科

東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科

日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科

日本女子大学 家政学部 住居学科

日本体育大学 スポーツ文化学部 スポーツ国際学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 初等教育学科

玉川大学 芸術学部 メディア・デザイン学科

北里大学 看護学部

目白大学 保健医療学部 理学療法学科

帝京科学大学 医療科学部 理学療法学科

 

 

潜龍舎LINE@にて、総合型選抜・学校推薦型選抜

についてご相談、質問等、随時お受けしております。

友達追加の上、お気軽にお問い合わせください。

友だち追加

 

オンラインでの無料ご相談・ご面談のお申し込みはこちら

 

 

潜龍舎 小論文『十の奥義』

 

オンラインでの無料ご相談・ご面談のお申し込みはこちら

 

【AO・推薦入試小論文対策専門塾 潜龍舎】AO・推薦入試対策 相談受付中!

小論文を中心にアカデミックスキルに熟達した専門スタッフが指導するAO・推薦入試対策専門塾。双方向通信システムZOOMを用いた全国対応。「志」のある受験生のみなさん、学校の先生や予備校のスタッフにはできない専門指導によって、適切な対策を行いAO・推薦入試に臨み、合格を勝ち取りましょう。

Facebook Twitter