総合型選抜・学校推薦型選抜の志望理由書・自己推薦書対策

志望理由書・自己推薦書とは?
志望理由書・自己推薦書は、総合型選抜・学校推薦型選抜において、「なぜこの大学で学びたいのか」「大学で何を学び・研究したいのか」「将来何を成し遂げたいのか」「そのために高校時代までに何をしてきたのか」を大学に伝えるための重要な出願書類です。
たんに「この大学に入りたい」という熱意や、自分の長所・活動実績を並べればよいわけではありません。大学側はこれらの書類を通して、受験生の問題意識や将来の志、これまでの経験、大学での学びとのつながり、そして大学が求める学生像とのマッチングなどを確認します。
そのため、志望理由書・自己推薦書では、「過去の経験」→「現在の問題意識」→「大学での学び・研究」→「将来の志」が一本のストーリーとしてつながっていることが重要です。
大学教員は志望理由書・自己推薦書の何を見ているのか
大学教員は、志望理由書・自己推薦書を単なる「大学への志望動機」や「高校時代の実績を紹介する書類」として読んでいるわけではありません。
総合型選抜・学校推薦型選抜では、提出された書類を通して、「この受験生は大学で何を学びたいのか」「なぜそれを学びたいのか」「これまでどのような経験をし、何を考えてきたのか」「将来何を成し遂げようとしているのか」を確認します。
特に重要なのは、次のような点です。
1.将来に対する「志」があるか
単に「教師になりたい」「国際的に活躍したい」といった職業や夢を述べるだけでは十分ではありません。
その職業に就いて何を実現したいのか、どのような社会的課題に取り組みたいのかまで考えられているかが重要です。
2.問題意識が「自分事」になっているか
「環境問題を解決したい」「貧困問題に関心がある」と書くだけでは、そのテーマをなぜ自分が扱うのかが分かりません。
自分自身の経験や活動、読書、探究などを通して、なぜその問題に関心を持つようになったのかを説明できることが大切です。
3.大学で学ぶことに「必然性」があるか
「興味があるので学びたい」だけではなく、自分の志を実現するために、なぜ大学でその学問を学び、研究する必要があるのかが説明できているかも重要なポイントです。
将来の志と大学での学びが一本の線でつながっている必要があります。
4.「なぜこの大学なのか」が明確か
大学名だけを別の大学に置き換えても成立する志望理由書では、十分な志望理由とはいえません。
学部・学科の特色、カリキュラム、研究分野、ゼミ、大学教員などを調べ、自分が取り組みたい研究と、その大学で学べることが具体的に結びついているかが問われます。
5.これまでの経験・活動と志がつながっているか
部活動、生徒会、ボランティア、探究活動、留学、資格などは、数が多ければよいわけではありません。
重要なのは、その経験から何を学び、それが現在の問題意識や将来の志にどうつながったのかを説明できることです。
大学教員が見ているのは、華々しい実績そのものというより、「その経験があなたにとってどのような意味を持っているのか」なのです。
つまり、志望理由書・自己推薦書で重要なのは、
「過去の経験」→「現在の問題意識」→「大学での学び・研究」→「将来の志」
が一貫したストーリーとしてつながっていることです。
潜龍舎では、完成した文章を表面的に添削するだけではなく、この一連のつながりを受験生と一緒に掘り下げるところから、志望理由書・自己推薦書の作成指導を行っています。
合格する志望理由書・自己推薦書に必要な10のポイント
合格する志望理由書・自己推薦書を作るために重要なのは、文章を上手に書くことだけではありません。
大学側が知りたいのは、「この受験生は何を目指し、なぜそれを目指すようになり、そのためにこれまで何をしてきて、大学で何を学び、将来どのようなことを実現しようとしているのか」**ということです。
そのためには、自分自身の経験、問題意識、活動実績、大学での学び、将来の志をバラバラに書くのではなく、一つの論理的なストーリーとしてつなげることが必要です。
潜龍舎がこれまで志望理由書・自己推薦書の作成指導を行ってきた経験から、特に重要だと考えているのが、次の10のポイントです。
1.「将来なりたい職業」ではなく「将来成し遂げたいこと」を書く
「教師になりたい」「弁護士になりたい」「国際機関で働きたい」といった職業上の夢だけで終わらせないことが重要です。
その職業や立場を通して、「誰のために、どのような問題に取り組み、何を実現したいのか」まで考えます。
単なる「夢」を、自分が将来成し遂げたい「志」へと発展させることが、志望理由書を作る第一歩です。
2.「過去―現在―未来」を一本につなげる
説得力のある志望理由書には、一貫した流れがあります。
過去にどのような経験をしたのか。
そこから何を感じ、どのような問題意識を持ったのか。
現在、その問題について何を考え、どのような行動をしているのか。
大学では何を学び・研究したいのか。
そして将来、何を実現したいのか。
これらが一本の線でつながることで、「なぜあなたがこの大学を志望するのか」という必然性が生まれます。
3.「自分事」として語れる問題意識を持つ
「貧困をなくしたい」「環境問題を解決したい」「教育格差に関心がある」といった社会問題を挙げるだけでは、十分な志望理由にはなりません。
重要なのは、「なぜ自分がその問題に取り組みたいのか」です。
自分自身の経験、活動、身近な出来事、読書、探究などとの接点を掘り下げ、その問題が自分にとってどのような意味を持つのかを明確にします。
4.問題意識を具体的な「問い」にまで深める
「少子高齢化が問題だ」「ジェンダーについて研究したい」といった大きなテーマだけでは、大学で何を研究したいのかが明確になりません。
その問題のどの部分に疑問を持っているのか、何を明らかにしたいのかまで掘り下げます。
漠然とした「興味」を、大学で探究できる具体的な「問い」へ変えていくことが必要です。
5.社会問題は「リサーチ」してから語る
自分の思いつきやインターネット上の表面的な情報だけで社会問題を語らないことも重要です。
関連する書籍、論文、統計資料、公的機関のデータなどを調べ、現在どのような状況にあり、なぜその問題が生じ、どのような対策が行われているのかを理解します。
「私はこう思う」だけではなく、「現実はどうなっているのか」を踏まえて考える姿勢が求められます。
6.「大学で学びたい」ではなく「大学で学ぶ必要がある」と説明する
「心理学に興味があるので学びたい」「国際関係について勉強したい」といった願望だけでは、大学への志望理由として十分ではありません。
自分の志を実現するためには、なぜその学問を専門的に学ぶ必要があるのかを説明します。
「学びたい」という希望を、「自分の目標を実現するためには、この学びが必要である」という必然性へ変えることがポイントです。
7.「なぜこの大学なのか」を具体的に説明する
大学の知名度や偏差値、「教育環境が充実している」「国際性がある」といった一般的な理由だけでは、その大学でなければならない理由にはなりません。
カリキュラム、授業、研究領域、ゼミ、研究室、大学教員などを具体的に調べ、自分が大学で研究したいことと、その大学で実際に学べることを結びつけます。
「どの大学でも通用する志望理由書」にしないことが重要です。
8.活動実績は「数」ではなく「意味」を書く
部活動、生徒会、ボランティア、探究活動、留学、コンテスト、資格取得などを数多く並べても、それだけで高く評価されるとは限りません。
大学側が知りたいのは、「その経験から何を学び、自分がどう変化し、それが現在の問題意識や将来の志にどうつながったのか」です。
活動実績を単なる経歴としてではなく、自分の志や成長を裏づける経験として位置づけることが重要です。
9.大学のアドミッション・ポリシーとの接点を意識する
総合型選抜・学校推薦型選抜では、「自分が大学に入りたい」という一方的な思いだけではなく、「大学がどのような学生を求めているのか」を理解する必要があります。
大学・学部のアドミッション・ポリシーを確認し、自分の経験、能力、問題意識、将来の志が、大学の求める学生像とどのように重なるのかを考えます。
志望理由書は、受験生から大学への一方的なラブレターではなく、「自分と大学とのマッチング」を示す書類でもあります。
10.すべてを一本のストーリーとしてつなげる
最後に最も重要なのが、これまでの要素をバラバラに書かないことです。
過去の経験
↓
問題意識
↓
現在の活動・探究
↓
大学で研究したいこと
↓
なぜその大学なのか
↓
将来成し遂げたいこと
という因果関係が成立していることで、志望理由書全体に説得力が生まれます。
良い志望理由書とは、立派な言葉を並べた文章ではありません。読み終えた大学教員が、「なるほど。だからこの受験生は、この大学・学部で学ぶ必要があるのか」と納得できる文章です。この一貫性こそが、合格する志望理由書・自己推薦書を作るうえで最も重要なポイントです。
総合型選抜・学校推薦型選抜の志望理由書・自己推薦書対策
「添削」だけでは合格する志望理由書は作れない
志望理由書・自己推薦書の指導というと、受験生が書いた文章を先生が読み、表現を直したり、誤字脱字を修正したりする「添削」をイメージする方も多いかもしれません。
もちろん、文章を推敲し、読みやすく分かりやすい表現に整えることは必要です。しかし、文章表現をいくらきれいにしても、その中身そのものが十分に練られていなければ、説得力のある志望理由書にはなりません。
志望理由書で本当に重要なのは「何を書くか」
例えば、
「将来は教師になりたいので、貴学の教育学部を志望します」
という文章があったとします。
この文章をどれだけ上手な表現に書き換えても、
なぜ教師になりたいのか。
教師になって何を実現したいのか。
どのような教育上の問題に関心があるのか。
なぜその問題に関心を持つようになったのか。
その問題についてこれまで何を調べ、何をしてきたのか。
大学では何を研究する必要があるのか。
なぜその大学・学部でなければならないのか。
といった「中身」がなければ、志望理由書としての説得力は生まれません。
つまり、志望理由書作成で最初に取り組むべきなのは、文章を書くことではなく、「自分は何を書くべきなのか」を考えることなのです。
「書く前」の準備が志望理由書の質を決める
説得力のある志望理由書を作るためには、文章を書き始める前に、
自分自身の経験を振り返ること、将来の志を考えること、問題意識を掘り下げること、関連する社会問題を調べること、書籍や資料を読むこと、大学・学部・大学教員について調査すること
など、多くの準備が必要になります。
こうした過程を経て初めて、
「なぜ自分がこの問題に取り組むのか」
「大学で何を研究したいのか」
「なぜこの大学でなければならないのか」
「その学びを将来どのように生かしたいのか」
という問いに、自分自身の言葉で答えられるようになります。
志望理由書は「作文」ではなく「思考の結果」
志望理由書を書くというと、「どう書けば上手に見えるか」を考えてしまいがちです。
しかし、本当に重要なのは、表現の巧みさではありません。
自分自身について考え、社会について調べ、大学について研究し、それらを一つの論理として組み立てること。
その思考の結果を文章として表したものが、志望理由書です。
そのため、完成した文章だけを見て、「この表現を変えましょう」「この文章を追加しましょう」と修正するだけでは、本質的な志望理由書指導にはなりません。
潜龍舎は「文章を書く前」から指導します
潜龍舎では、完成した志望理由書を受け取って文章表現だけを直すのではなく、志望理由書を書く前の段階から受験生と一緒に考えることを重視しています。
「あなたは将来、何を成し遂げたいのか」
「なぜ、その問題に関心を持ったのか」
「その問題について、どこまで調べているのか」
「大学では何を研究する必要があるのか」
「なぜ、その大学でなければならないのか」
こうした問いについて対話を重ねながら、受験生自身の考えを掘り下げていきます。
そして、必要に応じて読書やリサーチ、探究、大学・学部・大学教員の研究などを行い、志望理由書に書くべき「中身」を作ったうえで文章化していきます。
だからこそ潜龍舎では、志望理由書・自己推薦書対策を単なる「添削指導」とは考えていません。
志を見つけ、問題意識を深め、大学での学びと将来を結びつけ、それを自分自身の言葉で表現できるようにする。
そこまで含めて初めて、志望理由書・自己推薦書の「作成指導」であると考えています。
潜龍舎の志望理由書・自己推薦書対策――独自の「8phasesメソッド」
潜龍舎では、志望理由書・自己推薦書を単に「書いて、添削して、書き直す」という方法では作成しません。
合格する志望理由書を作るためには、文章を書き始める前に、「将来何を成し遂げたいのか」「なぜその問題に取り組みたいのか」「大学で何を研究する必要があるのか」「なぜその大学でなければならないのか」を一つひとつ明確にしていく必要があります。そこで潜龍舎では、志望理由書・自己推薦書の作成過程を8つの段階に分けた、独自の「8phasesメソッド」による指導を行っています。完成した文章を表面的に整えるのではなく、受験生自身の経験や問題意識を掘り下げ、「志」から大学での研究、活動実績、文章化までを段階的に組み立てていくことが、このメソッドの特徴です。
Phase 1 総合型選抜・学校推薦型選抜という入試を理解する
最初に行うのは、志望理由書を書くことではありません。
まず、総合型選抜・学校推薦型選抜とはどのような入試なのか、大学は何を評価し、どのような学生を求めているのかを理解します。総合型選抜・学校推薦型選抜では、たんに高校時代の成績や活動実績だけが評価されるわけではありません。志望理由書、小論文、面接、活動実績などを通して、受験生の問題意識、学習意欲、思考力、将来の志、大学との適合性などが総合的に評価されます。まず「何のために志望理由書を書くのか」を理解することが、その後のすべての出発点になります。
Phase 2 「志」を明確にする
次に考えるのが、「自分は将来、何を成し遂げたいのか」です。「教師になりたい」「弁護士になりたい」「国際機関で働きたい」といった職業上の夢だけではなく、その職業や立場を通して、誰のために、どのような問題に取り組み、どのような社会を実現したいのかまで掘り下げて考えます。志望理由書全体の出発点となるのが、この「志」です。
Phase 3 「問題意識」を掘り下げる
志が見えてきたら、その背景にある問題意識を掘り下げます。
ここで重要なのは、社会問題を単なる「興味のあるテーマ」として扱わないことです。
「なぜ自分がその問題に関心を持ったのか」
「どのような経験がその問題意識につながったのか」
「なぜ自分がその問題に取り組みたいと思うのか」
を、自分自身の過去の経験や活動、価値観などと結びつけて考えます。
社会問題を「誰かの問題」から「自分が取り組むべき問題」へ変えていく段階です。
Phase 4 問題について調べ、アプローチを考える
問題意識が明確になったら、その問題について本格的にリサーチします。
関連する書籍、論文、統計資料、公的機関のデータなどを調べ、
現在どのような状況なのか
なぜその問題が生じているのか
これまでどのような対策が行われてきたのか
既存の対策にはどのような課題があるのか
などを考えます。
そして、「自分ならその問題にどのような立場からアプローチしたいのか」を検討します。
ここで、漠然とした社会への関心が、大学で探究すべき具体的なテーマや「問い」へと変わっていきます。
Phase 5 大学で「何を学ぶ必要があるのか」を明確にする
次に、自分の志や問題意識と、大学での学びを結びつけます。
重要なのは、
「興味があるから大学で学びたい」
で終わらせないことです。
自分が取り組みたい問題を解決し、将来の志を実現するためには、
どのような専門知識が必要なのか
どのような学問から問題を考える必要があるのか
大学では何を研究する必要があるのか
を明確にします。
「大学で学びたい」という願望を、「自分の志を実現するためには大学でこれを学ばなければならない」という必然性へと変えていきます。
Phase 6 自分と大学との「マッチング」を考える
大学で研究したいことが明確になったら、次は志望大学について徹底的に調べます。大学・学部のカリキュラム、授業、研究領域、ゼミ、研究室、大学教員、アドミッション・ポリシーなどを調査し、
「自分が研究したいことを、本当にこの大学で研究できるのか」
を確認します。
「有名な大学だから」「校風に魅力を感じたから」「建学の精神に共感したから」「設備が充実しているから」ではなく、
自分の志・研究テーマと、その大学が提供している学びとの具体的な接点を見つけます。
ここで初めて、「なぜ他大学ではなく、この大学なのか」という説得力のある志望理由が生まれます。
Phase 7 活動実績と「志」を結びつける
次に、高校生活までの活動を振り返ります。部活動、生徒会、ボランティア、探究活動、留学、資格、コンテスト、読書、個人的な取り組みなどを整理します。ただし、活動実績を数多く並べることが目的ではありません。
重要なのは、
「その活動をなぜ行ったのか」
「そこから何を学んだのか」
「自分の考えや行動がどう変化したのか」
「現在の問題意識や将来の志とどうつながっているのか」
を明らかにすることです。
活動実績を単なる「実績」ではなく、自分がこれまで何を考え、どのように行動してきたのかを示す証拠として位置づけます。
Phase 8 すべてを一つのストーリーとして文章化する
Phase 1~7までの準備ができて、ようやく本格的な文章作成に入ります。
ここまでに整理してきた、
過去の経験
↓
問題意識
↓
現在までの活動・探究
↓
大学で研究したいこと
↓
なぜその大学なのか
↓
将来成し遂げたいこと
を、一つの論理的なストーリーとして構成します。
そのうえで、文章の順序、論理展開、具体性、表現、語彙、文字数などを確認し、何度も推敲を重ねます。
潜龍舎では、講師が「正解の文章」を作って受験生に渡すのではなく、対話を通して受験生自身の考えを引き出し、それを本人が自分の言葉で表現できるところまで指導することを重視しています。
「書く技術」ではなく、「考える過程」から指導する
8phasesメソッドで最も大切にしているのは、志望理由書をたんなる作文として扱わないことです。
志を考える。
自分自身の経験を振り返る。
社会について調べる。
問題について考える。
大学について調べる。
大学での研究と将来を結びつける。
そして、それを自分の言葉で表現する。
この一連のプロセスそのものが、潜龍舎の志望理由書・自己推薦書対策です。
そのため潜龍舎では、完成した文章の「添削」だけではなく、志望理由書に書くべき中身を作るところから、受験生一人ひとりと完全個別で取り組んでいます。
現役研究者だからできる志望理由書・自己推薦書指導
総合型選抜・学校推薦型選抜の志望理由書では、「この大学に入りたい」という熱意だけでなく、「大学で何を学び、何を研究したいのか」を具体的に示すことが求められます。
しかし、高校生が自分一人で研究テーマを設定し、専門的な学問とのつながりを考え、さらに大学・学部・教員とのマッチングまで検討することは簡単ではありません。
潜龍舎では、博士号を有し、現在もそれぞれの専門分野で研究活動を行っている現役研究者が指導を担当します。
たんなる文章添削ではなく、「大学で学問をするとはどういうことなのか」という視点から、志望理由書・自己推薦書の内容そのものをいっしょに考えていくことが、潜龍舎の大きな特徴です。
「興味のあるテーマ」を「大学で研究できる問い」へ
高校生が最初に挙げるテーマは、
「教育格差について研究したい」
「環境問題について学びたい」
「ジェンダー問題に興味がある」
といった、比較的大きなテーマであることが少なくありません。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。しかし、大学で研究するためには、そこからさらに、
「その問題の何に疑問を感じているのか」
「何を明らかにしたいのか」
「どのような学問からアプローチするのか」
を考える必要があります。
研究者による指導では、受験生との対話を重ねながら、漠然とした「興味・関心」を、大学で実際に探究することのできる具体的な「問い」へと深めていきます。
必要な「リサーチ」の方法から指導する
説得力のある志望理由書を作るためには、自分の考えだけで社会問題や研究テーマを語るのではなく、先行する議論や客観的な資料を調べる必要があります。
そこで潜龍舎では、テーマに応じて、
どのような書籍を読むべきか
どのような資料・統計を調べるべきか
どのようなキーワードで調査すればよいか
調べた内容をどのように整理すればよいか
といった、リサーチの進め方についても指導します。
たんに「本を読みなさい」「もっと調べなさい」で終わらせるのではなく、何を、なぜ、どのように調べる必要があるのかを一緒に考えます。
大学・学部・大学教員とのマッチングまで考える
志望理由書では、「なぜこの大学なのか」を具体的に説明する必要があります。
そのためには、大学のパンフレットやWebサイトを見るだけではなく、
学部・学科ではどのような学問を扱っているのか
どのようなカリキュラムになっているのか
どのような研究をしている教員がいるのか
自分の研究テーマをどの分野から研究できるのか
まで調べることが重要です。
潜龍舎では研究者の視点から、受験生が取り組みたいテーマと、志望大学で行われている教育・研究との接点を検討します。
これによって、
「この大学が有名だから行きたい」
ではなく、
「自分が将来取り組みたい問題を研究するためには、この大学・学部でこのような学びが必要である」
という、より具体的で説得力のある志望理由を作っていきます。
大学教員に「伝わる」志望理由書を考える
志望理由書を読むのは、基本的に大学で教育・研究に携わる大学の専任教員です。
そのため、重要なのは高校生らしさを失って難しい専門用語を並べることではなく、自分が何を問題だと考え、大学で何を学び、その先に何を目指しているのかを、筋道立てて説明できることです。
潜龍舎では研究活動を行う立場から、
「この研究テーマは具体的になっているか」
「この問いは大学での学びにつながっているか」
「この大学を選ぶ理由に学問的な根拠があるか」
「志と研究テーマに一貫性があるか」
といった点を確認しながら、内容を深めていきます。
難しい文章を書かせることが目的ではありません
「研究者が指導する」と聞くと、難しい専門用語を使った高度な文章を書かせる指導を想像されるかもしれません。
しかし、潜龍舎が目指しているのはその反対です。
重要なのは、受験生が理解していない専門用語を並べることではなく、自分で調べ、自分で考え、自分自身の言葉で説明できることです。面接では、志望理由書に書いた内容について大学教員からさらに質問されることもあります。そのとき、自分自身で考えていない内容を書いていれば、十分に説明することはできません。だからこそ潜龍舎では、講師が「立派な志望理由書」を代わりに作るのではなく、受験生自身が考えを深め、それを自分の言葉で表現できるようになるまで伴走することを大切にしています。現役研究者による指導の目的は、志望理由書を難しくすることではありません。
受験生の「興味」を「問い」へ、「学びたい」を「学ぶ必要がある」へ、そして「この大学に行きたい」を「この大学でなければならない」へと深めていくこと。
それが、潜龍舎が考える「現役研究者だからできる志望理由書・自己推薦書指導」です。
志望理由書・自己推薦書の指導事例・合格事例
潜龍舎では、これまで総合型選抜・学校推薦型選抜を受験する高校生の志望理由書・自己推薦書作成を数多く指導してきました。受験生が最初から明確な「志」や研究テーマを持ち、完成度の高い志望理由書を書けているケースはほぼありません。
「将来やりたいことがまだはっきりしていない」
「興味のある社会問題はあるけれど、大学で何を研究したいのか分からない」
「活動実績はいろいろあるけれど、志望理由書にどう結びつければよいのか分からない」
「志望大学は決まっているけれど、なぜその大学でなければならないのか説明できない」
といった状態から指導を始める受験生の方が普通です。
潜龍舎では、こうした受験生に完成した文章を渡すのではなく、対話、リサーチ、読書、大学研究などを重ねながら、本人の経験の中から問題意識を見つけ、将来の志、大学で研究したいこと、志望大学との接点を指導時の対話を通じて一つひとつ組み立てていきます。
以下では、実際の指導がどのように進んでいくのか、合格者の事例をもとにご紹介します。
CASE 1 「将来やりたいこと」が漠然としていたケース
志望大学・学部:[慶應義塾大学・法学部]
指導開始時の状況
ひたすら「先生、あたし弁護士になりたい!」と曰うだけのギャルでした。なぜ弁護士なのか、 なぜ法律なのか、将来何を実現したいのか、大学で何を研究したいのかが明確になっていなかった。
潜龍舎で行ったこと
本人のこれまでの経験や関心について対話を重ね、「なぜ弁護士になりたいのか、なって何を成し遂げたいのか」を掘り下げました。さらに、関連する書籍・資料のリサーチや大学・学部研究を行い、漠然としていた関心を具体的な問題意識へと発展させていきました。
志望理由書はどう変わったか
「弁護士になりたい」という内容から、「企業内弁護士として、働くひとの味方になりたい!」という明確な志を示すことができるようになった。
志望理由書のbefore→After
・before(初回指導時の草稿)
私の両親はともに法学部出身であり、小さい頃から法律に興味を持っていました。そうした環境の中にあったので、自然と弁護士を目指していました。大学では、司法試験の勉強をして、企業の弁護士をしたいです。
・after(出願時の志望理由書より抜粋)
卒業後は、一般企業に就職し法務部で、企業内弁護士として働きたいと考えている。大学時代に学んだことを活かし、法令順守の徹底を図った上で、労働環境の改善や整備を行っていきたい。そのために、日本における優良企業や海外の労働環境についての調査・研究を行いたいと考えている。そして、労災事件がもう二度と起こらないように目を光らせていきたい。働くことは、生きるという人間の営みの中でも中心的な活動である。だからこそ、この労働という営みが健全に行われることによって、生きることも充実すると考える。したがって、私は、人々が快適に働くことができるような環境づくりを目指し、「働く人の味方」として活躍していけたらと思う。
結果
[慶應義塾大学 法学部 FIT入試 合格]
CASE 2 活動実績はあるが、志望理由につながっていなかったケース
志望大学・学部:[同志社大学・社会学部]
指導開始時の状況
不登校の経験、フリースクールの開設準備のボランティアや運営など複数の経験を持っていましたが、それらを志望理由書に並べるだけになっており、「なぜその経験が大学での学びにつながるのか」が十分に説明できていませんでした。
潜龍舎で行ったこと
活動を単なる「実績」として見るのではなく、
なぜその活動をしたのか
何を経験したのか
そこから何に気づいたのか
自分の考えがどう変わったのか
を一つひとつ振り返りました。
その結果、複数の活動の背景に共通する本人の問題意識が見えてきました。
志望理由書はどう変わったか
活動実績の羅列ではなく、
「経験」→「気づき」→「問題意識」→「大学での研究」→「将来の志」
という一貫したストーリーとして再構成しました。
志望理由書のbefore→After
・before(初回指導時の草稿)
フリースクールやオンライン塾などの現在携わっている活動の中で、学生の立場や背景を尊重した自己理解の支援を行いたい。その中で、文章解析やワーク前後のアンケートなどを通し、孤独感にどのような変化があるかを検証する。そして、個人が自分の価値を外の環境や関係性の中に見出していくプロセスの分析に活用し、支援の改善を繰り返す。また、不登校経験者やそのご家族・支援者などを対象に不登校問題との向き合い方や当事者との関わり方をテーマとする座談会の機会を設ける。当事者や支援者の語りを分析することで、支援の質の向上にも繋げたい。自己理解を通して生活満足度が向上した私の経験が、次の当事者のものになるためのきっかけをもたらす存在でありたい。そのために、中学校・高校などで自己理解と孤独のリスクに関する情報発信を行ったり、学校・地域のフリースクールなどと連携し、誰孤独や孤立の早期発見・介入に繋げたい。不登校に悩む生徒本人へのアプローチを考えています。
・after(出願時の志望理由書より抜粋)
私は当事者と支援者という二つの観点から不登校問題を見つめ、その改善には学校内外の情報交換に加え、生徒が納得して支援を選択できる環境が必要であると考えるようになった。実際に不登校気味の中学生と関わった際には、当時の私と同じように言葉にできない苦しさを抱える姿に触れ、学校と外部資源をつなぐ存在の必要性を痛感した。「居場所を整え、生活の基盤を共に築く」という支援は、学校という現場に根ざすスクールソーシャルワーカーだからこそ担える役割だと考える。したがって、将来は環境調整を専門とするスクールソーシャルワーカーとして、若者が孤立せず、自己理解に基づいて歩める社会の実現を志すに至った。そのために大学では、「子どもたちが適切な支援を選択するために効果的な自己理解支援の方法について」をテーマとして研究をしたい。したがって、対人援助論や規範理論的研究をご専門とする〇〇〇〇先生のもとで学ぶことが不可欠である。というのも、当事者から支援者へと歩み出す私にとって、持続的に教育現場で実践を続けるための支援者の視点を学ぶことができると考えるからである。以上の私の志と学びの目的から、貴学社会学部社会福祉学科への進学を強く希望する。
結果
[同志社大学 社会学部 社会福祉学科 学校推薦型選抜 合格]
CASE 3 「なぜこの大学なのか」を説明できなかったケース
志望大学・学部:[横浜国立大学・教育学部]
指導開始時の状況
将来やりたいことや問題意識は比較的明確でしたが、「なぜその大学なのか」という部分が、
「教育環境が充実しているから」
「幅広く学べるから」
「オープンキャンパスで魅力を感じたから」
といった一般的な理由にとどまっていました。
潜龍舎で行ったこと
本人が大学で研究したいテーマを整理したうえで、志望大学のカリキュラム、授業、研究分野、ゼミ、研究室、大学教員などを調査しました。
そして、「自分が研究したいこと」と「その大学で実際に行われている教育・研究」の接点を探しました。
志望理由書はどう変わったか
「この大学に入りたい」という説明から、
「自分の志を実現するためには数学教育のあり方について研究する必要があり、その研究を行うために、この大学の△△先生のもとで学ぶことが必要である」
という、大学を選ぶ必然性のある志望理由へと変化しました。
志望理由書のbefore→After
・before(初回指導時の草稿)
横浜国立大学では、一年次の春と秋に教職入門、二年次にスクールデイ実践、三年次に教育実習、四年次に教職実践演習というカリキュラムが組まれており、実践性を磨くという点で魅力的である。一年次から子どもと関わる教育実地研修や多様な地域活動によってコミュニケーション能力を培うことができ、教員を目指す上で最適な環境であると考えた。以上の理由から、私は横浜国立大学への進学を希望する。
・after(出願時の志望理由書より抜粋)
私は、生徒自身が「なぜだろう」、「どうなっているのだろう」という問いを持ち、その問いに生徒とともに向き合い、生徒たちと協働して答えを出すことによって、数学のおもしろさや魅力を皆で体感できる授業づくりを目指したいと考えている。したがって、「いかにして数学の魅力を実感させ、問いを生じさせるような学習指導の工夫を行えるのか」、これが私が大学で探求したいテーマとなった。貴学部数学科の◯◯◯◯先生のご著書では、授業づくりの心構えとして、まさにこの生徒の問いを軸とした数学学習のあり方に迫っており、私の目指す数学教育のあり方について、◯◯先生から深く学ぶことができると考えた。以上の私の志と学びの目的から、貴学への進学を強く希望する。
結果
[横浜国立大学 教育学部 学校推薦型選抜 合格]
合格者に共通するのは「華々しい実績」ではありません
総合型選抜/学校推薦型選抜というと、
「全国大会に出場していなければならない」
「海外留学をしていなければならない」
「特別なボランティア活動をしていなければならない」
と考える高校生もいるかもしれません。
しかし、志望理由書で重要なのは、活動の華やかさだけではありません。
大切なのは、自分自身の経験について深く考え、そこから生まれた問題意識を大学での学び、そして将来の志へとつなげられるかどうかです。一見するとごく普通に思える高校生活の中にも、その人だからこそ語ることのできる経験があります。
潜龍舎では、その経験を一緒に振り返りながら、
「なぜ自分がこの問題に取り組むのか」
「大学で何を研究する必要があるのか」
「なぜこの大学でなければならないのか」
「将来何を成し遂げたいのか」
を明確にし、その受験生にしか書けない志望理由書・自己推薦書を作り上げていきます。
志望理由書・自己推薦書対策はいつから始めるべき?
志望理由書・自己推薦書対策は、できるだけ早く始めることをおすすめします。
特に総合型選抜・学校推薦型選抜を第一志望の受験方法として考えている場合、理想的には高校1・2年生の段階から準備を始め、高校3年生になる頃には本格的な志望理由書作成へ移れる状態を目指したいところです。
なぜなら、志望理由書は出願直前に文章を書くだけで完成するものではないからです。
志望理由書を書く前に、やるべきことがたくさんある
説得力のある志望理由書を作るためには、
将来何を成し遂げたいのかを考えること
自分自身の経験を振り返ること
問題意識を見つけ、深めること
関連する書籍や資料を読むこと
探究活動や課外活動に取り組むこと
大学・学部について調べること
大学教員や研究分野について調べること
大学で研究したいテーマを考えること
など、文章を書く前に多くの準備が必要です。
これらは、数日や数週間で簡単に済ませられるものではありません。
特に、問題意識を深めたり、読書やリサーチを重ねたり、実際に活動したりするためには、ある程度の時間が必要です。
高3の夏から「何を書くか」を考え始めるのでは遅い
総合型選抜・学校推薦型選抜では、夏から秋にかけて出願準備が本格化する大学もあります。
その時期になって初めて、
「将来やりたいことが分からない」
「活動実績がない」
「大学で何を研究したいのか決まっていない」
「なぜこの大学なのか説明できない」
という状態では、志望理由書を書く以前の準備に多くの時間を使うことになります。
さらに高校3年生になると、学校の授業や定期試験、模試、英語資格、小論文、面接、一般選抜の勉強なども重なります。
だからこそ、出願直前に志望理由書だけを何とかしようとするのではなく、その「材料」を早い段階から準備しておくことが重要です。
高1・高2では「志望理由書を書く」必要はない
ただし、高校1年生や2年生の段階から完成した志望理由書を書き始める必要はありません。
むしろ、この時期に大切なのは、志望理由書に書ける経験や問題意識を育てることです。
例えば、
興味のあるテーマについて本を読む。
ニュースをきっかけに社会問題を調べてみる。
学校の探究活動を深めてみる。
興味のあるイベントや課外活動に参加する。
大学のオープンキャンパスへ行く。
興味のある学問について調べる。
将来自分が何をしたいのかを少しずつ考える。
こうした経験の積み重ねが、後の志望理由書の「材料」になります。
高校1・2年生では「書く準備」をし、高校3年生になったら「文章として組み立てる」という考え方がよいでしょう。
高3なら、3~4月から本格的な対策を
高校3年生で総合型選抜・学校推薦型選抜を受験することが決まっているのであれば、3~4月頃から本格的な対策を始めることをおすすめします。
この時期から、
志の明確化
問題意識の掘り下げ
関連分野のリサーチ・読書
活動実績の整理
大学・学部研究
研究テーマの検討
志望理由書の構成
文章作成・推敲
を段階的に進めていけば、出願直前になって慌てる可能性を減らすことができます。
また、志望理由書を作る過程で明確になった問題意識や研究テーマは、小論文・面接・プレゼンテーションなどの対策にもつながります。
その意味でも、志望理由書対策を早めに始めることには大きな意味があります。
高3の夏からでは、もう間に合わない?
「すでに高3の夏だけれど、今からでは遅いのでしょうか」という相談もあります。
もちろん、早く始めるに越したことはありません。しかし、開始時期が遅いという理由だけで、総合型選抜を諦める必要はありません。
重要なのは、現在の準備状況を正確に確認することです。
すでに明確な問題意識や活動実績があり、大学研究も進んでいる受験生と、これから志や研究テーマを考え始める受験生とでは、必要な準備期間が大きく異なります。
そのため、
「高3の○月なら間に合う・間に合わない」
と一律に判断するのではなく、
志望大学の出願時期と選抜内容、現在の活動実績、問題意識、研究テーマ、志望理由書の進捗状況などを確認したうえで判断することが大切です。
志望理由書対策は「早く書き始めること」ではない
志望理由書対策を早く始めるということは、単に早い時期から原稿用紙に文章を書き始めるという意味ではありません。
経験する。
読む。
調べる。
考える。
行動する。
大学を知る。
自分自身を振り返る。
こうした時間を十分に確保することこそが、早期対策の最大の意味です。
そして、それらの経験と思考が蓄積されたところで初めて、「自分はなぜこの大学で学ぶ必要があるのか」を自分自身の言葉で語れるようになります。
潜龍舎では、高校3年生の志望理由書・自己推薦書作成はもちろん、高校1・2年生の段階から、総合型選抜・学校推薦型選抜を見据えた準備についても指導・相談を行っています。
潜龍舎の志望理由書・自己推薦書指導について
潜龍舎では、総合型選抜・学校推薦型選抜を受験する高校生を対象に、志望理由書・自己推薦書の完全個別指導を行っています。
指導の目的は、単に「文章をきれいに仕上げること」ではありません。
受験生一人ひとりとの対話を重ねながら、これまでの経験や活動を振り返り、将来の志、問題意識、大学で研究したいこと、志望大学とのマッチングを明確にしたうえで、その受験生にしか書くことのできない志望理由書・自己推薦書を作り上げることを目指します。
一人ひとりに合わせた完全個別指導
志望理由書には、すべての受験生に共通する「正解」があるわけではありません。
これまでの経験も、興味・関心も、活動実績も、将来の志も、志望する大学・学部も一人ひとり異なるからです。
そのため潜龍舎では、画一的なテンプレートに受験生の経験を当てはめるのではなく、一人ひとりの状況に合わせた完全個別指導を行います。
「まだ将来やりたいことが明確になっていない」
「活動実績はあるが、志望理由につながらない」
「研究したいテーマが漠然としている」
「なぜこの大学なのか説明できない」
など、受験生が抱えている課題を確認し、それぞれに必要なところから指導を始めます。
対話を通して「本人の考え」を引き出します
志望理由書を作るうえで、潜龍舎が特に重視しているのが講師と受験生との対話です。
「なぜそう思ったのか」
「その経験から何を感じたのか」
「なぜその問題が気になるのか」
「その問題の何を変えたいのか」
「大学では何を明らかにしたいのか」
と問いを重ねながら、本人もまだ十分に言葉にできていない考えを掘り下げていきます。
講師が答えを与えるのではなく、受験生自身が考え、自分の言葉で説明できる状態を作ることを大切にしています。
必要に応じて読書・リサーチ・大学研究まで指導
志望理由書を作成する過程で知識が不足している場合には、文章を書くことをいったん止め、必要な準備に戻ることもあります。
例えば、
関連する書籍を読む
統計や公的資料を調べる
社会問題についてリサーチする
大学・学部のカリキュラムを調べる
大学教員の研究内容を調べる
アドミッション・ポリシーを確認する
といった作業です。
志望理由書を書くために必要な「材料」が不足している状態で、無理に文章だけを完成させることはしません。
調べるべきことは調べる。考えるべきことは考える。そのうえで文章を書く。
このプロセスを大切にしています。
初稿から完成まで何度もブラッシュアップ
志望理由書・自己推薦書は、一度書いて完成するものではありません。
内容を確認し、
論理に飛躍がないか
抽象的な表現に終わっていないか
経験と問題意識がつながっているか
大学で研究したいことが明確か
なぜその大学なのか説明できているか
将来の志まで一貫しているか
などを確認しながら、何度も修正を重ねます。
もちろん、誤字脱字、文章表現、語彙、文体、文字数なども最終段階で丁寧に確認します。
ただし、潜龍舎では「文章表現を整えること」よりも先に、「文章の中身を深めること」を重視しています。
志望大学・学部に合わせて指導します
総合型選抜・学校推薦型選抜は、大学・学部によって求められる書類や文字数、設問内容が大きく異なります。
そのため、一般的な志望理由書の書き方を教えるだけでは十分ではありません。
潜龍舎では、志望大学・学部の募集要項やアドミッション・ポリシー、出願書類の設問などを確認し、その大学・学部が受験生に何を求めているのかを踏まえて指導します。
「どの大学にも提出できる志望理由書」ではなく、「なぜ自分がこの大学・学部を志望するのか」が明確に伝わる書類を目指します。
志望理由書だけで終わらない一貫した対策
志望理由書に書いた内容は、出願して終わりではありません。
総合型選抜・学校推薦型選抜では、志望理由書に書いた問題意識、活動実績、研究テーマ、将来の志などについて、面接でさらに詳しく質問されることがあります。
また、小論文やプレゼンテーションでも、志望理由書を作る過程で身につけた知識や問題意識が役立ちます。
そのため潜龍舎では、志望理由書を単独の提出書類として考えるのではなく、小論文・面接・プレゼンテーションまで含めた総合型選抜・学校推薦型選抜対策の中心となるものとして位置づけています。
オンラインによる完全個別指導
潜龍舎の志望理由書・自己推薦書対策は、オンラインによる個別指導にも対応しています。
そのため、近隣の高校生だけでなく、遠方からでも志望大学・学部に合わせた指導を受けることができます。
受講を検討されている方には、まず現在の準備状況や志望大学、出願時期、志望理由書・自己推薦書の進捗状況などを確認し、今後どのような準備・対策が必要なのかをご案内します。
志望理由書がまだ一文字も書けていない段階でも構いません。
むしろ潜龍舎では、完成した文章を直すだけではなく、「何を書くべきなのか」を考えるところから一緒に取り組むことを大切にしています。
志望理由書・自己推薦書対策についてよくある質問
潜龍舎の志望理由書・自己推薦書対策について、受験生・保護者の方からよくいただく質問をまとめました。
Q1.志望理由書がまだ一文字も書けていません。それでも指導を受けられますか?
はい。むしろ、何も書いていない段階からのご相談をおすすめします。
潜龍舎では、完成した志望理由書を添削するだけではなく、「将来何を成し遂げたいのか」「なぜその問題に関心があるのか」「大学で何を研究したいのか」「なぜその大学なのか」といった、志望理由書に書くべき内容を考えるところから指導します。
「何を書けばよいのか分からない」という段階でも問題ありません。
Q2.将来やりたいことがまだ決まっていません。それでも総合型選抜を受験できますか?
将来の志が最初から明確な高校生ばかりではありません。
潜龍舎では、これまでの経験、興味・関心、読書、探究活動、社会問題への関心などについて対話を重ねながら、**「自分は何に問題を感じているのか」「将来どのようなことに取り組みたいのか」**を一緒に考えていきます。
ただし、総合型選抜・学校推薦型選抜では将来の志や大学での学びについて深く問われることがあります。そのため、「決まっていないからそのままでよい」のではなく、受験準備の中で考えを深めていくことが重要です。
Q3.活動実績があまりありません。総合型選抜では不利でしょうか?
活動実績は重要な評価材料の一つですが、単純に活動の数や華やかさだけで合否が決まるわけではありません。
部活動、生徒会、探究活動、ボランティア、資格などについて、**「何をしたか」だけでなく、「なぜ取り組み、何を経験し、そこから何を考えるようになったのか」**を整理することが大切です。
また、受験まで時間がある場合には、現在の問題意識や将来の志に応じて、これから取り組める活動について考えることもできます。
Q4.志望理由書の文章だけを添削してもらうことはできますか?
潜龍舎では、文章表現だけを機械的に修正することよりも、志望理由書の内容そのものを深めることを重視しています。
文章を確認した結果、問題意識や研究テーマ、大学を選ぶ理由などをさらに掘り下げる必要がある場合には、文章の修正だけではなく、その前段階まで戻って指導します。
「文章をきれいにすること」ではなく、大学教員に伝わる説得力のある志望理由書を作ることが目的だからです。
Q5.自己推薦書にも対応していますか?
はい。自己推薦書についても指導しています。
大学によって「志望理由書」「自己推薦書」「自己アピール書」「活動報告書」など名称や設問は異なります。
潜龍舎では、各大学・学部の募集要項や設問を確認し、大学側がその書類を通して何を確認しようとしているのかを考えたうえで、内容を組み立てていきます。
Q6.志望理由書は何回くらい書き直しますか?
必要な回数は受験生によって異なります。
一度の添削で完成させるのではなく、内容を掘り下げながら、
構成を考える → 書く → 内容を検討する → 調べ直す → 修正する → 再び検討する
という作業を繰り返します。
場合によっては、文章を書き直す前に追加の読書やリサーチ、大学研究などが必要になることもあります。
重要なのは書き直した回数ではなく、本人の考えが十分に深まり、一貫した志望理由として伝わる状態になっているかです。
Q7.高校3年生の夏からでも間に合いますか?
準備状況と志望大学の出願時期によって異なります。
すでに問題意識、活動実績、研究したいテーマなどがある程度明確になっている場合と、これからすべてを考え始める場合では、必要な準備期間が大きく違います。
そのため、「○月なら必ず間に合う」と一律に判断することはできません。
総合型選抜・学校推薦型選抜を検討している場合は、できるだけ早い段階で現在の準備状況を確認し、必要な対策を整理することをおすすめします。
Q8.高校1年生・2年生でも指導を受けられますか?
はい。
ただし、高1・高2の段階では、完成した志望理由書を書くことを急ぐ必要はありません。
この時期には、読書、探究、課外活動、大学研究などを通して、将来の志や問題意識を育て、志望理由書に書くことのできる「材料」を蓄積していくことが重要です。
早い段階から準備することで、高3になってから慌てて活動実績や研究テーマを作ろうとする必要がなくなります。
Q9.志望大学がまだ決まっていなくても相談できますか?
はい。
「興味のある学問分野はあるけれど大学が決まっていない」「将来やりたいことはあるけれど、どの学部で学べばよいか分からない」といった段階でも相談できます。
自分の志や研究したいテーマを明確にしていくことで、どのような大学・学部が自分に合っているのかが見えてくる場合もあります。
Q10.オンラインでも志望理由書の指導を受けられますか?
はい。潜龍舎ではオンラインによる完全個別指導に対応しています。
遠方にお住まいの場合でも、志望大学・学部や現在の準備状況に合わせて指導を受けることができます。
Q11.ChatGPTなどの生成AIを使って志望理由書を作ってもよいですか?
生成AIを情報整理や考えるための補助として利用することと、AIに志望理由書そのものを作らせることは分けて考える必要があります。
志望理由書では、受験生自身の経験、問題意識、考え、大学で研究したいことなどが問われます。また、面接では志望理由書に書いた内容について詳しく質問される可能性があります。
そのため、自分自身で十分に考えていない内容や、自分の言葉で説明できない内容をそのまま提出することは避けるべきです。
また、生成AIの利用について大学がルールや注意事項を示している場合には、それに従う必要があります。
潜龍舎では、AIに「それらしい文章」を作らせるのではなく、受験生自身が考え、それを自分の言葉で表現できることを重視しています。
Q12.保護者だけでも相談できますか?
受講を検討する段階では、保護者の方からのご相談も想定しています。
総合型選抜・学校推薦型選抜の仕組みや、いつから何を準備すればよいのか分からない場合もあると思います。
現在の学年、志望大学、活動状況などを整理したうえで、今後どのような準備が必要になるのかを確認する機会としてご相談ください。
志望理由書・自己推薦書について、
「何から始めればよいか分からない」
「現在の内容で大丈夫なのか不安」
「志や研究テーマが決まらない」
「志望大学に合わせてどのように書けばよいか分からない」
という段階でも構いません。
まず現在の状況を整理し、志望大学の出願までに何を準備する必要があるのかを確認するところから始めることができます。
【オンライン個別指導】 総合型選抜(AO入試)・ 学校推薦型選抜 / 小論文対策 専門塾 潜龍舎

スタッフ全員が博士号を有する現役研究者集団による総合型選抜/学校推薦型選抜対策、小論文対策指導 専門塾。総合型選抜・学校推薦型選抜対策をトータルプロデュース!小論文、志望理由書から面接、プレゼンテーション対策指導までアカデミック・スキルズにもとづいた本格の指導を行います。



