CONTACT
ご相談フォーム
048-796-7782
CONTACT
ご相談フォーム >>
電話で相談する >>
048-796-7782
北浦和駅の塾 | 小学生 中学生 高校受験 雄飛会 | 高校生 大学受験 文武修身塾×潜龍舎 > 【総合型選抜・学校推薦型選抜】潜龍舎ブログ【小論文】@オンライン > 総合型選抜・学校推薦型選抜 受験のための心得|高校生・保護者に知っておいてほしいこと

総合型選抜・学校推薦型選抜 受験のための心得|高校生・保護者に知っておいてほしいこと


はじめに――総合型選抜は「書類を出せば受けられる入試」ではありません

総合型選抜・学校推薦型選抜を利用して大学へ進学する高校生は、今や決して珍しい存在ではありません。

大学進学を考える高校生にとって、

「一般選抜を受けるか、総合型選抜を受けるか」

という二者択一で考えるのではなく、

一般選抜の準備を進めながら、総合型選抜・学校推薦型選抜という進学機会についても早い段階から検討しておく

ことが重要な時代になっています。

ただし、ここで大きな誤解をしてはいけません。

総合型選抜・学校推薦型選抜は、

「一般選抜より簡単な入試」

でも、

「小論文と面接だけ準備すればよい入試」

でもありません。

大学によって異なりますが、評定、外国語資格、志望理由書、自己推薦書、活動報告書、事前課題レポート、小論文、面接、プレゼンテーション、グループディスカッションなど、さまざまな方法を通して受験生が評価されます。

そこで大学が知ろうとしているのは、単に、

「この高校生は何点取れるのか」

だけではありません。

もっと根本的に、

「この高校生は、なぜ大学へ来るのか」

「この大学で何を学び、何を研究しようとしているのか」

「その学びを将来どのように生かそうとしているのか」

「その言葉を裏づける行動を、高校時代にしてきたのか」

ということが問われます。

だから潜龍舎では、総合型選抜・学校推薦型選抜を、

大学入試における「オーディション」

だと考えています。


第1章 総合型選抜・学校推薦型選抜は「大学が欲しい学生」を選ぶ入試である

一般選抜では、基本的に学力試験の得点によって合否が決まります。

それに対して総合型選抜・学校推薦型選抜では、受験生について、より多面的な評価が行われます。

もちろん学力は必要です。

しかし、それだけではありません。

大学で学ぶ目的。

将来の志。

問題意識。

高校時代の活動。

文章を書く力。

他者と対話する力。

自分の考えを説明する力。

そして、

その大学・学部で学ぶ学生としてふさわしいかどうか。

大学側がこうしたことを総合的に判断するのが、総合型選抜・学校推薦型選抜です。

したがって、最も大切なのは、

「私はこの大学に入りたい」

と受験生側の希望を一方的に訴えることではありません。

むしろ考えなくてはならないのは、

「なぜ大学側が自分を入学させたいと思うのか」

です。

総合型選抜では、大学が公表するアドミッション・ポリシーをよく読んでください。

そこには、

「私たちの大学では、こういう学生を求めています」

という大学側からのメッセージが書かれています。

だから総合型選抜対策とは、自分を取り繕って大学に気に入られるための作業ではありません。

自分がやりたいことと、大学が提供する教育・研究環境が本当に一致しているのかを確認する作業

なのです。


第2章 すべての出発点は「志」である

潜龍舎では、総合型選抜について説明するとき、あえて強い言葉を使うことがあります。

「志なき者に、この門は開かれない。」

これは高校生を威圧するための言葉ではありません。

総合型選抜という試験の構造を端的に表した言葉です。

ここでいう「志」とは、

単なる職業名ではありません。

「医師になりたい」

「教員になりたい」

「弁護士になりたい」

「公務員になりたい」

だけでは、まだ志とは呼べません。

大切なのは、

「なって、何をするのか」

です。

たとえば教員になりたいのであれば、

「教員になりたい」

で終わるのではなく、

どのような教育上の問題に取り組みたいのか。

どのような子どもたちを支えたいのか。

現在の学校教育の何を変えたいのか。

なぜ自分がその問題に取り組みたいのか。

というところまで考えていく必要があります。

将来の職業は、多くの場合、

志を実現するための手段

です。

職業に就くこと自体をゴールにしないでください。


「社会問題に興味があります」だけでも足りない

もう一つ多いのが、

「貧困問題に取り組みたい」

「国際支援をしたい」

「環境問題を解決したい」

「ジェンダー問題に関心がある」

といった志望理由です。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

問題は、

「なぜ、あなたがその問題に取り組むのか」

です。

社会には無数の問題があります。

そのなかから、なぜその問題があなたにとって重要なのか。

あなた自身の経験、価値観、違和感、怒り、疑問、興味と、どこでつながっているのか。

これを潜龍舎では、

「自分事の問題意識」

と呼んでいます。

ニュースを見て「かわいそうだと思った」。

学校の授業でSDGsについて学んで「問題だと思った」。

それだけでは、まだ入口に立ったにすぎません。

そこから、

なぜ自分はこの問題が気になって仕方がないのか。

自分のこれまでの人生と、どこでつながっているのか。

と掘り下げてください。


志はいきなり見つかるものではない

ただし、高校1年生に、

「今日中に一生の志を決めなさい」

と言っているわけではありません。

志は、机に座って考えているだけで突然現れるものではないからです。

本を読む。

映画を見る。

人と会う。

社会に出てみる。

ボランティアをする。

アルバイトをする。

大学の公開講座へ行く。

研究者の話を聞く。

興味のある場所へ行く。

自分で調べてみる。

何かを企画してみる。

失敗してみる。

そうした経験を通じて、

「なぜだろう」

「もっと知りたい」

「これはおかしい」

「自分ならこうしたい」

という感情が生まれます。

そこから、少しずつ志が形になっていきます。

だからこそ、総合型選抜対策は高校3年生になってから突然始めるものではありません。


第3章 「大学で学びたい」ではなく「大学で学ぶ必要がある」と説明する

志が見えてきたら、次に考えるべきことがあります。

その志を実現するために、なぜ大学へ行く必要があるのか。

です。

「心理学に興味があるから心理学部へ行きたい」

「英語が好きだから外国語学部へ行きたい」

「国際問題に興味があるから国際系学部へ行きたい」

というだけでは十分ではありません。

総合型選抜では、

興味 → 大学

の間を埋めなくてはなりません。

つまり、

将来の志 → 解決・探究したい問題 → 必要な知識や方法 → 大学で学ぶべき学問

という関係をつくります。

そのとき、

「大学で学びたい」

から、

「この目的を実現するためには、この学問を学ぶ必要がある」

へ変わります。


学部・学科の名前だけで大学を選ばない

高校生によくある失敗の一つが、学部名のイメージだけで大学を選ぶことです。

英語を使いたいから英文学科。

外国に興味があるから国際関係学科。

人の心に興味があるから心理学科。

会社を経営したいから経営学部。

しかし実際には、似た名前の学部・学科でも学ぶ内容は大きく異なります。

だから、

大学のホームページを見る。

カリキュラムを見る。

シラバスを見る。

ゼミを見る。

教員紹介を見る。

大学教員の研究テーマを見る。

可能であれば論文や著書も確認する。

そこまで調べてください。

大学は単なる「学校」ではありません。

教育研究機関です。

大学へ入るということは、最終的には自分自身も研究する側へ入っていくことを意味します。


第4章 自分の「研究テーマ」を持つ

潜龍舎の志望理由書指導では、

「大学で何を勉強したいですか」

だけで終わらせません。

さらに、

「何を研究したいですか」

と聞きます。

たとえば、

「子どもの貧困について学びたい」

では広すぎます。

どのような子どもなのか。

どの地域なのか。

家庭環境なのか。

教育格差なのか。

進学機会なのか。

行政支援なのか。

民間支援なのか。

何を明らかにしたいのか。

こうして問題を小さく絞っていくと、研究テーマになっていきます。

そして、

将来の志 → 問題意識 → 研究テーマ → 学部・学科 → 大学教員

までつながると、

「なぜこの大学なのか」

が初めて強くなります。


「なぜこの大学なのか」を徹底的に考える

「施設が充実している」

「少人数教育だから」

「資格が取得できる」

「留学制度がある」

「教育理念に共感した」

こうした理由を志望理由書に書いてはいけない、という意味ではありません。

しかし、それだけでは多くの大学に当てはまります。

重要なのは、

「自分が研究したいことを、この大学でどのように研究できるのか」

です。

とりわけ大切なのが、

大学教員とのマッチング

です。

自分の研究テーマに近い研究をしている先生がいる。

その先生のゼミで研究したい。

その大学の特定の授業・研究環境を利用したい。

ここまで具体化すると、

「この大学でなければならない理由」

が生まれてきます。


第5章 活動実績とは「志を行動に移した証拠」である

総合型選抜について説明すると、高校生から非常によく聞かれます。

「ボランティアをすればいいですか?」

「生徒会をやったほうがいいですか?」

「部長になれば有利ですか?」

「大会で賞を取ったほうがいいですか?」

この質問の立て方自体を変えてください。

大切なのは、

何をやれば評価されるか

ではありません。

自分の志や問題意識から考えたとき、高校生である今の自分に何ができるのか

です。

活動実績とは、

将来の志、興味・関心、問題意識にもとづいて行動した過程と成果

だと潜龍舎では考えています。

大学側が活動実績を確認する理由も、ここにあります。

「私はこの問題に強い関心があります」

と言葉では誰でも言えます。

そこで大学側は、

「それほど関心があるなら、これまで何をしてきましたか?」

と確認します。

言葉を行動によって裏づける。

それが活動実績の重要な役割です。

活動実績の本質は「興味・関心や問題意識があることを担保するもの」だといえます。


「志なきボランティア」は評価につながりにくい

だから潜龍舎では、あえて、

「志なきボランティアは意味がない」

と言ってきました。

もちろん、ボランティアそのものに意味がないという話ではありません。

人のために行動することには、それ自体に大きな価値があります。

ここで言いたいのは、

大学入試における評価という観点から、志との関係を説明できない活動を大量に並べても強いアピールにはならない

ということです。

たとえば子どもの貧困について研究したい人が、子ども食堂で継続的に活動し、そこで問題を発見し、さらに調査を進めたのであれば、志と活動がつながっています。

一方、

「総合型選抜でボランティアが有利らしいから参加した」

のであれば、その活動は本人の問題意識を証明するものにはなりにくいでしょう。


輝かしい実績がなくてもよい

全国大会優勝。

生徒会長。

海外留学。

コンクール入賞。

こうした経験は、もちろん立派です。

しかし、それだけで総合型選抜に合格できるわけではありません。

大学が見ているのは、

その経験から何を考え、何を学び、その後どのように行動し、それが大学での学びや将来にどうつながっているのか

です。

逆に言えば、全国大会優勝のような実績がなくても、

自分の問題意識から小さな行動を起こし、

調べ、

人に会い、

考え、

改善し、

継続してきたのであれば、

十分にその人らしい活動になります。

重要なのは、

肩書ではなく、プロセスです。

 

総合型選抜・学校推薦型選抜の「活動実績」とは?評価される活動・作り方・具体例を解説


第6章 総合型選抜では「言語化する力」が問われる

どれほど立派な志を持っていても、

どれほど素晴らしい活動をしていても、

それを他者に伝えることができなければ、入試では評価されません。

総合型選抜では、

自分は何を考えているのか。

なぜそう考えているのか。

何をしてきたのか。

何を学んだのか。

大学で何を研究するのか。

将来何をしたいのか。

これらを、

文章と対話によって他者へ伝える力

が必要です。

だから、志望理由書、小論文、面接、プレゼンテーションは別々の試験に見えて、実は根の部分でつながっています。

すべて、

自分の考えを正確に言語化できるか

を問う試験だからです。


志望理由書・自己推薦書

志望理由書は、

「この大学が好きです」

と大学を褒める文章ではありません。

潜龍舎では、

過去の経験 → 問題意識 → 志 → これまでの行動 → 研究テーマ → なぜこの大学か → 入学後の学びと実践 → 将来

という一本の線をつくります。

この線がつながったとき、志望理由書は初めて、

「この受験生がこの大学へ進学する必然性」

を説明する文章になります。

総合型選抜・学校推薦型選抜の志望理由書・自己推薦書対策


小論文

小論文は作文でも感想文でもありません。

また、

「序論・本論・結論にすればよい」

「最初に賛成か反対を書けばよい」

といった単純な型を覚えれば書けるものでもありません。

問題文を正確に読む。

設問が何を求めているか分析する。

論点を決める。

自分の主張をつくる。

理由を考える。

根拠や具体例を示す。

反対意見も考える。

論理的に文章を組み立てる。

こうした思考の訓練が必要です。

文章を書く力は、説明を聞いただけでは身につきません。

実際に書き、指摘を受け、考え、書き直すこと

によって身につきます。

大学入試の小論文の書き方・対策完全ガイド


面接

面接では「模範解答を暗記する」のをやめてください。

面接官は大学教員です。

志望理由書に書いてあることを、そのまま暗唱できるかどうかを見たいわけではありません。

むしろ、

「なぜ?」

「本当に?」

「それはどういう意味?」

「別の考え方はできない?」

と質問されたときに、

自分で考え、自分の言葉で応答できるかを見ています。

面接は、

暗記した回答を披露する場ではなく、大学教員と対話する場

だと考えてください。

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接対策――大学教員との「対話」のために準備すべきこと


レポートとプレゼンテーション

総合型選抜では、事前課題レポートやプレゼンテーションが課される大学もあります。

高校生にとって難しいのは、単に文章を書くことだけではありません。

テーマ設定。

資料収集。

専門書を読むこと。

情報源を吟味すること。

データを扱うこと。

参考文献を示すこと。

資料を整理すること。

自分の考えを発表すること。

質疑応答を行うこと。

こうした、大学で必要になるアカデミック・スキルがすでに入試段階から問われています。

つまり総合型選抜とは、

「この高校生は大学生として学べるか」

を見る試験でもあるのです。


第7章 高校1・2年生から準備する

ここまで読めば、

「では、高校3年生になってから準備すればいい」

とは思わないはずです。

総合型選抜対策は、

高1・高2から始まっています。

ただし、高1から毎日受験勉強をしなさいという意味ではありません。

むしろ大切なのは、

高校生活そのものを豊かにすること

です。

定期テストをきちんと受ける。

英語を勉強する。

本を読む。

興味のあることを調べる。

学校の外へ出る。

大学のイベントへ行く。

大人と話す。

何かを体験する。

自分の考えを文章にする。

興味を持ったことをさらに深く掘る。

こうした積み重ねが、結果として総合型選抜の準備になります。

高校1・2年生の段階では、総合型選抜・学校推薦型選抜のために、志望理由書を書いたり、面接の練習を始めたりする必要はありません。

大切なのは、学校での学びを大切にしながら、自分の興味・関心を広げ、さまざまな経験をし、少しずつ将来について考えていくことです。

「では、高校1・2年生の今、自分はどこまで準備できているのだろう?」

と思った人は、こちらのチェックシートで現在の状況を確認してみてください。

高校1・2年生のための 総合型選抜・学校推薦型選抜 準備チェックシート


評定は高校1年生から始まっている

総合型選抜・学校推薦型選抜のなかには、一定以上の評定を出願条件としているものがあります。

したがって、

高校3年生になってから、

「評定が足りない」

と気づいても取り返せない場合があります。

高校1年生の最初の定期テストから、すでに大学入試につながっていると考えてください。

だから、

高校合格はゴールではなく、スタートラインです。


英検などの外国語資格も早めに取得する

外国語資格についても同じです。

大学・学部・方式によって求められる資格やスコアは異なりますが、一定の外国語資格を出願条件としたり、提出可能な資格として扱ったりする選抜があります。

ですから高校1・2年生のうちから準備し、

まず英検2級程度を一つの目標

として学習を進めておくことを潜龍舎では勧めています。

潜龍舎が、

「全国大会優勝よりも英検2級がほしい」

とあえて強く言うことがあるのも、資格が万能だからではありません。

総合型選抜であっても、大学で学ぶための基礎学力を示すことは重要だからです。


第8章 高校3年生になったら――3月・4月から本格的に動く

高校3年生になったら、対策を本格化します。

潜龍舎では、

高3になる直前の3月、遅くとも4月から

本格的な対策を始めることを推奨しています。

理由は単純です。

やることが非常に多いからです。

志望大学を決める。

入試要項を読む。

アドミッション・ポリシーを分析する。

大学・学部を調べる。

大学教員を調べる。

研究テーマをつくる。

志望理由書を書く。

自己推薦書を書く。

活動報告書をまとめる。

必要なら活動を追加する。

課題レポートを書く。

小論文を書く。

面接をする。

プレゼンテーションを練習する。

そして同時に、

一般選抜の勉強も続ける。

これを高3の夏休みから一気にやろうとすれば、苦しくなるのは当然です。

 

ここまで挙げたように、高校3年生になると、総合型選抜・学校推薦型選抜に向けて準備すべきことが一気に増えてきます。

「自分は今、どこまで準備できているのだろう?」

と思った人は、まず現在の準備状況を確認してみてください。

潜龍舎では、高校3年生が総合型選抜・学校推薦型選抜への出願に向けて確認しておきたいことを、30項目のチェックシートにまとめています。

→ 高校3年生向け|総合型選抜・学校推薦型選抜 出願準備チェックシート30


志望理由書だけでも平均51.7時間

潜龍舎では、過去の合格者について志望理由書作成に要した時間を集計したことがあります。

800~1200字程度の志望理由書について、指導時間だけでなく、生徒本人が調査・読書・執筆・書き直しに使った時間まで含めると、

平均51.7時間

を要していました。

さらに、完成までの期間は平均すると、

約4か月

です。

これは単に文章を書く時間ではありません。

大学について調べる。

学問について調べる。

教員について調べる。

本を読む。

データを集める。

考える。

書く。

指摘を受ける。

書き直す。

これを何度も繰り返す時間です。

集計では、平均8.2回の指導と、生徒自身の調査・執筆時間を合わせて51.7時間、平均約4か月を要したことを計測しています。

だから、

志望理由書は一晩で書くものではありません。


一般選抜との両立はできる

「総合型選抜の対策をすると一般選抜の勉強ができなくなるのでは?」

という質問も非常に多く受けます。

結論から言えば、

両立できます。

むしろ潜龍舎では、一般選抜の勉強も継続することを勧めています。

問題は総合型選抜を利用することではありません。

始めるのが遅いこと

です。

一般選抜の勉強が最も忙しくなる夏以降に、志望理由書、レポート、小論文、活動、面接を全部始めれば、当然両立は難しくなります。

だから3月・4月から進めるのです。

総合型選抜・学校推薦型選抜対策と一般選抜対策の両立については、「早期から少しずつ行う」ことを条件として可能です。


第9章 総合型選抜についてのよくある誤解

総合型選抜については、さまざまな誤解があります。

「一般選抜より楽である」

「評定さえよければ受かる」

「生徒会長なら有利」

「留学していれば強い」

「全国大会へ出れば受かる」

「ボランティアをたくさんすればよい」

「高3の夏からでも間に合う」

「志望理由書は添削してもらえば完成する」

「面接は回答を暗記すればよい」

どれも、本質を捉えていません。

総合型選抜では、

一つの資格、一つの活動、一つのテクニックで合格が決まるわけではありません。

大学側は、

あなたという一人の人間を総合的に見ています。

だから重要なのは、

何を持っているかではなく、

それがあなたにとってどんな意味を持っているのか。

です。

英検準1級を持っている。

全国大会に出た。

生徒会長をした。

留学した。

それ自体は素晴らしいことです。

しかし大学教員がさらに聞きたいのは、

「それによって何を学び、何を考え、次に何をしたのですか?」

なのです。


第10章 合格する受験生には「一本の線」がある

ここまでの話をすべてまとめます。

潜龍舎が多くの合格者を指導してきたなかで、最終的に非常に重要だと考えているのが、

一貫性

です。

合格する受験生の話には一本の線があります。

過去の経験
→ 気づき・違和感
→ 問題意識
→ 志
→ 高校時代の行動
→ 研究テーマ
→ 大学で学ぶ必要性
→ なぜその大学なのか
→ 大学での学びと実践
→ 将来実現したいこと

という線です。

この一本の線が、

志望理由書にも、

自己推薦書にも、

活動報告書にも、

小論文にも、

面接にも、

プレゼンテーションにも通っています。

だから、面接で少し質問の仕方を変えられても崩れません。

暗記した答えを言っているのではなく、

本当に本人が考えていること

だからです。

総合型選抜とは、

「うまい志望理由書を作る競争」

ではありません。

最終的には、

自分は何者で、何を考え、これまで何をしてきて、これから何をしたい人間なのか

を大学に示す試験です。


最後に――総合型選抜対策とは、自分の人生を考えることである

ここまで読むと、

「総合型選抜って大変だな」

と思うかもしれません。

その通りです。

簡単ではありません。

しかし、潜龍舎は総合型選抜という試験には、大学入試を超えた価値があるとも考えています。

なぜなら、

「どの大学に入るか」

より前に、

「自分はこれから何をして生きていきたいのか」

を高校生に考えさせる試験だからです。

偏差値が高い大学へ行く。

有名大学へ行く。

資格を取る。

安定した仕事に就く。

もちろん、それらを否定する必要はありません。

しかし、その先に、

「それで、自分は何をするのか」

という問いが残ります。

総合型選抜を受けるのであれば、その問いから逃げないでください。

そして、高校1・2年生であれば、まだ答えがなくても構いません。

本を読んでください。

外へ出てください。

知らない人と話してください。

興味のあることを調べてください。

失敗してください。

夢中になれるものを探してください。

「なぜ?」と思ったことを、そのままにしないでください。

そして、

興味を持ったら、行動してください。

総合型選抜において評価されるのは、完成されたスーパー高校生だけではありません。

潜龍舎でこれまで合格してきた生徒たちの多くも、最初から特別な高校生だったわけではありません。

普通の高校生が、

考え、

調べ、

行動し、

書き、

批判され、

考え直し、

また行動する。

その積み重ねによって、自分だけの志望理由、自分だけの研究テーマ、自分だけの将来像をつくっていきます。

だから、潜龍舎では最初から完成を求めません。

調べる。
考える。
書く。
話す。
指摘を受ける。
もう一度考える。
書き直す。
行動する。

この繰り返しを大切にします。

効率のよい指導ではないかもしれません。

むしろ、かなり「燃費の悪い教育」です。

しかし、人が自分の人生について考え、自分だけの言葉をつくるという作業は、本来それほど効率よくできるものではないと私たちは考えています。

総合型選抜・学校推薦型選抜は、

「受験テクニック」を競う試験ではありません。

大学で何を学ぶのか。

なぜ学ぶのか。

その学びを使って何をするのか。

そして、

自分は何をして生きていきたいのか。

そこから、すべては始まります。

志なき者に、この門は開かれない。

しかし逆に言えば、

志を見つけ、育て、それを行動と言葉によって示すことができれば、特別な「輝かしい実績」がなくても、大学への道を自分自身で切り拓くことができます。

高校1・2年生のみなさん。

まだ時間があります。

高校3年生のみなさん。

時間は限られています。

だからこそ、

今日から、一歩を踏み出してください。

潜龍舎

 

高校1・2年生向け|総合型選抜・学校推薦型選抜 準備チェックシート30

 

高校1・2年生向け|総合型選抜・学校推薦型選抜 月1対策講座|潜龍舎

 

高校3年生向け|総合型選抜・学校推薦型選抜 出願準備チェックシート30

 

総合型選抜・学校推薦型選抜対策専門塾|志望理由書・小論文・面接|潜龍舎

【オンライン個別指導】 総合型選抜(AO入試)・ 学校推薦型選抜 / 小論文対策 専門塾 潜龍舎

スタッフ全員が博士号を有する現役研究者集団による総合型選抜/学校推薦型選抜対策、小論文対策指導 専門塾。総合型選抜・学校推薦型選抜対策をトータルプロデュース!小論文、志望理由書から面接、プレゼンテーション対策指導までアカデミック・スキルズにもとづいた本格の指導を行います。