CONTACT
ご相談フォーム
048-796-7782
CONTACT
ご相談フォーム >>
電話で相談する >>
048-796-7782
北浦和駅の塾 | 小学生 中学生 高校受験 雄飛会 | 高校生 大学受験 文武修身塾×潜龍舎 > 【総合型選抜・学校推薦型選抜】潜龍舎ブログ【小論文】@オンライン > 総合型選抜・学校推薦型選抜の面接対策――大学教員との「対話」のために準備すべきこと

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接対策――大学教員との「対話」のために準備すべきこと

総合型選抜・学校推薦型選抜の受験を控えた高校生のなかには、

「面接では何を聞かれるのだろう?」

「志望理由や自己PRは、どこまで準備しておけばいいのだろう?」

「想定される質問への回答を作って、暗記しておけば大丈夫?」

「うまく答えられなかったら、不合格になってしまうのでは?」

と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

大学入試の面接対策というと、「よく聞かれる質問」を集め、それぞれに対する模範的な回答を用意して覚えることをイメージする人が少なくありません。

しかし、総合型選抜・学校推薦型選抜の面接は、想定問答を丸暗記して再生する試験ではありません。

面接官である大学教員は、志望理由書・自己推薦書・活動報告書などをもとに、

なぜこの大学を志望したのか。
大学で何を学びたいのか。
なぜその問題に関心を持ったのか。
高校時代に何をしてきたのか。
将来何を実現したいのか。

といったことを質問します。

さらに、一つの回答について、

「なぜそう考えたのですか?」

「具体的には?」

「別の立場から考えるとどうでしょう?」

と掘り下げられることもあります。

そこで必要なのは、回答文を大量に作って暗記することではありません。

自分自身の経験、問題意識、大学で学びたいこと、研究したいテーマ、将来の志について十分に考え、それを自分の言葉で説明できるようにしておくことです。

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接は、単に「正しい答え」を言う場所ではなく、自分がこれまで何を考え、これから大学で何を学ぼうとしているのかを、大学教員との「対話」を通して伝える場だと考えるとよいでしょう。

本ページでは、面接でよく聞かれる質問、志望理由・自己PR・活動実績・将来の志の答え方、提出書類からの質問、社会問題・時事問題への対応、NG回答、服装・マナー、具体的な準備方法まで、総合型選抜・学校推薦型選抜の面接対策を体系的に解説します。

面接のために「うまい答え」を作るのではなく、大学教員から何を聞かれても、自分で考え、自分の言葉で答えられる状態をつくること。

これが面接対策の目的です。

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接とは?

総合型選抜・学校推薦型選抜では、多くの大学・学部で面接が選考の一つとして行われます。

しかし、面接を単に「受け答えが上手いかを見る試験」と考えると、その本質を見誤ります。

総合型選抜・学校推薦型選抜では、学力だけでなく、

これまで何を経験してきたのか。
何に問題意識を持っているのか。
なぜその大学・学部で学びたいのか。
大学で何を研究したいのか。
将来何を実現したいのか。

などを含めて、多面的に受験生を評価します。

面接は、その内容を受験生本人とのやり取りを通して確認するための選考方法の一つです。

一般選抜とは異なる「面接」の役割

一般選抜では、教科試験や共通テストなどの得点が合否判断の中心になることが多くあります。

一方、総合型選抜・学校推薦型選抜では、目的意識、経験、活動、大学との適性なども含めて評価されます。

そのため面接では、

「なぜ本学を志望したのですか?」
「大学では何を学びたいですか?」
「高校時代に何をしてきましたか?」
「将来何をしたいですか?」

といった質問が行われます。

これらには、必ずしも一つの模範解答があるわけではありません。

大学側が知りたいのは、どこかで覚えてきた「正しそうな答え」ではなく、その受験生自身が何を経験し、何を考え、なぜその大学で学ぼうとしているのかです。

面接は提出書類と切り離された試験ではない

特に重要なのは、面接と志望理由書・自己推薦書は別々の試験ではないということです。

面接官は、受験生が提出した書類をもとに質問することがあります。

例えば、志望理由書に、

「地域の過疎化に関心を持っている」

と書けば、

「なぜ関心を持ったのですか?」

「具体的に何が問題なのですか?」

「これまで何を調べましたか?」

「大学ではどのように研究したいですか?」

と聞かれる可能性があります。

つまり、志望理由書に書いた一文は、そのまま面接で深掘りされる可能性のある一文でもあります。

そのため、

志望理由書を書き終えたところから面接対策が始まるのではなく、志望理由書を作る過程そのものが面接対策でもある

と考えることが重要です。

[→ 志望理由書・自己推薦書の書き方・対策について詳しく見る]

大学は面接を通して何を確認したいのか

評価基準や配点は大学・学部・入試方式によって異なります。

そのうえで、面接では一般に、

・志望理由に一貫性があるか
・大学で学びたいことが明確か
・提出書類の内容を自分の言葉で説明できるか
・質問の意図を理解して答えられるか
・大学・学部とのマッチングがあるか

といった点が確認されると考えられます。

高校生ですから、あらゆる質問に完璧に答える必要はありません。

重要なのは、現在の自分がどこまで考えているのかを自分の言葉で説明し、質問を受けたらさらに考えられることです。

大学教員は総合型選抜の面接で何を見ているのか

面接というと、

「ハキハキ話せる人が有利なのでは?」

「少し言葉に詰まったら評価が下がるのでは?」

と思うかもしれません。

もちろん、相手に聞こえる声で話し、質問されたことに答えることは必要です。

しかし、大学入試の面接は、単純に「話し方の上手い高校生」を選ぶ試験ではありません。

大学教員が知りたいのは、その受験生がどのような経験をし、何を考え、なぜその大学で学びたいのかということです。

志望理由に一貫性があるか

志望理由には、

過去の経験
→ 問題意識
→ 現在の関心・活動
→ 大学での学び
→ 将来の志

というつながりがあることが重要です。

例えば、志望理由書では「地域医療について研究したい」と書き、面接では「心理学を中心に学びたい」と話せば、

「結局、何を学びたいのだろう?」

という疑問が生まれます。

一字一句同じ内容を話す必要はありませんが、提出書類と面接で語る内容の根底に同じ問題意識や志が流れていることが大切です。

自分の言葉で説明できるか

志望理由書に、

「持続可能な社会の実現に貢献したい」

と書いたなら、

「あなたの考える『持続可能な社会』とは何ですか?」

と聞かれたときに説明できる必要があります。

難しい言葉を使うことより、

「私はこういう意味でこの言葉を使っています」

と自分なりに説明できる方が重要です。

大学で学ぶ準備ができているか

「興味があるから学びたい」で終わらず、

どのような問題に関心があり、その問題を考えるために何を学ぶ必要があるのか

まで考えておきましょう。

高校生の段階で完成された研究計画を持つ必要はありません。

しかし、本を読む、資料を調べる、活動する、現場を見るなど、興味を持ったあとに何をしてきたかは重要です。

質問を理解し、考えて答えられるか

面接では、準備した質問だけが出るとは限りません。

大切なのは、

質問を聞く
→ 意図を理解する
→ 考える
→ 答える

ことです。

質問を十分に聞かず、覚えてきた回答の中から「近そうなもの」を話してしまう方が問題です。

大学・学部とのマッチング

大学側にとって、

「この受験生がやりたいことは、本当に本学で学べるのか」

は重要な確認事項です。

そのため、

自分の問題意識・研究テーマ

と、

大学・学部・学科の教育内容、研究分野、教員の専門

を結びつけて考えておく必要があります。

「自分が取り組みたいことを実現するために、この大学で学ぶ必要がある」

と説明できるところまで大学研究を深めておきましょう。

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接でよく聞かれる質問

大学・学部によって質問内容は異なりますが、面接で確認される内容には一定の共通性があります。

特に重要なのが、

「なぜこの大学なのか」
「大学で何を学びたいのか」
「将来何をしたいのか」
「高校時代に何をしてきたのか」

という、過去・現在・大学・未来をつなぐ質問です。

志望理由についての質問

・なぜ本学を志望したのですか?
・なぜこの学部・学科なのですか?
・他大学ではなく、本学を選んだ理由は?
・本学についてどのように調べましたか?
・関心のある授業・ゼミ・教員はいますか?

大学の特徴を並べるだけではなく、自分の志・研究テーマと、その大学で学ぶ必要性を結びつけて答えることが重要です。

大学で学びたいことについての質問

・大学では何を学びたいですか?
・研究したいテーマはありますか?
・なぜそのテーマに関心を持ったのですか?
・これまで何を調べましたか?
・どのような方法で研究したいですか?
・関心のある研究者はいますか?

「心理学に興味があります」のような分野名だけではなく、何について、何を明らかにしたいのかまで具体化しておきましょう。

将来の志・進路についての質問

・将来何をしたいですか?
・将来の夢は何ですか?
・卒業後はどのような進路を考えていますか?
・その目標を持ったきっかけは?
・そのために大学で何を学ぶ必要がありますか?

職業名だけでなく、その職業や活動を通して何を実現したいのかまで考えることが重要です。

高校生活・活動実績についての質問

・高校生活で最も力を入れたことは?
・探究活動について教えてください。
・活動の中で苦労したことは?
・失敗した経験はありますか?
・そこから何を学びましたか?

重要なのは実績の大きさだけではありません。

何をしたか → なぜしたか → 何を考えたか → 何を学んだか

を説明できるようにしておきましょう。

自己PR・長所・短所についての質問

・自己PRをしてください。
・あなたの長所・短所は?
・周囲からどのような人だと言われますか?
・大学で自分の強みをどう生かしたいですか?

「責任感があります」と言うだけでなく、それが分かる具体的な経験を用意しておくことが重要です。

社会問題・時事問題についての質問

・最近気になったニュースは?
・関心のある社会問題は?
・その原因をどう考えていますか?
・現在どのような対策がありますか?
・あなた自身はどう考えますか?

特に志望理由書で扱っている社会問題については、

「私はこう思う」の前に「現実はどうなっているのか」を調べておく

必要があります。

[→ 大学入試・総合型選抜・学校推薦型選抜の小論文対策について詳しく見る]

提出書類についての質問

・志望理由書に○○とありますが、詳しく説明してください。
・この活動を始めた理由は?
・この経験が現在の志望にどうつながりましたか?
・参考にした本や資料は?
・この研究テーマを選んだ理由は?

面接対策では、一般的な質問集を見る前に、自分が提出した書類を一行ずつ読み返すことが重要です。

「なぜこの大学なのですか?」――志望理由の答え方

「なぜ本学を志望したのですか?」

は、総合型選抜・学校推薦型選抜で特に重要な質問です。

「少人数教育だから」

「設備が充実しているから」

「資格取得のサポートがあるから」

だけでは、その大学でなければならない理由になりません。

「大学の魅力」を説明するだけでは弱い

大切なのは、

「この大学には○○があります」

ではなく、

「自分が○○を実現するために、この大学の○○が必要です」

と説明することです。

大学の特徴そのものではなく、それが自分にとってなぜ必要なのかを考えます。

自分の志と大学の学びを結びつける

大学から考えるのではなく、

将来の志
→ 取り組みたい問題
→ 研究したいテーマ
→ 必要な学問
→ 大学

という順番で考えてみましょう。

この順番で考えることで、

「この大学が魅力的だから入りたい」

から、

「自分がやりたいことを実現するために、この大学で学ぶ必要がある」

という志望理由へ変わります。

学部・学科・教員・研究内容まで調べる

大学名だけでなく、

・カリキュラム
・授業科目
・ゼミ・研究室
・大学教員の専門分野
・研究内容
・フィールドワークや実習

などを確認します。

特に、自分が研究したいテーマに近い教員がいる場合には、名前だけでなく、その教員が何を研究しているのか、自分の問題意識とどこで接続するのかまで調べておきましょう。

ただし、教員名を出せば評価されるという意味ではありません。

目的は、自分が研究したいことと、その大学で行われている研究との接点を理解することです。

「この大学でなければならない理由」を考える

最後に、

「それは他の大学ではできないのか?」

と自分に問いかけます。

なぜこの大学なのか。
なぜこの学部なのか。
なぜこの学科なのか。
なぜこの学び・研究環境が必要なのか。

と具体化していくことで、志望理由に必然性が生まれます。

[→ 合格する志望理由書・自己推薦書の書き方・対策について詳しく見る]

「大学で何を学びたいですか?」への答え方

「心理学に興味があるので心理学を学びたい」

「国際関係について勉強したい」

だけでは、まだ十分に具体的ではありません。

面接では、

「大学で何を問い、何を明らかにしたいのか」

まで考えておくことが大切です。

「○○に興味があります」で止まらない

「教育に興味がある」

というところから、

どのような教育問題なのか。
何が疑問なのか。
何を明らかにしたいのか。

と具体化していきます。

興味のある分野
→ 具体的な問題
→ 疑問
→ 大学で研究したいこと

という流れです。

問題意識から研究テーマへ

研究テーマは、面接で評価されそうだから作るものではありません。

自分自身の経験や関心から生まれた疑問について調べることで、

経験 → 疑問 → 社会的な問題 → リサーチ → 具体的な問い

へ進んでいきます。

研究テーマには、できるだけ自分自身の経験・価値観・問題意識との接点を持たせることが重要です。

「何を・なぜ・どのように」を考える

大学で学びたいことについては、

①何を研究したいのか
②なぜ研究したいのか
③どのような学問・方法で研究したいのか

の三つを考えてみましょう。

完成した回答文を作ることが目的ではありません。

この三点を自分自身が理解していれば、質問の形が変わっても自分の言葉で答えられます。

「将来何をしたいですか?」――将来の志についての質問

高校生の段階で将来を完全に決めておく必要はありません。

しかし、総合型選抜・学校推薦型選抜では、なぜ大学へ進学するのかという目的意識は重要です。

職業名だけを答えない

「教師になりたい」

「医師になりたい」

「公務員になりたい」

だけで終わらず、

その職業に就いて、何を実現したいのか。

まで考えてみましょう。

職業は、目的を実現するための手段でもあります。

「何になりたいか」より「何を成し遂げたいか」

潜龍舎では、単なる「将来の夢」ではなく、**将来何を成し遂げたいのかという「志」**を重視しています。

例えば「教師になりたい」のであれば、

教師になって、誰のどのような問題を解決したいのか

まで考えます。

過去―現在―大学―未来を一本につなげる

説得力のある将来像は、

過去の経験
→ 現在の問題意識
→ 大学での学び
→ 将来実現したいこと

という形でつながっています。

大学で学びたいことと将来の志が結びつけば、大学進学の必要性も明確になります。

将来が完全に決まっていなくてもよい

大学で学ぶ中で、興味や進路が変わることは当然あります。

「まだ職業までは決まっていない」こと自体が問題なのではありません。

現時点で、

何に関心があり、なぜそう考え、大学で何を学びたいのか

を説明できることが重要です。

高校時代の活動実績について聞かれたら?

総合型選抜・学校推薦型選抜では、高校時代の活動についても質問されます。

ここで大切なのは、活動実績を単なる経歴紹介にしないことです。

活動実績をただ列挙しない

「部活動を3年間続けました」

「ボランティアに参加しました」

だけでは、本人について十分に伝わりません。

面接官が知りたいのは、

なぜその活動をしたのか。
どのように関わったのか。
何を考え、何を学んだのか。

という部分です。

「何をしたか」より「なぜしたか」

同じ活動でも、参加した理由や問題意識は人によって違います。

活動を説明するときには、

何をしたか → なぜしたか → 何を学んだか

という流れを意識しましょう。

失敗・挫折について聞かれた場合

失敗経験を無理に「成功物語」に変える必要はありません。

重要なのは、

何がうまくいかなかったのか。
なぜそうなったのか。
その後どう考え、どう行動したのか。

を説明することです。

華々しい活動実績がなければ不利なのか?

全国大会、留学、生徒会長などの目立つ実績がなければ何も語れない、というわけではありません。

活動の規模よりも、その経験に自分がどのように向き合い、何を考えたのかが重要です。

自己PR・長所・短所についての答え方

自己PRとは、自分を実際以上によく見せることではありません。

自分という人間を、具体的な経験を根拠として相手に説明すること

だと考えるとよいでしょう。

自己PRは「自慢」ではない

「リーダーシップがあります」

「コミュニケーション能力があります」

と言うだけでは、根拠がありません。

自分の特徴 → 具体的な経験

をセットで説明します。

長所には具体的な根拠をつける

「責任感があります」と答えるなら、

「なぜそう言えるのか」

を示す経験を準備します。

抽象的な言葉だけでなく、実際の行動で説明することが重要です。

短所を無理に長所へ言い換えない

「完璧主義すぎるのが短所です」のように、短所を無理に長所へ変換する必要はありません。

自分の弱点を理解し、現在どのように向き合っているのかを説明できれば十分です。

「長所」と「自己PR」は同じではない

長所は自分の性格や特徴についての質問ですが、自己PRでは、それを具体的な経験や行動と結びつけて伝える必要があります。

また、自分だけで考えにくい場合には、家族や友人、先生などに「自分はどんな人間に見えるか」を聞いてみることも有効です。

社会問題・時事問題について質問されたら?

志望する学部や研究テーマによっては、社会問題や時事問題について質問されることがあります。

ニュースを暗記するだけでは不十分

ニュースの内容を覚えているだけではなく、

なぜそれが問題なのか。
どのような原因があるのか。
現在どのような対策があるのか。
自分はどう考えるのか。

まで考えます。

事実と自分の意見を区別する

面接では、

事実・データ

と、

自分の解釈や意見

を混同しないことが重要です。

根拠が曖昧な数字や情報を、確かな事実のように断言することは避けましょう。

賛成・反対の両方から考える

社会問題には、一つの正解があるとは限りません。

自分の意見だけでなく、

「別の立場から見ると、どのような考え方があるか」

も考えておくと、深掘り質問にも対応しやすくなります。

「私はこう思う」の前にリサーチする

社会問題を考えるとは、思いつきで解決策を出すことではありません。

現実がどうなっているのかを調べ、その現実を踏まえて考えること

です。

そのため、

①現状を調べる
②原因・既存の対策を確認する
③複数の立場から考える
④そのうえで自分の意見を持つ

という順番が重要です。

これは小論文対策とも共通します。

[→ 小論文の書き方・対策について詳しく見る]

面接では志望理由書・自己推薦書から質問される

総合型選抜・学校推薦型選抜では、提出書類そのものが面接の重要な材料になります。

提出した書類をもう一度読み直す

面接前には、志望理由書、自己推薦書、活動報告書、事前課題などを読み直してください。

一文ごとに、

「なぜ?」
「具体的には?」
「根拠は?」
「自分は何をした?」

と問いかけてみます。

書いた内容を自分の言葉で説明できるか

文章では書けても、口頭では説明できないことがあります。

特に、

抽象的な言葉
社会問題
研究テーマ
大学教員・研究者
本や資料
活動実績

については、追加質問を受けても説明できるよう確認しておきましょう。

書類と面接で矛盾しないようにする

出願後に考えが変わること自体は問題ではありません。

その場合は、

「出願時にはこう考えていましたが、その後調べる中で現在はこう考えています」

と説明できます。

重要なのは、自分自身が変化の理由を説明できることです。

志望理由書を作る過程そのものが面接対策になる

志望理由書を作る際に、

なぜこの問題なのか。
なぜ自分なのか。
何を研究したいのか。
なぜこの大学なのか。
将来何をしたいのか。

を十分に考えていれば、その内容はそのまま面接で使える思考になります。

志望理由書を作り終えてから面接対策が始まるのではありません。志望理由書を作る過程そのものが、すでに面接対策なのです。

面接回答を「丸暗記」してはいけない理由

面接対策で最も避けたいのが、想定質問への回答を一字一句作って暗記することです。

暗記では「想定外」に対応できない

例えば、

「なぜ本学を志望しましたか?」

を準備していても、

「他大学ではいけないのですか?」

と聞かれるかもしれません。

質問の角度が変わるだけで答えられなくなるのであれば、志望理由そのものを十分に理解しているとは言えません。

暗記した回答は質問とズレやすい

覚えてきた文章を話すことに集中すると、実際に聞かれた内容とは少し違う回答をしてしまうことがあります。

面接で重要なのは、

「何を言う予定だったか」ではなく、「今、何を聞かれているか」

です。

面接官はさらに深掘りする

仮に最初の回答を完璧に暗記していても、

「なぜ?」

「具体的には?」

「その根拠は?」

と続けて質問されれば、その場で考える必要があります。

だからこそ、丸暗記には限界があります。

では、何を準備すればよいのか

準備するのは「回答文」ではなく、

・将来の志
・問題意識
・自分自身の経験
・活動・リサーチ
・研究テーマ
・大学で必要な学び
・志望大学とのマッチング

です。

これらを自分自身が理解していれば、質問に応じて必要な材料を選んで答えることができます。

回答を覚えるのではなく、自分の考えを持つ。

これが、潜龍舎が面接対策で最も重視していることです。

総合型選抜の面接は「大学教員との対話」である

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接は、「正解を言い当てる試験」ではありません。

面接官は「敵」ではない

「本当にそうですか?」

「別の考え方はありませんか?」

と聞かれても、それだけで自分の回答が否定されたと考える必要はありません。

面接官は、受験生がどこまで考えているのかを知るために質問している場合があります。

質問を受けて考えることにも意味がある

想定していなかった視点を提示されたら、

「その点は考えていませんでした。ただ、今のお話を踏まえると……」

と、その場で考えても構いません。

重要なのは、準備していなかった質問が出た瞬間に思考を止めないことです。

相手の話を聞くことも面接力

面接では話す力だけでなく、相手の質問を正確に聞く力も重要です。

聞く → 考える → 答える → また聞く

というやり取りによって面接は進みます。

大学でのゼミ・研究につながる「対話する力」

大学に入れば、ゼミや研究の中で、

「なぜそう考えるのか?」

「その根拠は?」

「別の可能性は?」

と教員から問われることがあります。

総合型選抜の面接は、その入口とも言えます。

大学が求めているのは、

どんな質問にも完璧に答えられる高校生

というより、

質問を受け、自分で考え、自分の言葉で大学教員と対話できる高校生

だと考えるとよいでしょう。

面接で答えられない質問をされたら?

面接では、すべての質問に即答できるとは限りません。

答えられない質問が一つあっただけで直ちに不合格になると考える必要はありません。実際の評価方法は大学によって異なります。

沈黙を恐れて適当なことを言わない

分からないからといって、根拠のないことを話す必要はありません。

まず質問を正確に理解することを優先します。

質問の意味が分からなければ確認する

「申し訳ありません。○○という意味でのご質問でしょうか」

など、丁寧に確認して構いません。

質問を誤解したまま話し続けるより適切です。

知らないことは「知らない」と認める

知識として知らない場合には、無理に知っているふりをする必要はありません。

そのうえで、

「その点について十分には調べられていませんが、現在知っている範囲では……」

と考えを述べることもできます。

少し考えてから答えてもよい

質問された瞬間に答え始める必要はありません。

少し考える必要がある場合は、一呼吸置いてから答えましょう。

面接官の反論に無理に対抗しない

別の視点を示されたときには、必ず反論しなければならないわけではありません。

納得できる点があれば認め、それでも自分の意見を維持するのであれば理由を説明します。

答えを持っていない問いに出会ったときにも、誠実に向き合い、その場で考えようとすること。

これも面接では大切です。

総合型選抜の面接でやってはいけないNG回答・NG行動

一つのミスだけで必ず不合格になるわけではありませんが、次のような回答は面接での「対話」を壊しやすいため注意が必要です。

質問と違うことを答える

「なぜ?」なら理由、「具体的には?」なら具体例が求められています。

まず何を聞かれているのかを確認しましょう。

回答が長すぎる

面接はスピーチではありません。

まず結論を答え、必要な理由や具体例を加える程度にします。

抽象論ばかりで具体例がない

「社会貢献したい」

「多様性を大切にしたい」

だけではなく、

具体的に何を意味しているのか

を説明できるようにします。

提出書類と矛盾する

一字一句同じである必要はありませんが、問題意識や志望理由の根本が大きく食い違わないようにします。

根拠のないデータを断言する

曖昧な数字や情報を、事実であるかのように言うことは避けましょう。

事実と自分の意見を区別することが重要です。

覚えた文章を一方的に話し続ける

質問されたことより、暗記した文章を最後まで言うことを優先してはいけません。

面接官に気に入られそうな意見を言う

「こう言えば評価されそう」という理由だけで、本来の自分とは違う考えを演じる必要はありません。

面接では「理想的な受験生」を作るのではなく、自分自身の考えを誠実に説明することが重要です。

面接の服装・入退室・マナー

面接マナーを過度に恐れる必要はありません。

ノックの回数やお辞儀の角度を一つ間違えたら不合格になる、という試験ではありません。

基本的な礼儀を確認し、面接の内容に集中できる状態をつくることが目的です。

面接の服装

学校に制服がある場合は、制服で受験するのが自然です。

制服がない場合には、清潔感があり、派手すぎない服装を選びます。

大学から指定がある場合は、その指示を優先してください。

入室から着席まで

大学・会場スタッフの指示に従い、入室したら挨拶をします。

ノックの回数やお辞儀の角度を過度に気にする必要はありません。

話し方・視線・姿勢

面接官に聞こえる声で、普段より少しゆっくり話すことを意識します。

目線も不自然に固定する必要はありません。

複数の面接官がいる場合には、質問した相手を中心に自然に話せばよいでしょう。

敬語を間違えることを恐れすぎない

難しい敬語を使おうとして不自然になるより、丁寧な日本語で落ち着いて話す方が大切です。

相手の話を遮らない

これはマナーであると同時に、質問を正確に理解するためにも重要です。

オンライン面接の場合

事前に、

・インターネット接続
・カメラ
・マイク
・照明
・背景
・使用端末

を確認しておきます。

大学から接続方法などの指示がある場合は、必ず従ってください。

面接マナーを「演技」にしない

大切なのは、

清潔な服装
指示に従う
挨拶をする
相手の話を聞く
聞こえる声で話す
分からなければ確認する

という基本です。

細かな作法を気にしすぎず、大学教員との対話に集中しましょう。

総合型選抜の面接対策はいつから始めるべき?

面接対策は、試験直前になって突然始めるものではありません。

ただし、高校1年生から模擬面接を繰り返す必要があるという意味でもありません。

志望理由書を作る段階から始まっている

志望理由書を作る中で、

なぜその問題なのか。
なぜ自分なのか。
何を研究したいのか。
なぜこの大学なのか。
将来何をしたいのか。

を考えることは、そのまま面接準備になります。

面接直前に確認すること

出願書類が完成し、試験が近づいてきたら、

・提出書類
・大学・学部の特徴
・アドミッション・ポリシー
・研究したいテーマ
・関連する教員
・高校時代の活動
・関連する社会問題・時事問題

を確認します。

直前になって大量の回答文を作り、暗記する必要はありません。

高校1・2年生が今からできること

高校1・2年生であれば、面接練習そのものよりも、

社会に関心を持つ。
本を読む。
活動する。
探究する。
自分の経験について考える。

ことの方が重要です。

「面接の練習」を早く始めるのではなく、「面接で語れる自分」を作っていく。

これが早期対策です。

面接対策の具体的な練習方法

面接対策では、質問集を眺めるだけではなく、実際に声に出して答えてみましょう。

ただし、目的は模範回答を完成させることではありません。

まず提出書類から質問を作る

志望理由書・自己推薦書・活動報告書を読み、

「なぜ?」
「具体的には?」
「根拠は?」

と問いかけて、想定質問を作ります。

自分の提出書類から作った質問は、一般的な質問集以上に重要です。

一つの主張を「なぜ?」で深掘りする

例えば、

「教育格差の問題に取り組みたい」

なら、

「なぜ関心を持ったのか?」

「何が問題なのか?」

「現在どんな対策があるのか?」

「大学で何を学ぶ必要があるのか?」

と掘り下げます。

答えられない部分が、自分の準備不足です。

声に出して説明する

文章で分かっていることと、口頭で説明できることは別です。

実際に話してみると、

「長すぎる」

「結論が分からない」

「抽象的すぎる」

といった問題に気づけます。

基本的には、

結論 → 理由 → 必要なら具体例

の順で答えると分かりやすくなります。

第三者から質問してもらう

家族、先生、友人などに質問してもらうと、自分では想定していなかった聞き方に出会えます。

大切なのは、同じ質問に同じ文章で答える練習ではなく、質問の角度が変わっても自分の考えから答えられるかを確認することです。

答えられなかった質問は調べ直す

答えられなかった原因が、

知識不足なのか。
志望理由が曖昧なのか。
研究テーマが浅いのか。
大学について調べ足りないのか。

を確認します。

面接練習の回数そのものより、答えられなかった問いをきっかけに、自分の考えを深めることの方が重要です。

潜龍舎の総合型選抜・学校推薦型選抜 面接対策

潜龍舎の面接対策は、何度も模擬面接を繰り返したり、想定回答を暗記させたりする指導ではありません。

受験生一人ひとりについて、

志望大学・学部学科
志望理由書・自己推薦書
活動実績
研究テーマ
将来の志

などを踏まえ、想定される質問を70〜100問程度作成します。

そのうえで、面接直前に一度、質問の意図や回答の方向性について打ち合わせを行います。

志望理由書を作る段階で、すでに面接対策は始まっている

なぜ一度の打ち合わせで対応できるのか。

それは、潜龍舎では志望理由書・自己推薦書を作る段階で、

なぜこの大学なのか。
なぜその問題に関心を持ったのか。
大学で何を研究したいのか。
将来何を成し遂げたいのか。

といった部分をかなり深く掘り下げているからです。

経験 → 問題意識 → 活動・リサーチ → 研究テーマ → 大学とのマッチング → 将来の志

まで一本につなげているため、面接直前になってゼロから回答を作る必要がありません。

志望理由書を作る過程そのものが、すでに面接対策になっている。

これが潜龍舎の基本的な考え方です。

一人ひとりについて70〜100問程度の想定質問を作成

一般的な頻出質問だけでなく、その生徒が実際に提出した志望理由書・自己推薦書から質問を作ります。

書類のどこから質問されても、自分自身で説明できるかを確認するためです。

70〜100問を用意するのは、70〜100個の模範回答を作るためではありません。

回答は暗記させない

潜龍舎では、想定質問に対する回答を一字一句作って暗記させることはしません。

質問が変わっても、

自分が取り組みたい問題
→ 研究テーマ
→ 必要な専門的な学び
→ 志望大学とのマッチング
→ 将来の志

という軸を本人が理解していれば、自分の言葉で答えることができます。

覚えるのは「回答文」ではなく、自分自身の考えです。

面接対策は「最後の仕上げ」

潜龍舎の面接対策だけを見ると、

「70〜100問程度の想定質問を作り、一度打ち合わせをする」

という比較的シンプルなものです。

しかし、それが可能なのは、それ以前に志望理由書・自己推薦書を高い精度まで作り込み、本人の考えを十分に整理しているからです。

面接対策は、そこで初めて受験生の中身を作る作業ではありません。

それまで作り上げてきた自分の考えを、どのような角度から質問されても口頭で説明できるかを確認する「最後の仕上げ」

だと考えています。

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接についてよくある質問

面接は何分くらいですか?

大学・学部によって異なります。

必ず募集要項や受験案内を確認してください。

重要なのは時間そのものより、限られた時間の中で質問されたことに的確に答えることです。

面接では何問くらい質問されますか?

一律ではありません。

一つの回答に対して「なぜ?」「具体的には?」と追加質問される場合もあるため、質問数よりも、一つのテーマについて複数の角度から説明できることが重要です。

一つの回答は何秒・何分くらいがよいですか?

すべての質問に同じ長さで答える必要はありません。

まず質問に直接答え、必要な理由や具体例を加えます。

最初からすべてを話し切ろうとせず、面接はスピーチではなく対話であることを意識しましょう。

答えられない質問があったら不合格になりますか?

一つの質問に答えられなかっただけで直ちに結果が決まるとは限りません。

質問の意味が分からなければ確認し、知らないことは無理に知っているふりをせず、必要なら少し考えてから答えましょう。

面接の回答は暗記した方がよいですか?

潜龍舎では、回答の丸暗記はおすすめしていません。

準備すべきなのは文章ではなく、

自分の経験、問題意識、研究テーマ、大学で学ぶ必要性、将来の志

です。

回答を覚えるのではなく、自分の考えを持つ。

これが重要です。

志望理由書と同じ内容を話してもよいですか?

もちろん構いません。

ただし、志望理由書をそのまま暗記して読み上げるのではなく、質問に応じて必要な部分を自分の言葉で説明することが大切です。

出願後に考えが変化した場合には、その理由を説明できればよいでしょう。

面接で嘘をついたら分かりますか?

経験や活動を誇張することは避けましょう。

面接では、

「具体的に何をしたのですか?」

「そのとき何を考えましたか?」

と深掘りされることがあります。

「すごい高校生」を演じるのではなく、実際に経験し、考えてきたことを説明することが重要です。

大学入試でも「圧迫面接」はありますか?

潜龍舎では、大学入試でいわゆる「圧迫面接」を過度に心配する必要はないと考えています。

企業の採用面接では、かつて応募者に意図的に心理的圧力をかける面接が行われることがあり、「圧迫面接」という言葉が広く知られるようになりました。

しかし、大学入試については、潜龍舎では原則としてそのような面接を想定して特別な対策をしていません。また、これまで指導した受験生からも、面接官が意図的に威圧したり、人格を否定したりするような面接を受けたという報告はありません。

一方、

「本当にそうですか?」

「その根拠は?」

「他大学でもよいのではありませんか?」

など、受験生にとって厳しく感じる質問が行われる可能性はあります。

大学教員にとっては通常の深掘り質問であっても、緊張している受験生には「圧迫された」と感じられる場合があります。

したがって重要なのは、「圧迫面接への特別な対処法」を覚えることではなく、厳しく感じる質問であっても、それを自分の考えをさらに説明するための問いとして受け止めることです。

面接練習は何回くらい必要ですか?

必要な回数は人によって異なります。

何度練習したかより、志望理由や研究テーマについてどこまで考えられているかの方が重要です。

潜龍舎では、志望理由書・自己推薦書を十分に作り込んだうえで、一人ひとりに70〜100問程度の想定質問を作成し、回答の方向性を確認する打ち合わせを基本的に一度行います。

回答文を暗記させることはありません。

オンライン面接で注意することはありますか?

事前に、

インターネット接続、カメラ、マイク、照明、背景、使用端末

を確認しておきましょう。

大学から具体的な指示がある場合は、必ずその指示を優先してください。

面接で一番大切なことは何ですか?

「うまい回答」を作ることではありません。

なぜその大学なのか。
何に問題意識を持っているのか。
大学で何を研究したいのか。
高校時代に何をしてきたのか。
将来何を成し遂げたいのか。

について、自分自身が理解していることです。

総合型選抜・学校推薦型選抜の面接は、暗記した回答を再生する試験ではありません。

大学教員からの質問を聞き、自分で考え、自分の言葉で答える「対話」です。

面接対策で最終的に目指すべきなのは、すべての質問を予想することではありません。

想定していなかった質問にも、それまで自分が考えてきたことを材料として、自分の言葉で向き合える状態をつくること。

それが、総合型選抜・学校推薦型選抜の面接対策です。

【オンライン個別指導】 総合型選抜(AO入試)・ 学校推薦型選抜 / 小論文対策 専門塾 潜龍舎

スタッフ全員が博士号を有する現役研究者集団による総合型選抜/学校推薦型選抜対策、小論文対策指導 専門塾。総合型選抜・学校推薦型選抜対策をトータルプロデュース!小論文、志望理由書から面接、プレゼンテーション対策指導までアカデミック・スキルズにもとづいた本格の指導を行います。