CONTACT
ご相談フォーム
048-796-7782
CONTACT
ご相談フォーム >>
電話で相談する >>
048-796-7782
北浦和駅の塾 | 小学生 中学生 高校受験 雄飛会 | 高校生 大学受験 文武修身塾×潜龍舎 > 【総合型選抜・学校推薦型選抜】潜龍舎ブログ【小論文】@オンライン > 大学に合格するためだけではない――大学で学び、研究する力を育てる総合型選抜/学校推薦型選抜 対策

大学に合格するためだけではない――大学で学び、研究する力を育てる総合型選抜/学校推薦型選抜 対策

「合格する志望理由書」を作ることが、潜龍舎の仕事ではありません

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策というと、「合格する志望理由書の書き方を教えてほしい」「面接で評価される答えを作ってほしい」「小論文で点を取れる書き方を教えてほしい」と考える人も多いでしょう。

もちろん、潜龍舎も受験指導を行う塾です。志望大学への合格を目指して、志望理由書・自己推薦書、小論文、面接などの対策を行います。

しかし、「大学に評価されそうな志望理由」を考え、それらしい文章に仕上げて合格させることが、潜龍舎の仕事だとは考えていません。

志望理由書に書くべきなのは、本来、その生徒自身がこれまで経験し、考えてきたことと、これから大学で学び、研究したいことだからです。

「あなたは何に関心を持っているのか」
「なぜ、それが気になるのか」
「これまで何を経験し、何を調べ、何を考えてきたのか」
「まだ分からないことは何なのか」
「大学で何を学び、どのような問いについてさらに考えたいのか」

こうした問いに、最初から立派な答えを持っている高校生ばかりではありません。

だから潜龍舎では、すぐに志望理由書を書かせることから始めません。

生徒の話を聞く。本を読む。社会について調べる。これまでの経験を振り返る。「なぜ?」を繰り返す。ときには考えが変わり、最初から考え直す。

そうした対話と試行錯誤を重ねながら、その生徒自身の問題意識や問いを一緒に探していきます。

志望理由書は、その過程の最後にできあがるものです。

潜龍舎が目指しているのは、受験生に代わって「合格する志望理由」を作ることではありません。

一人ひとりの「あなた」と向き合い、あなた自身が問いを持ち、調べ、考え、自分の言葉で表現できるようになることを支えること。

それが潜龍舎の仕事です。

そして、なぜ私たちがそこまで「自分で問い、考えること」にこだわるのか。

その理由は、総合型選抜の先にある、大学という場所そのものにあります。

そもそも、何のために大学へ行くのか

高校生に「なぜ大学へ行くのですか」と尋ねると、さまざまな答えが返ってくるでしょう。

「将来やりたい仕事があるから」「資格を取りたいから」「就職の選択肢を広げたいから」「興味のある分野を勉強したいから」。

どの答えも、それだけで間違いというわけではありません。

しかし、総合型選抜・学校推薦型選抜を受験するのであれば、もう一歩踏み込んで考えてほしいことがあります。

自分は、大学という場所で何をしたいのか。

「○○大学に合格したい」と「○○大学で学びたい」は、同じではありません。

大学には、それぞれ異なる学部・学科があり、専門の異なる教員がいて、さまざまな研究が行われています。同じ「心理学」「文学」「経済学」と呼ばれる分野でも、大学によって学べる内容や研究の方向は異なります。

だから大学を選ぶということは、「どこに合格したいか」を選ぶだけではなく、「自分は何を学び、何について考えていきたいのか」を選ぶことでもあります。

潜龍舎では、高校生に「将来の職業」を決めさせることだけを進路指導の目的にはしていません。

何に心を動かされるのか。何を不思議だと思うのか。何をもっと知りたいのか。どのような問いについて時間をかけて考えてみたいのか。

そうしたことを考えながら、自分が大学で学ぶ意味を見つけていくことが大切だと考えています。

大学は、入試に合格した瞬間に目的を達成する場所ではありません。

合格したところから、本当の学びが始まる場所です。

大学は「答えを教えてもらう場所」ではなく「問いを研究する場所」

大学では、高校までより専門的な知識を学びます。

しかし、大学での学びは、すでに分かっていることを先生から教えてもらい、それを覚えることだけではありません。

大学は「教育」の場であると同時に、「研究」の場でもあるからです。

研究の出発点にあるのは、「問い」です。

「なぜ、このような現象が起こるのだろう」
「これまでの説明は、本当に正しいのだろうか」
「この作品を、別の視点から読むことはできないだろうか」
「この社会問題は、なぜ解決されないのだろう」

こうした問いを立て、これまで何が明らかにされてきたのかを調べ、必要な資料やデータを集め、他者の研究や異なる考えと向き合いながら、自分なりの答えを探していく。

それが研究の基本的な営みです。

つまり、研究とは、最初から用意されている「正解」を当てることではありません。

大学の教員もまた、それぞれの専門分野で問いを持ち、研究を続けています。そして学生も、専門的な知識や研究方法を学びながら、次第にその営みに参加していきます。

大学とは、知識を学び、その知識を使って新たな問いを立て、調べ、考え、他者と議論し、自分なりの答えを探究する場所です。

大学で学ぶとは、知識を増やすだけではなく、知識をもとに自分で問い、考えることのできる人間になっていくことでもあるのです。

大学は就職のためだけの訓練校ではない

大学を選ぶとき、「この学部に進学したら、将来どのような仕事に就けるのだろう」と考えることは大切です。

もちろん、医学、薬学、看護、教育など、資格や職業と強く結びついた学部もあります。また、どの学部であっても、大学で身につけた知識や能力を将来の仕事に生かすことには大きな意味があります。

しかし、潜龍舎では、大学を就職のためだけの訓練校だとは考えていません。

大学では、一つの学問を専門的に学ぶことを通して、ものごとを深く考えるための方法を身につけていきます。

文献を読む。事実を調べる。何が問題なのかを見つける。異なる立場を知る。根拠を確かめる。自分の考えを疑う。他者からの批判に耳を傾け、必要なら考えを修正する。

こうした経験は、特定の職業だけで使うものではありません。

社会に出ても、あらかじめ正解が用意された問題ばかりに出会うわけではないからです。

だから高校生には、

「就職に有利だから、この学部へ行く」

だけではなく、

「自分は何を知りたいのか」
「何について深く考えてみたいのか」
「大学でどのような学問に取り組みたいのか」

という問いについても考えてほしいと思います。

将来の職業を考えることと、知りたいことを追究することは、対立するものではありません。

大学で何を学ぶか。そして、そこで学んだことを、その後の仕事や人生にどうつなげていくか。

その両方を自分自身で考えていくことが、大学へ進学する意味の一つだと潜龍舎は考えています。

問いを立て、調べ、考え、対話し、自分の言葉で表現する

潜龍舎では、大学で学ぶために必要な営みを、「問いを立てる、調べる、考える、対話する、表現する」という五つの言葉で捉えています。

まず、問いを立てること

「なぜ、こうなっているのだろう」「本当にそうなのだろうか」「別の見方はできないだろうか」。自分が何を知りたいのか、何がまだ分からないのかを明らかにすることが、学びの出発点です。

次に、調べること

自分の思いつきだけで答えを出すのではなく、本や論文を読み、統計や資料を確認し、すでに何が分かっているのかを知ります。

そして、考えること

調べたことを並べるだけでは研究にはなりません。「この説明は本当に妥当なのか」「この資料からどこまで言えるのか」と検討する。自分の考えを疑い、必要なら考え直すことも、「自分で考える」ということの一部です。

さらに、他者と対話すること

異なる意見を聞き、質問され、反論を受けることで、自分一人では気づかなかった見方や問題に出会います。

対話とは、自分の意見を押しつけることでも、相手に合わせることでもありません。異なる考えを持つ他者とのやり取りを通して、自分の考えを深めることです。

そして、自分の言葉で表現すること

何を主張したいのか、その理由は何か、どのような根拠があるのかを整理し、文章や言葉によって他者に伝えます。

この五つは独立したものではありません。

問いを立てる。調べる。考える。対話する。表現する。そして、そこからまた新しい問いが生まれる。

大学での学びや研究は、この循環を繰り返しながら深まっていきます。

潜龍舎が高校生に身につけてほしいと考えているのも、この力です。

だから、総合型選抜を「受験テクニック」にしたくない

もちろん、受験には技術が必要です。

志望理由書には読み手に伝わる構成があります。小論文では設問を正確に読み、主張と根拠を論理的につなぐ必要があります。面接でも、質問の意図を理解し、自分の考えを分かりやすく伝える練習が必要です。

潜龍舎でも、こうした技術はきちんと指導します。

しかし、書き方を覚えれば志望理由書が書けるわけではありません。

大学のホームページを調べ、「大学に評価されそうな研究テーマ」を作り、それに合わせて志望理由を書くこともできるでしょう。

けれども、それでは順序が逆です。

まず考えるべきなのは、

自分は何に関心を持っているのか。
なぜ、それが気になるのか。
これまで何を経験し、何を考えてきたのか。
その問題について何を調べたのか。
それでもなお分からないことは何なのか。

ということです。

そのうえで、自分の問いを追究できる大学・学部・学科を探す。そこで初めて、「なぜこの大学で学びたいのか」という志望理由が具体的になります。

小論文や面接でも同じです。

「型」や想定問答を覚えるだけでは、初めて出会った問題について自分で考えることはできません。

だから潜龍舎では、「こう書けば受かる」「こう答えれば評価される」という正解を渡すことだけを、総合型選抜対策とは考えていません。

総合型選抜に合格するために、大学で学びたいことを「作る」のではない。
大学で本当に学びたいことを見つけ、考え、それを伝えられるようになる。その結果として、合格を目指す。

潜龍舎が総合型選抜を「受験テクニック」にしたくないのは、そのためです。

「興味がある」から「大学で研究したい問い」へ

「心理学に興味があります」
「国際問題について学びたいです」
「子どもの教育に関心があります」
「環境問題が気になります」

最初は、それでよいのです。

大切なのは、「興味があります」で終わらせないことです。

たとえば「子どもの教育に興味がある」なら、「なぜ教育に興味を持ったのか」と考えてみる。

自分自身の学校生活にきっかけがあったのかもしれません。ニュースや本を読んで、現在の教育に問題を感じたのかもしれません。

さらに、

教育の何が気になるのか。
誰についての問題なのか。
なぜそれを問題だと思うのか。
すでに何が分かっているのか。
それでもなお、何が分からないのか。

と掘り下げていきます。

こうして、漠然とした「興味」が少しずつ具体的な「問い」へ変わっていきます。

このとき重要なのは、最初から研究テーマを決めてしまわないことです。

本を読み、資料を調べ、人と話すうちに、「本当に気になっていたのはこちらだった」と気づくことがあります。

問いが変わることは失敗ではありません。

調べることによって問いそのものが変わっていくことも、研究の大切な過程です。

潜龍舎では、生徒の話を聞き、「それはなぜ?」「本当にそうだろうか」と問い返し、必要な本や資料を紹介しながら、生徒自身が自分の問いを見つけていくことを大切にしています。

そして問いが見えてきたところで、その問いを考えるためにはどのような学問が必要なのか、どの大学・学部で学べるのか、どのような研究が行われているのかを調べます。

大学を先に決めて、その大学に合わせて「研究したいこと」を作るのではありません。
自分の興味を掘り下げ、問いを育て、その問いをさらに追究できる大学を探していく。

高校生の段階で、完成された研究テーマを持つ必要はありません。

自分の「好き」「気になる」「なぜだろう」を大切にし、そこから調べ、考え、自分なりの問いを育てていくこと。

その問いが、大学での学びへ向かう最初の一歩になります。

志望理由書・小論文・面接は、すべて一つの学びにつながっている

総合型選抜・学校推薦型選抜では、志望理由書・自己推薦書、小論文、面接など、さまざまな方法で受験生が評価されます。

しかし、潜龍舎では、この三つをまったく別々のものだとは考えていません。

志望理由書では、自分がこれまで何を経験し、どのような問題意識を持ち、大学で何を学びたいのかを伝えます。

小論文では、課題文や資料から問題を読み取り、根拠を示しながら自分の考えを組み立てます。

面接では、志望理由やその場で提示された問いについて、自分の言葉で説明します。

表現の方法は違っても、その根底にあるのは、自分で問い、考え、他者に伝える力です。

たとえば、志望理由書に「地域社会の活性化について研究したい」と書いても、その問題についてほとんど調べていなければ、面接で「具体的に何が問題なのですか」と問われたときに答えることは難しいでしょう。

反対に、自分の問題意識について本を読み、資料を調べ、考えてきた生徒であれば、その蓄積は志望理由書だけでなく、小論文や面接にも生きてきます。

だから潜龍舎では、志望理由書・小論文・面接の対策そのものを、大学で学ぶための準備として捉えています。

三つの試験を別々に攻略するのではなく、そのすべてを通して、自分で考え、それを他者へ伝えられるようになる。

それが、潜龍舎の考える総合型選抜・学校推薦型選抜の学びです。

潜龍舎は、一人ひとりの「あなた」に向き合う塾です

では、高校生にこうした力を身につけてもらうために、どのような指導をすればよいのでしょうか。

潜龍舎が約10年間の指導を通してたどり着いた答えは、驚くほど単純なものです。

一人ひとりの生徒と、きちんと向き合うことです。

総合型選抜の指導には、もちろん方法論があります。

しかし、どれほど優れた方法論があっても、すべての高校生を同じ型に当てはめることはできません。

これまで経験してきたことも、好きなことも、社会について気になっていることも違います。やりたいことが決まっている生徒もいれば、まだ分からない生徒もいます。

だから潜龍舎では、まず話を聞きます。

「なぜ、その学部に行きたいの?」
「どうして、それが気になったの?」
「その経験をしたとき、何を考えた?」
「それは本当にそうなのかな?」

すぐに答えが出ないからこそ、一緒に考えます。

本を探すこともあります。資料を調べることもあります。前回まで考えていた研究テーマを捨てて、最初から考え直すこともあります。

そうした対話を重ねるなかで、

「もしかしたら、自分が本当に気になっているのは、こっちなのかもしれない」

と、生徒自身が気づくことがあります。

潜龍舎が大切にしたいのは、その瞬間です。

あなた自身の志望理由をつくるためには、あなたのことを知らなければならない。あなた自身の問いを見つけるためには、あなたが何を見て、何を経験し、何を考えてきたのかを知らなければならない。

だから、時間をかけて話を聞きます。

「一人ひとりに向き合う」という言葉は、教育の世界ではありふれた表現かもしれません。

それでも潜龍舎は、結局のところ、教育の王道はそこにしかないと考えています。

だから、潜龍舎の指導は完全個別です。

93人の合格者――私たちは、みんなのことを覚えています

塾や予備校の広告では、「累計○千人を指導」「○万人の受講実績」といった数字を目にすることがあります。

それだけ多くの生徒を指導してきたことは、大きな実績です。

潜龍舎には、そのような数字はありません。

開塾以来、およそ10年間で、潜龍舎から志望校への合格を果たした生徒は93人です。

しかし、潜龍舎にとって大切なのは、「93」という数字そのものではありません。その数字の向こう側に、93人の生徒がいることです。

どの大学を目指していたのか。
何に悩んでいたのか。
どのような志望理由書を書いてきたのか。
どんな本を一緒に読んだのか。
どんな研究テーマについて話したのか。

私たちは、その93人のことを覚えています。

潜龍舎では、オンラインで行う指導を録画し、生徒・保護者と共有してきました。それらは生徒が授業を振り返るためだけでなく、潜龍舎にとっても大切な指導の蓄積になっています。

そこに残っているのは、単なる「合格者データ」ではありません。

一人の高校生が何に悩み、何を調べ、どのように考えを変え、最後にどのような言葉で自分自身を表現できるようになったのか。

その学びの過程そのものです。

93人の異なる高校生と向き合い、93通りの試行錯誤を重ねてきたことが、潜龍舎の教育の蓄積です。

これから教え子が増えていったとしても、一人ひとりが「合格者数」という数字のなかに消えてしまう塾にはしたくありません。

新しく潜龍舎に来る生徒も、94人目という「数」ではありません。

一人の「あなた」です。

だから、また最初から話を聞き、一緒に考えるところから指導を始めます。

メソッドに生徒を当てはめるのではなく、生徒と一緒に考える

潜龍舎にも、総合型選抜・学校推薦型選抜を指導するための方法論があります。

活動や経験の振り返り方、問題意識の掘り下げ方、研究テーマの具体化、大学・学部研究、志望理由書、小論文、面接。それぞれに、これまで蓄積してきた方法があります。

しかし、メソッドに生徒を当てはめれば教育ができるとは考えていません。

実際の高校生は、決められた順序どおりには進みません。

最初は立派な研究テーマを掲げていても、本を読み、調べるうちに、

「これは本当に自分が考えたいことなのだろうか」

と立ち止まることがあります。

そのときは、必要なら戻ります。もう一度話します。別の本を読みます。せっかく書いた志望理由書を大きく書き直すこともあります。

その遠回りのなかで、初めて「これは自分が本当に考えたいことだ」と思える問いに出会うことがあるからです。

もちろん、何でも生徒任せにするわけではありません。

知らないことがあれば教えます。読むべき資料を紹介します。論理に飛躍があれば指摘します。文章がうまく書けなければ、見本を示すこともあります。

しかし、最後に考え、選び、自分の言葉で表現するのは生徒自身です。

教えるべきことは教える。見せるべきものは見せる。しかし、最後は自分で考える。

分からない。考える。試してみる。間違える。問い返される。また考える。

その試行錯誤を、生徒から奪わないことも教育の一部です。

潜龍舎では、方法論を手掛かりにしながら、一人ひとりの生徒と一緒に考えます。

潜龍舎の基盤は「対話する教育」です

潜龍舎の指導の基盤にあるのは、対話することです。

ここでいう対話とは、単に先生と生徒がたくさん話すことではありません。

まだ答えのないことについて、指導者と生徒が一緒に考えること。

それが、潜龍舎の考える対話です。

生徒が「地域格差について研究したい」と話したなら、

「地域格差の何が気になっているの?」
「なぜ、それを問題だと思うの?」
「そもそも、ここでいう『格差』とは何だろう?」
「すでにどのような研究があるのだろう?」

と問い返していきます。

すると、生徒自身が「そこまでは考えていなかった」と気づくことがあります。

そこから調べ、本を読み、もう一度話します。

対話とは、すでにある答えを確認するだけではなく、それまで見えていなかった問いや考えを生み出していく営みでもあります。

だから、教えると同時に、聞く。

説明すると同時に、問いかける。

そして、生徒から返ってきた言葉によって、指導者自身も考える。

潜龍舎では、この往復を大切にしています。

対話の目的は、指導者の考えを生徒に覚えてもらうことではありません。

最初は「なんとなく興味があります」としか言えなかった高校生が、

「私はこの問題についてこう考えています。しかし、ここがまだ分かりません。だから大学でさらに考えてみたいです」

と言えるようになる。

そのための対話です。

「燃費の悪い教育」を、私たちは大切にしています

一人の生徒の話を、じっくり聞く。

なぜそう考えたのかを問いかける。

分からないことがあれば、一緒に調べる。

書いてきた文章について話し合う。

考えが変われば、せっかく書いた志望理由書を大きく書き直す。

潜龍舎では、こうした指導をときどき「燃費の悪い教育」と呼んでいます。

同じ教材を使い、同じ順序で授業を進め、決められた時間で多くの生徒を指導するのであれば、もっと効率化できるでしょう。

しかし、潜龍舎が育てたいのは、用意された答えを上手に再現できる生徒ではありません。

知らないことに出会ったら調べる。問い返されたら考える。異なる意見に出会ったら、自分の考えをもう一度見直す。

そうした力は、答えを渡すだけでは身につきません。

だから、すぐに答えを教えないことがあります。

「あなたはどう思う?」と問い返します。

もちろん、遠回りをすればするほどよいという意味ではありません。

教えるべきことは教える。必要な知識や方法は示す。間違っているところは指摘する。

そのうえで、

生徒自身が考えなければならないところまで、指導者が代わりに考えてしまわない。

この線引きを大切にしています。

そのためには、一人の生徒と話し、提出された文章を読み、必要な資料を探し、生徒自身が考えを深めていくための時間が必要です。

だから潜龍舎は、完全個別指導という形をとっています。

一人の「あなた」と話し、考え、試行錯誤するための時間を確保する。

効率だけを考えれば、決して「燃費のよい」教育ではありません。

しかし、教育上必要な手間まで効率化してしまわないこと。

それが、潜龍舎の大切にしている「燃費の悪い教育」です。

潜龍舎が目指す「高校生のための小さな研究室」

大学で学び、研究するためには、自分で問いを持ち、調べ、考える力が必要です。

そして、その力を育てるためには、一人ひとりと向き合い、対話する時間が必要です。

この二つを合わせると、潜龍舎が目指している場所が見えてきます。

高校生のための小さな研究室

もちろん、高校生に大学院生や研究者と同じ水準の研究を求めるという意味ではありません。

出発点は、もっと素朴なものでよいのです。

「どうして、こうなっているんだろう」
「ニュースで見たこの問題が気になる」
「みんなは当たり前だと言うけれど、本当にそうなのだろうか」
「もっと知りたい」

そうした疑問や違和感が、研究の入口になります。

研究の根本にあるのは、

「まだ分からないから、考えてみたい」

という姿勢です。

だから潜龍舎では、

「分かりません」
「まだうまく説明できません」
「調べてみたら、最初に考えていたことと違いました」

と言えることを大切にします。

自分が何を分かっていて、何をまだ分かっていないのかを知ることから、学びは始まるからです。

指導者は必要な知識や方法を教え、資料を示し、論理に問題があれば指摘します。

しかし同時に、生徒の話を聞き、一緒に考えます。

生徒一人ひとりが違う問いを持ち、それぞれの仕方で調べ、考えていく。

潜龍舎がつくりたいのは、そんな場所です。

志望理由書、小論文、面接も、「合格したら使わなくなる受験テクニック」だけにはしたくありません。

それらを、大学で学び、研究するための最初の練習にする。

合格するためだけに学ぶのではなく、大学で学ぶために受験する。

それが、潜龍舎の目指す「高校生のための小さな研究室」です。

高校1・2年生から「大学で学ぶ準備」を始める

潜龍舎では、できれば高校1・2年生のうちから少しずつ準備を始めてほしいと考えています。

ただし、高校1年生から志望理由書を書いたり、面接の想定質問を暗記したりするという意味ではありません。

高校1・2年生のうちにしてほしいのは、もっと根本的な「大学で学ぶための準備」です。

本を読む。

ニュースを見て、社会を知る。

授業で面白いと思ったことを、もう少し調べてみる。

映画や小説、芸術作品に触れる。

探究活動に取り組む。

部活動や課外活動を通して、さまざまな人と関わる。

そして、

「面白い」
「もっと知りたい」
「なぜだろう」

という感覚を、そのままにしないことです。

高校1・2年生で、将来の職業や研究テーマまで決まっている必要はありません。

むしろ、知ることによって興味が変わってもよいのです。

興味が変わるということは、それだけ世界について知ったことが増えたということでもあります。

そして、こうした高校生活の積み重ねは、結果として総合型選抜・学校推薦型選抜の準備にもなります。

学校の勉強は評定につながります。

英語の学習は英検などの外国語資格につながります。

関心を掘り下げた活動は、活動実績や探究につながります。

読書や社会について考える経験は、小論文の土台になります。

そして、それらの経験が、志望理由書や面接で「なぜ、この大学で学びたいのか」を語るための土台になります。

高校生活そのものを、自分が何に関心を持ち、何を学びたいのかを探していく時間にする。

潜龍舎が高校1・2年生に伝えたいのは、「早く受験生になろう」ということではありません。

受験の準備を早く始めるのではなく、大学で学ぶ準備を早く始める。

それが、潜龍舎が高校1・2年生に勧めたいことです。

合格はゴールではなく、大学で学ぶためのスタート

潜龍舎は受験指導を行う塾です。

ですから、生徒が第一志望の大学に合格することを真剣に目指します。

しかし、大学への合格は学びの終わりではありません。

大学に合格したところから、本当の大学での学びが始まります。

大学に入れば、新しい本や論文を読み、自分とは異なる考えに出会い、授業やゼミで自分の意見を問われます。

高校時代に志望理由書へ書いた研究テーマが、大学で学ぶうちに別の問いへ変わることもあるでしょう。

それでよいのです。

志望理由書は、将来を固定する契約書ではありません。

その時点で、自分が何を知り、何を考え、これから何を学びたいのかを言葉にしたものです。

学ぶことによって以前の考えを問い直し、新しい問いを持てるようになることも、大学で学ぶ意味の一つです。

だから、潜龍舎が目指しているのは、

「大学に合格できる高校生」を育てることだけではありません。
「大学に入ってから、自分で学び続けられる人」を育てることです。

合格は、確かに大切な目標です。

しかし、合格は学びのゴールではありません。

大学という新しい場所で、自分自身の問いを持ち、さらに学び、考えていく。

そのスタートラインに立つために、潜龍舎は総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を行っています。

潜龍舎の総合型選抜・学校推薦型選抜対策

潜龍舎では、志望理由書・自己推薦書、小論文、面接、活動・探究、評定、英検・外国語資格など、総合型選抜・学校推薦型選抜に必要となる準備を総合的に支援しています。

しかし、それぞれを別々の「受験対策」として考えているわけではありません。

活動や経験を振り返る。そこから問題意識を見つける。本や資料を調べる。大学で研究したい問いを考える。大学・学部について調べる。そして、それを志望理由書、小論文、面接へつなげていく。

そのすべてが、一人の高校生が大学で学ぶための一つの準備だと考えています。

指導は完全個別です。

一人ひとりの経験や関心、志望大学、現在の準備状況を確認しながら、その生徒に必要なことを一緒に考えていきます。

必要な知識や方法は教える。資料を示す。文章を添削する。論理に問題があれば指摘する。

しかし、最後に考え、選び、言葉にするのは生徒自身です。

合格するためだけに学ぶのではなく、大学で学ぶために受験する。

志望大学への合格を真剣に目指しながら、その過程そのものを、大学で学び、研究するための準備にする。

そして、その過程を一人の「あなた」と一緒に歩む。

それが、潜龍舎の総合型選抜・学校推薦型選抜対策です。

「潜龍舎の総合型選抜・学校推薦型選抜対策を詳しく見る」

【オンライン個別指導】 総合型選抜(AO入試)・ 学校推薦型選抜 / 小論文対策 専門塾 潜龍舎

スタッフ全員が博士号を有する現役研究者集団による総合型選抜/学校推薦型選抜対策、小論文対策指導 専門塾。総合型選抜・学校推薦型選抜対策をトータルプロデュース!小論文、志望理由書から面接、プレゼンテーション対策指導までアカデミック・スキルズにもとづいた本格の指導を行います。