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浦和高校受験専門塾 雄飛会 | 浦和高校合格 埼玉の高校受験へ徹底指導 > 潜龍舎ブログ > 「合格する」志望理由書 / 自己推薦書 の作り方 【総合型選抜・学校推薦型選抜】

「合格する」志望理由書 / 自己推薦書 の作り方 【総合型選抜・学校推薦型選抜】

「合格する」志望理由書の作り方

潜龍舎のノウハウをすべて公開!フルオープンの出し惜しみなしです。

Contents

【「合格する」志望理由書の作り方 重要ポイント解説書】

潜龍舎 【総合型選抜・学校推薦型選抜対策 準備シート】(高1,2年生用)

 

潜龍舎オープンチャットでは、志望理由書や自己推薦書の作成についてご質問を随時お受けしております。

こちら→潜龍舎主催 総合型選抜・学校推薦型選抜対策相談室オープンチャット

 

「合格する志望理由書の作り方1」

 

「合格する志望理由書の作り方2」

 

「合格する志望理由書の作り方3」

 

「合格する志望理由書の作り方4」

 

「合格する志望理由書の作り方5」

 

「合格する志望理由書の作り方6」

 

「合格する志望理由書の作り方7」

 

「合格する志望理由書の作り方8」

 

「合格する志望理由書の作り方9」

志望理由書/自己推薦書/活動報告書の構成について

 

【総合型選抜・学校推薦型選抜 合格者の志望理由書を分析してみよう】 シリーズ

早稲田大学スポーツ科学部

 

慶應義塾大学法学部FIT入試

 

上智大学 自己推薦入試

 

東京女子大学 「知のかけはし入試」

 

津田塾大学 学芸学部 国際関係学科

 

日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科

 

総合型選抜・学校推薦型選抜 「こんな志望理由書はダメだぁ…」シリーズ

第一回【学部・学科と本人がやりたいことが一致していない】

第二回【自分事の問題になっていない】

 

第三回【表現における問題点】

 

第四回【将来の志望に対する理解が浅い】

 

【総合型選抜・学校推薦型選抜】先輩たちに学ぶ志望理由書の作り方シリーズ

第一回

 

第二回

 

第三回

 

第四回

 

 

「勝つための」志望理由書をつくるために

総合型選抜・学校推薦型選抜の人気の上昇、志願者の増加とともに、評価対象の一つとなる志望理由書対策のノウハウも充実化してきている。その結果、巷には対策専門書や、ネットでも「志望理由書の作り方」といった記事があふれるようになった。総合型選抜・学校推薦型選抜対策指導のプロから見ても、「そうだよね、それは大事よね」と思う、ポイントを押さえた本や記事もある。しかし、そうした対策本や記事を見ているだけでは、あなたの志望理由書は完成しないし、できたとしても猿真似のような量産型志望理由書しか生み出せなくなってしまう。

総合型選抜・学校推薦型選抜の審査官である大学教員は、数十枚、数百枚の志望理由書を読まされることになる。仕事として「読まされる」わけだ。そんな彼らに量産型志望理由書、つまり、どこかの誰かがまた同じような内容で書いてきた志望理由書を何十枚と読ませたらどうなるだろうか。それらの志望理由書は合格しない。何しろおもしろくないからだ。

同一学部、同一学科を志望するのだから、将来的な方向性や大学で学びたいことも、皆似たり寄ったりになってくるのは、当然のことだ。それならば、そこから一歩抜きんでて、「勝つことができる」志望理由書を作成するにはどうしたらいいのだろうか。答えは簡単だ。潜龍舎の志望理由書対策講座を受講してくれ。それだけだ。

あなたのコアな経験、考え方を取りだす

量産型志望理由書にならないようにするためには、あなたにしか書けない内容を持つ志望理由書を作成する必要がある。もちろん記述において、一定の型や内容として必須のものはある。しかし、型にはめたように部活動や学園祭やアルバイトやボランティアをがんばりました!、こんなすごい成果を出しました!、各種の社会的問題、国際協力、異文化理解、貧困、オリンピック、スポーツetcに興味があるから、貴学で学びたい!と記述しても無駄である。なぜ高校時代に貴重な時間を費やし取り組んだのか、なぜ各種の問題やテーマに興味があり、一生をかけてみたいと思うのか、幼いころの夢は何だったのか、それが今どのような考えで大学に進学しようとしているのか、「それ」をあなたがやらなければならない必然性はどこあるのか、あなたはどうやって社会に貢献し、飯を食おうというのか、なぜその大学でなければならないのか、こうした根本的な問いに向き合わなければ、どんな美辞麗句を並べても、どんなに形式的に整った志望理由書を書いても、無駄である。あなたの人生について、答えが簡単には出ないような「なぜ」という問いを自分に突き付け、哲学的ともいえる対話を繰り返していかなければ、「勝つことができる」志望理由書はできない。つまり、あなたのコアな経験や考え方を志望理由書にどれだけ反映させることができるのかが重要なのだ。したがって、「勝つことができる」志望理由書を作成するには、あなたはあなた自身に向き合う必要がある

 

どうやって自分に向き合うのか―潜龍舎の伴走

自分に向き合うというのは、言うは簡単だが、大人でも難しい。大人であっても、自分に向き合えず、自分の姿を正視できないため、道に迷っているように見える人がたくさんいる。一人で自分に向き合うのは大変だ。だから、伴走者が必要となる。潜龍舎のスタッフは代表の佐藤以下みな、あなたが自分に向き合うときに、共に走る。提出された志望理由書を添削する程度の指導は行わない。何を書くべきなのかをあなたとともに探っていく。1回120分の長いセッションのなかで、あなたに多種多様な「なぜ」という問いを提示し、生い立ちから今までの人生についてあなたにインタビューを繰り返し行いながら、あなたとの対話を通じてあなたに固有のコアな考え、経験を取り出そうとする。あなたの一番深い部分、幼少期からこれまでの生き方、そして将来の展望を言語化し、共有しながら、あなたと「ともに」悩みながら志望理由書作成を行っていく。また、大学さらには各学部のアドミッションポリシーを正確に把握し、あなたがポリシーに適合し、大学側が絶対に取りたいと思う人物であることをアピールする。そのために、あなた自身も気がつかない魅力を見つけ出すことに全力を尽くす。こうした対話にもとづいて作られたあなたの志望理由書は、唯一無二かつ圧倒的文圧を備えた合格するための志望理由書となる。

 

面接でも生きる対話

以上のように、あなたとの長い、長い対話をとおして得られたあなたの生のことばは、すべてが志望理由書に反映できるわけではもちろんない。しかし、あなたと潜龍舎スタッフとのこの対話が面接において、圧倒的なあなたの強さにつながる。ちょっとやそっとの質問ではびくともしないし、たとえ圧迫面接を受けても負けない。潜龍舎における対話から、あなたには思考を展開する力や、あなたについて語るうえでの正確な言葉が備わっているからだ。この記事を読んでくれたあなたならもうすでにわかっているだろう。「勝つことができる」志望理由書の作成には時間がかかり、適切な指導者との対話が必要だということだ。潜龍舎のスタッフは、「勝つことができる」志望理由書の作成ために、あなたとの対話に全力を注ぎ、あなたが何者であるかをあなたととも伴走しながら見つけ出す今は何者でもないあなたが、将来「龍」となる道筋を探求する学び舎、それが潜龍舎である。

 

 

志望理由書/自己推薦書 作成における対話の重要性について

一人で書く孤独、困難、不安

志望理由書や自己推薦書を書くのは、受験者であるあなたです。あなたが一人で書かなくてはなりません。書くことは非常に孤独な行為です。また、文章を書く訓練もまともにしてきていないあなたは、そもそも何をどう書いていいのかわからないという困難を抱えます。さらに、なんとかがんばって書いた内容も本当にこれでいいのかと不安になると思います。

 

添削指導だけでは…

したがって、学校の先生を含む指導者から添削指導を受ける人もいると思います。指導者の力量やどの程度指導に向き合ってくれるかは、人によって異なると思います。添削指導の内容も、たんに文章をなおす程度のものもあるかもしれませんし、内容について具体的な指導があるのかどうかは、指導者の力量や熱意、時間的制限によって変わってくると思います。潜龍舎においては、表現や字句の用い方から構成の仕方まで非常に細かく添削指導を行っていきます。しかし、志望理由書や自己推薦書の添削のみで指導が完結することはありえません。添削指導だけでは、合格水準に達した唯一無二の内容をもつ志望理由書や自己推薦書を作ることはできないからです。何を書くべきか、その生徒にしか書くことができない内容とは何なのかを考え、吟味するためには、指導者自身が生徒に向き合う必要があるといえます。

 

対話が生み出す「あなただけのことば」

潜龍舎が80分という長い指導時間において何をしているのかといえば、指導というよりは、生徒との対話です。生徒たちが最初に書いてきた志望理由書原稿は貧弱なものであり、表層的な内容であったり、理屈がとおっていなかったり、内容としても不足がたくさんあります。そこで、原稿が抱える問題点を指摘したり、何を書くべきかについての方向性を示したりしますが、その生徒にしか書けない内容はその生徒自身の語りや言葉からしか出てきません。したがって、潜龍舎の指導時には、生徒自身にたくさん語ってもらうことになります。

また、生徒にたくさん語ってもらっても、まだ何かが足りないなんてことはよくあります。指導者であるわれわれもどうしたらよいものかと、共に悩むことになります。こんな話はどうだろう、こういう見せ方をしたらどうだろうと提案をしていきます。しかし、審査官である大学教員を納得させたり、唸らせたりするような「何かが足りないんだよなぁ」という状態が続くときがあります。

ところが、そうした対話のなかで、しかも何気ない会話のなかから突破口が毎回、ふと(不図です、意図せずに、本当に偶然にです!)現れてきます。これは指導者であるわれわれにもコントロールできることではないのです。「実は、こんなこともありまして…」と語りだした生徒の話が非常に人間的な魅力にあふれていたり、かけがえのないといえる経験であったりすることが本当によくあります。そうした話が出てくるまでに数週間、場合によっては数か月もかかることがあります。まことに非効率的、燃費の悪い方法なのですが、潜龍舎はこのようにして生徒たちが語る言葉を大切にして、合格を勝ち取ってきました。

生徒の多くが自分のしてきた経験や自分の思い、考えを客観的に評価することができません(生徒に限らず、謙虚で倫理的な人間であれば、誰でもそうだと思います)。だから、まじめで真剣な生徒たちはみんな、たいてい最初は自信がなさそうに話します。しかし、「全然たいした話じゃないんですけど…」と語りだした生徒の話が実はすごいことであったり、生徒の魅力やこれまでの努力を裏打ちするような非常に素晴らしいエピソードであることがあります。

こうした話をすくいとり、その生徒にしか語ることができない内容として志望理由書や自己推薦書に盛り込むように指導することがわれわれ潜龍舎が行っていることなのです。したがって、潜龍舎のスタッフは指導者というより、伴走者だといえます。指導などと格好よく言っていますが、つまるところ潜龍舎のスタッフは生徒の話をひたすら聞いているだけで(笑)、実は生徒自身の語る言葉のなかにいつも解決策や突破口があります。とはいえ、こうした対話を根気よく行うことによって、唯一無二の内容を持つ志望理由書や自己推薦書を作成することができております。

 

一人で考えられることなんて、たいしたことがない(泣)

志望理由書や自己推薦書を書いている受験生のみなさん、あるいはこれから書くことになる高校生のみなさん、自分ひとりで考えられることなんて、実はたいしたことがないんです。これは、みなさんが高校生だからなのではなく、大人であってもそうです。われわれが実際に学術論文を書くときにも、大量の参考文献、大量の関連論文をインプットして、初めて自分なりの考えが生まれ、書いているわけです。一を説明するために、十を読んでいるといってもよいほどです。他者の声や考えを聞くことから、自分の考えが生まれてくるといえます。もう一度繰り返します。人間が自分ひとりで考えられることなんて、たいしたことがありません。

だから、他者の声や考えを得ましょう。それが潜龍舎では「対話」なのです。対話のなかで、あなたの考えや文章が肯定されもすれば、批判されることもあります。しかし、対話というプロセスから出てくる「あなただけの言葉」が必ずあります。それらをいっしょに見つけましょう。その「あなたの本当の言葉」こそが嘘偽りなく、他者を納得させ、唸らせる言葉に、合格を勝ち取る武器になります。

 

 

「〇〇〇を学びたい」では合格しない!?

ダメな志望理由書や面接における典型的説明例

A:~~~という活動(××という学校の授業、△△という体験etc.)をつうじて、〇〇〇に興味を持ちました。したがって、私は貴学において〇〇〇を学びたいと考えています。

 

B:「貴学のオープンキャンパスに参加した際に、〇〇についてのお話を伺って、〇〇に興味を持ちました。だから、貴学に入学後は〇〇について学びたいです。また、××にも興味があるので、××についても学び、▽▽力を身に付けたいです。」

 

志望理由書等においてこういう記述をしたり、面接でこうした語り方をすると、端的に言って、ダメです。上記の記述や説明の仕方の何が問題なのかわかりますか。

 

「興味を持ちました。だから、学びたい!」

二点指摘できます。一点目は、「興味を持ちました」というところです。学校の授業で、何かの本で、Youtubeで、テレビで…etc.。いろいろなところからある対象や問題に対して興味を持つことはあると思います。(しかし、興味を持つだけであれば誰でもできるのです。本当に強烈な興味関心をもったならば、行動してください。また、その行動こそを活動実績として報告する必要があります。興味があると言葉でいうだけでは不足があります。その発言を裏付ける行動や活動があるのかが問われます。興味をもった程度の関心では大学は入れてくれません。

 

「〇〇〇を学びたいです」

第二点目は、「○○〇を学びたいです」という説明の仕方です。潜龍舎では、「学びたい」という「願望・欲求」を「要求する」のではなく、「学ばなくてはならない」という「必然性」を「アピール」しなさいと指導しております。たんに何かを通じて興味を持ったから学びたい程度の説明では審査官である大学教員が納得することはありません。こうした説明をしていては、合格することができません。自分の将来から逆算したときに、なぜ、当該分野の学問や専門的な学びが自分にとって不可欠だといえるのかという動機、目的、理屈を示す必要があるといえます。

 

学びの目的、動機、理屈を示して「学ぶ必要がある」と語りなさい!

 私は将来広告プランナーになりたいと考えている。広告プランナーを志すようになったきっかけは、私が地元の〇〇で16年間続けている△△△の活動である。この活動の中で、伝統文化や芸能を受け継ぐためには、ただ単に技能を継承したり、自らの表現力を高めるだけでは不十分であることを体感してきた。なぜなら、後継者不足でイベントが開けない状況になり、△△△の存続の危機が迫ったことがあったからだ。この体験から、いかに人を集めるかということの重要さを痛感した。共に活動する人々を集めるにしても、私たちの演技を見てくれる観客を集めるにしても、広くその魅力を伝えていくことが課題となる。そう思い至ったとき、△△△の活動において、広報面で尽力してくれた人々の役割の大きさとその働きの重要性を知った。それゆえ、△△△という伝統芸能を通して、私は人に何かを伝えることや、広めるという切実な課題から、広告プランナーという職業を将来の自分の仕事としていくことを志すに至った。

〈中略〉

 私は貴校の心理コミュニケーション学科コミュニケーション専攻を志望する。広告プランナーを目指す私にとって必要なメディアに関する知識や、心理学という専門知に基づいた効果的なコミュニケーションのあり方を学べると考えるからだ。また、社会が何を求めているか的確に捉えるために社会調査法を学び、科学的な方法にもとづいて社会動向を分析することによって、時宜にあった広告戦略をクライアントへ提示できる力を養いたい。さらに、言語コミュニケーションを学び、他者の心に訴えかけられる言葉選びをするための方法論を学ぶ必要がある。そして、広告メディアの社会への効用を科学的に調査するために、社会心理学・メディア論をご専門とする○○○○教授のもとで学ぶことが必要不可欠だと考える。

潜龍舎 合格者の志望理由書より抜粋

 

単なる興味関心からではなく、当事者性のある問題をつうじて、自分の将来の志を明らかにし、学びの目的や必要性をきちんと説明している志望理由書です。将来の志から逆算したときに、自分にとってどのような学びや経験が必要であると考えているのかを、明確に示す必要があります。単に興味があるではなく、自身が直面した当事者性のある問題をきっかけとして志を説明することも重要です。ご参考になればと思います。

 

大学で何を学び、何を研究する必要があるのかを明らかにする

将来の志望から逆算したときに、大学では何を学び、研究する必要があるのかについて、考えたり、調査したりする必要があります。そのために、志望する学問分野の概説書を読んだり、大学のシラバス(講義内容を案内するもの)や専任教員の専門分野について調べる必要があります。自分の学びたいことや研究したい内容と、大学教員とのマッチングを図ることを狙いとします。また、「学びたい」だけではなく、「なぜ学ばなければならないのか」という目的を考えてください。

 

①学びたい学問分野や将来就きたい仕事についての一般的な概説書を読む

何かをしたいというためには、その分野の現状や問題意識を知る必要があり、書くというアウトプットのためには、必ずインプットが必須です。各種の書籍から学びましょう!

Ex.社会福祉について学びたい

→山縣文治、岡田忠克 編『よくわかる社会福祉[第11版]』ミネルヴァ書房、2016。

https://www.minervashobo.co.jp/book/b217911.html

 

ミネルヴァ書房の「よくわかる」シリーズは、様々な学問分野についての概説書を扱っているので、自分の学びたい学問分野を扱った内容があるか調べてあれば、必ず読んでみること。

 

Ex.創薬研究者になりたい

京都大学大学院薬学研究科編『くすりをつくる研究者の仕事: 薬のタネ探しから私たちに届くまで』化学同人、2017。

 

②学びの目的を言語化する

心理学を学びたい、マーケティングを学びたいというのは簡単です。単に「学びたい」だけではなく、将来の志望から逆算して「なぜ学ぶ必要があるのか」という目的を言葉にしましょう。

 

➂専任大学教員の研究テーマ、どの先生のもとで学びたいのか調査する

調査の仕方

 

 

「志望理由書・自己推薦書」研究テーマを明示せよ!

潜龍舎の指導において、志望理由書/自己推薦書を作成するうえでのポイントの一つに、師事したいと考える大学教員とのマッチングがあります。志望理由書/自己推薦書に必ず、師事したいと考える大学教員の名前を挙げさせます。このマッチングを図るためには、まずは自分が大学で何を学び、何を研究する必要があるのか、つまり、「研究テーマ」を定めることが不可欠です。

 

志望理由書/自己推薦書において必ず自分の「研究テーマ」を明らかにせよ

潜龍舎の指導においては、必ず「研究テーマ」を志望理由書/自己推薦書に書かせます。大学の教員とのマッチングを図るにはその教員の専門を知る必要がありますが、同時に自分の研究テーマを明らかにしたうえでマッチングを考える必要があります。教員の専門分野と合致しない、または関係しない研究テーマを挙げてはダメですし、専門が適合する教員を選びます。また、大学は教育研究機関であり、研究を行う場所です。学生に求められるのは、最終的に卒業論文作成や卒業研究を行うことであり、研究を行うことです。したがって、将来の志から逆算したときに、大学において何を学び、何を研究する必要があるのかを志望理由書や自己推薦書では説明する必要があります。そのためにも、自分が行うべき研究のテーマを考え、志望理由書や自己推薦書において明示しましょう。

 

合格者の志望理由書に書かれた研究テーマ例

・「各々の学校の目的に合った養護教諭や保健室のあり方」や「児童生徒が身近に感じることのできる養護教諭のあり方や保健室の経営方法」について。

・過労死や過労自殺、仕事が原因の精神疾患を法的根拠にもとづいて予防するための施策について。

・「目標に対して自分とは意識や考え方の異なる他者といかに協働し、成果を上げることができるのか」について。

・他国と日本の第二言語指導のあり方についての比較研究

・誰かが誰かに対して苦しみを与え、時には死に至らしめてしまういじめを、なぜ人間は行ってしまうのか。人間のあり方や行為は、キリスト教倫理に照らしてどのようにあるべきなのかについて。

・各種の政策や施策の効果が十分に見られない非正規雇用女性を対象とした家庭と仕事の両立支援を、今後どのように整備していく必要があるのかについて。

 

自分の研究テーマを定めるためには

自分の研究テーマを定めるためには、まずは自分の問題意識に基づいて関連する書籍や資料を読み込んだり、自分に何ができるのかを考えたうえで実際に自分で活動を行う(=活動実績)なかで、学問として扱うにふさわしい研究テーマを言語化していく必要があります。研究テーマは考えてすぐに出てくるものでもありませんので、上記のようなリサーチや活動が不可欠になります。何もないところからは何も生まれません。また、自分の頭だけで考えられることなんてほとんどたいしたことがありません。必ず、リサーチや他者との活動のなかでインプットを行うことによって、初めてアウトプット(研究テーマが明確になる)が可能になります。

 

 

君の志望理由書は妄想になっていないか!?

志望理由書や自己推薦書における妄想!?

今年も自塾の生徒のものだけでなく、各種ご相談のために送られてきました志望理由書/自己推薦書を多数拝読させていただいております。皆様のお書きになる志望理由書/自己推薦書(の特に初稿、最悪だと完成したといわれる原稿)に共通してみられる問題点を指摘したいと思います。それは、各種の問題に対するリサーチが行われておらず、ほとんど妄想ともいうべき記述が散見されることです。妄想というのは、たとえば、ある種の社会問題について「こういうことが原因のはずだ」という推測、「Youtuberが言っている!」(最近はみんな平気で書いてきますね…)という確証や裏付けのない情報、ネット記事をいくつか読み漁った程度の知識で書かれた表層的な問題意識「らしきもの」などにもとづき、自分はこうしたい!、これを学びたい!となんともお花畑なことを書いてくるような内容です。中学生にも失礼なぐらい、発想が貧困で中学生なのです。指導者としては非常に頭が痛くなってきます…。

 

今すぐ妄想をやめなさい!(自分だけで考えられることはたいしたことがない!)

まず、志望理由書/自己推薦書、あるいは課題レポートなどを作成する際に、自分の頭だけで考えるのをやめましょう。経験や知識の浅い高校生の皆様が自分一人で考えられることなどたかが知れているのです。こういう物言いに反発を感じる方もいらっしゃると思いますが、皆様がお書きになる文章の内容が貧弱かつ浅薄かつ妄想でしかないなのだから、仕方がありません。こう言わざるを得ないのです。

 

リサーチというインプットを行いましょう!

何らかの興味・関心の対象をまずはよくリサーチしてください。論文や専門書まで読む必要はありませんが、一般的な書籍や概説書などをよく読み込んだ上で、地に足のついた問題意識や議論を示す必要があります。社会問題についても、たとえば、「少子高齢化の進行に伴う地域の過疎化などに対して、地域の活性化や地域振興、地方創生を謳う」レベルでは、まったくお話になりません。地方創生なんてもう数十年前から言われており、すでになぜ地方創生事業が失敗するのかについて一般書籍が複数出版されているほどです。「地域を活性化したい!」などというのは中学生いや小学生レベルです。各種の社会問題の現状、これまでに取られてきた対策・施策などをリサーチし確認した上で、自分なりの構想を示す必要があります。

 

何を調べるべきかもわからない…

検索ウィンドウに言葉を打ち込むことはリサーチではありません。みなさんがリサーチと云うとき、それは「最短の時間かつ最低限の努力で、自分の好みの答えが書いてあるきれいなウェブページを探す」ことを意味します。リサーチとはそういうことではありません。リサーチの話をすると必ず言われます。「じゃあ、どんな本を読めばいいですか」。そこを調べるところからがリサーチなのですが…。いくつか潜龍舎でも読むべき本を挙げますが、あなたが関心のある事柄のはずなのに、なぜ自分で調べようとしないのか謎です。総合型選抜・学校推薦型選抜は、楽な試験ではないですよ。志望理由書/自己推薦書、課題レポートなどを書くにも各種のリサーチや体験が必要です。そのあたりよくご理解いただいたうえで、この試験に臨むことを考えていただければと思います。たんに、自分の考えていることだけを書けば書類ができ上がるわけではないですし、皆様が自分の頭だけでお書きになることは、たいていが妄想です。まずは、徹底したリサーチを!それができなければ、まずは潜龍舎にご相談を!

 

 

「とりあえず、SDGs」系 志望理由書

志望理由書や課題レポートにおいて、SDGsテーマを扱う内容を書く受験生が(いまだに!?)毎年多数います。しかし、その大半(潜龍舎の体感だと8割以上)に書類としての問題があり、合格することはないだろうなぁと思わされる内容です。しかも、これはSDGsテーマを掲げることによって生じる問題なのです。今回はその点を見ていきたいと思います。

 

そもそもその課題、あなたとどんな関係があるのですか

どのような課題を扱っていただいてもかまわないのですが、ほとんどの志望理由書においてSDGsにおける課題とあなたがどのような関係があるのかわかりません。たとえば、SDGs目標12 は「持続可能な消費と生産」が掲げられ、食品ロスなどの問題が取り上げられます。志望理由書や課題レポートなどで、この問題を扱うに際して、この問題になぜあなたが取り組まなければならないのか、その理屈や動機、目的、必然性が示されていない点が問題なのです。つまり、食品ロスの問題に「あなたが」が取り組まなければならないという必然性が示されなければ、あなたがこの問題に取り組む理由が見えてこないのです。

「いや、でも、食品ロスって地球上のみんなにとって大きな問題ですよね!取り組まなければならない課題ですよね!」とドヤ顔で訴えられましても、志望理由書や課題レポートではそうしたことが説明するべき事柄ではないのです。「みんなにとって問題であること」はあたりまえであり、わかりきっていることなので、そもそも説明する必要すらありません。さらに、「みんな」にとって課題であるからといって、「あなた」が取り組まなくてはならないという必然的理由にはなりません。したがって、その問題に「あなた」が取り組まなくてはならない理由や理屈を示さないと、どのようなSDGsテーマを取り上げても意味がないのです。つまり、当事者性のある問題としてSDGsテーマとの接点を説明しないと、いくらテーマや課題について詳しく調べて、まとめても無駄です。なぜなら「あなた」が当該のSDGs課題にそもそもなぜ取り組まなくてはならないのか、わからないからです。あなたとそのSDGs課題との関係を明らかにしないと、志望理由書として成立しません。

 

その課題に対して、これまであなたは何をしてきましたか?

問題に対する当事者性を訴えるには、当事者になればよいのです。「SDGs課題に関心があり、いろいろ調べてきました」程度の説明では、大学教員が納得することはけっしてありません。SDGs課題に対して、高校生として何を考えどのように行動してきたのかという、「持続可能な」(←これはもはや皮肉です。みなさんの活動そのものがまずは持続的なものではない…)活動の実績を積み上げ、当該のSDGs課題に持続的・継続的に取り組む当事者であることを訴えればよいわけです。しかし、そのように自ら考えて行動し、活動する生徒は非常に稀です…。その結果、何の活動の実績もないのにもかかわらず、多少調べた知識だけで、ただ口先だけでSDGs課題に取り組みたいなどと訴える浅薄な「とりあえずSDGs」系志望理由書が量産されることになります。なんの活動実績もないのに、「SDGs課題に取り組みたい」などとよく言えるなぁとこちらとしてはあきれ果てております。毎年毎年、本当にこの手の志望理由書や課題レポートを本当によく見るので、いい加減にしてくれという気持ちです。

 

「とりあえずSDGs」系志望理由書は問題だらけ

SDGs課題への活動実績もなく、当事者性もない内容(SDGs課題についてまとめた程度)を縷々綴って、大学で○○を学びたいですなどと述べてもまったく意味がありません。さらに、SDGsが日本で叫ばれ始めて十数年…SDGsそのものに批判的な言説や論者も見られるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうした文脈も知らずにかつ活動実績もなく、「SDGsに取り組まなきゃ!」みたいな素朴な話を展開しても、誰も納得することはありません。

以上より、「とりあえずSDGs」系志望理由書の問題点をまとめましょう。

 

・SDGs課題へ取り組む必然的動機、理由が説明できない(=当事者性がない)

・SDGs課題へ高校生として取り組んできた活動実績がない(「探究」などの授業で調べた程度では活動のうちには入りません)

・SDGs課題へ妄想的解決策の提示(各種の取り組み、施策などについて十分にリサーチされていない)

・SDGs課題に対する批判的文脈や議論をふまえたうえでの取り組みに対する構想が考えられていない。

 

SDGs課題について本気で取り組み、大学で学ぼうと考えているならば

以上のような問題点が挙げられますが、それでもSDGs課題に取り組むことを訴える志望理由書や課題レポートを書くつもりならば、まずは以下の要件を満たしましょう。

 

a:SDGs課題が当事者性のある問題であることを示すためには、まずはSDGs課題へ高校生としてできることを考え、課題の解決のために持続的かつ継続的な活動を行ってください。何らかの組織等に属してそうした活動を行ってもよいですが、誰かのアイデアにしたがって動くのではなく、あなた自身が主導的に考えて発案した活動を行っている必要があります。

b: SDGs課題に対して、将来的にどのように向き合っていくのか具体的な構想を示し、そのために大学において何を学び、研究する必要があるのかについて説明してください。

c: SDGs課題に関する書籍等は今や無数に出ています。そうした書籍で語られる対策や施策の成功や失敗、持続可能な活動になっているかどうかを十分にリサーチしたうえで、自分なりの将来的な構想を示す必要があります。

 

上記の中でもっとも重要なのは、aです。SDGsに高い関心があり、大学で学ぶ必然性を訴えるには、まず大前提として、SDGs課題に対してあなたなりに考えた活動が必要です。そうした活動が積み重なることによって活動実績となり、当該の問題に対する高い関心の証拠となります。活動もなく、ただ書類や面接において口だけで「私はSDGs課題に取り組みたい」と述べても意味がなく、評価の対象にすらなりません。本当に関心があるならば、行動で示しましょう!さらに、上記の条件を満たすことができなければ、SDGs課題に関して志望理由書や課題レポートを書くべきではないと思います。

 

 

「Youtubeで見たんで、興味を持ちました」系 志望理由書

一定字数以上の志望理由書や自己推薦書の作成にあたっては、将来の志望を持つに至ったきっかけや過去の経験などを踏まえて、問題意識や大学で学ぶ動機、目的、必然性などを説明する必要があります。ここ数年、増えてきたのは、そうした将来の志望を持つきっかけや過去の体験などを説明する際に、「Youtubeで見たんで、興味を持ちました」という説明が出てきたことです。生まれたときからYoutubeなどの動画サイトを見てきたであろうみなさんは、何が問題なのかお気付きではないかもしれませんが、この説明にはいくつかの問題があると思います。

 

たしかになんでもYoutubeで見られますが

デジタルネイチャー世代のみなさんが、Youtube発信された動画などを見て、何かに興味を持つという事実はごく自然なことなのかもしれません。しかし、Youtube配信は誰もが行うことができ、その情報の質や内容に信憑性や科学的根拠が欠如したもの、なんらかのイデオロギーを帯びた情報やメッセージ、専門家以外の一般人による憶測、謬見、偏向も含む情報が、いわば垂れ流されているわけです。みなさんもメディアリテラシーという言葉を聞いたことがあると思います。正しい情報とそうではない情報を自分で調査し、裏を取って、きちんと確認する技量が必要なわけです。

Youtuberのある人が「これは問題だと思う」と配信において述べていたとしても、本当にそうなのか、そうした事実があるのか否か、社会的問題として認知するべき事柄なのか否か、問題に対して現状どのような対策が取れられているのか、あるいは取られていないのか、対策が取られていないならば、それはなぜなのか等々、まずは自分で調べる必要があります。配信された情報を鵜呑みにして、志望動機書や自己推薦書を書いてくる人がままいることに驚きの念を隠せません。配信された情報に対して、調べてみるとそもそもそんなことは問題にはなっていないし、問題として認知されていない、あるいは行政がしかるべき対応策を講じているなどの結果が見られる場合もあります。高校生、受験生のみなさまに気をつけていただきたいのは、「配信された情報を鵜呑みにするな」ということです。リサーチをしましょう。

 

うっすい説明ときっかけ

「Youtube配信を見て関心を持った系」(笑)の志望動機書はたいていこういう記述になります。

 

私の尊敬しているYoutuberの方が私のような若い年代の人たちの悩みを聞いて共感したり、解決策を考えたりしている姿に、私もこのような仕事がしたいと願望を抱くようになった。さらに、私が実感したのは、テレビやネットニュースなどで見る○○○であるということや、××であるという記述が嘘ではなく、思ったよりもそのような若者が多いということである。

 

まず、特定のYoutuberの提言する(!?)問題提起から、すぐに自分もそうした問題を解決する仕事がしたいと述べられています。しかし、その発想や思考回路が短絡的です。なぜ、その問題がすぐに自分事の問題化するのでしょうか。その問題とあなたとにはどのような接点があるのでしょうか。Youtuberが「若者の貧困の問題が深刻だ!」といっても、貧困者ではないあなたにとって、なぜ貧困があなたの自身の問題になるのでしょうか。また、上記の記述において「思ったよりそのような若者が多い」とのことですが、数値を調べましょう。「あなたが思っているよりも多い」ということであれば、ヒロユキがいうところの単なる主観的な感想に過ぎません(笑)。各省庁の白書や行政が出すデータなどをきちんと調べてから記述する必要があります。つまるところ、Youtubeを見て興味があります程度の話では説明として成立しません。自分で調べて問題を認知し、その問題に自分が関わらなくてはならない切実な動機、目的、必然性を示していく必要があるわけです。

 

テレビのドキュメンタリーやYoutubeを見た程度の関心で将来を志すなよ(笑)

Youtubeを見ることが悪いといっているのではありません。あなたの関心や興味の持ち方から将来への志望の説明が短絡的かつ軽薄であり、審査官である大学教員が到底納得できるものではないということです。「テレビのドキュメンタリーやYoutubeを見た程度の関心で将来を志すなよ」といつも生徒たちに述べることになります。大事なのは、そうしたあくまで「きっかけ」に過ぎないことからあなたがどのように行動してきたかです。Youtubeでもテレビのドキュメンタリーでもよいのですが、それらを見てあなたが「心の底から」その問題意識を共有したと言っても、その問題に対して今あなたにできることを考え、行動をしなければ、その問題に取り組む動機や切実な必然性を示すことはできません。「愛してる」と言葉で言われても、相手の行動が伴っていなかったら、愛されているかどうかわからないのといっしょです。「マジで関心や問題意識があって、将来、取り組みたいんです!」と本当かつ本気で言っているのならば、行動で示してください。みなさん、本当に何もしていない。ただ、調べただけ。もっと悪いと、先にも述べたように、Youtuberやテレビのいうことを鵜呑みにしているだけです。大事なことなので、何度でも言います。「テレビのドキュメンタリーやYoutubeを見た程度の関心で将来を志すなよ!」。何かに興味関心が(本当に!)わいたら、どうか動いてください。さらに、そうした行動の集積が活動実績になるわけです。

 

 

量産型志望理由書シリーズ

どこかのサイトや書籍などで、「志望理由書はこういう書き方をしよう!」みたいな例文を見たりしたのでしょうか。量産型志望理由書にまっしぐらな残念な志望理由書の問題点を説明していきたいと思います。

 

「興味を持ったので、学びたい」系志望理由書

 

「貴学を志望した理由は、高校の○○の授業で××××に興味を持ち、貴学でより専門的に学びたいと考えたからです。」

 

「貴学のオープンキャンパスに参加した際に、〇〇についてのお話を伺って、〇〇に興味を持ちました。だから、貴学に入学後は〇〇について学びたいです。また、××にも興味があるので、××についても学び、▽▽力を身に付けたいです。」

 

「高校の探究授業のなかで、○○を調べ、××について◇◇であることを知り、○○について興味を持ちました。したがって、貴学へ入学後は、☆☆学を学び、○○について学びたいと思います。」

 

興味を持つだけであれば誰でもできます。本当に強烈な興味関心をもったならば、行動してください。自分の興味関心が本物であり、口先だけないことを示すために、行動を証拠として示す必要があるのです。いくら口では「愛してる」と言われても、行動が何もなかったら愛されているのかわからないのといっしょです。また、志望理由書においてはその行動こそを活動実績として報告する必要があります。興味があると言葉でいうだけでは不足があります。その発言を裏付ける行動や活動があるのかが問われます。興味をもった程度の関心では大学は入れてくれません。自身の興味関心を裏付ける証拠として、自身の行ってきた活動を示す必要があります。それが本質的な活動実績です。

 

行動を示して関心の高さを証拠づける志望理由書 文例

私は中学から高校まで一貫して◇◇◇というSDGs課題に関心を持ち、高校では生徒会に所属し、他の高校の生徒会や地域の方々との協力関係を構築し、文化祭や体育祭など高校における行事のたびに、地域の方々とも協働し××××を☆☆☆するという活動を3年間継続して行ってきた。その結果、地元では××××が◇◇◇という点で改善されるという成果が見られるようになった。また、この活動のなかで○○○という点に問題意識を持つようになり、◇◇◇に関する『△△△』などに代表される書籍を渉猟した結果、我が国における○○○の問題について××という観点から研究を行う必要があると考えるようになった。

 

興味関心がありますと口先だけならばいくらでも言えてしまいます。本当に興味があるならば、行動で示しましょう!。逆に言えば、行動=活動実績がないと大学教員を納得させ、「合格する」志望理由書は書けません。つまるところ、本質的な活動実績なしに志望理由書は作成できません。

 

「魅力語り系」志望理由書

 

「私が貴学の○○学科を志望したのは、幅広く○○や××について学ぶことができるカリキュラムを設けているところに魅力を感じたからです。海外で○○について学べる留学プログラムも充実しています。貴学でなら、きっと私が望むことが学べると確信しています。」

 

「貴学を志望した理由は〇〇だからです。他の大学にはない〇〇という文化に惹かれ、自分自身を成長させられると感じました。」

 

「貴学を志望した理由はさまざまありますが、最も大きな理由は〇〇が××だからです。伝統的に〇〇を行っているという点も魅力に感じました。」

 

「貴学のカリキュラムは他の大学と比べると〇〇が多く盛り込まれています。そうした環境で学ぶことができれば、自分自身が目指す◇◇へ近づけると思います」

 

「貴学を志望する理由は、先輩方の就職実績が素晴らしく、私が将来働きたいと考えている業界へもキャリアパスが確立されている環境にある点が魅力的であると考えたからです。

 

「貴学を志望した理由は大きく分けて二点あります。第一に、貴学の教育制度が充実している点です。全学部の入門科目を1年次に履修し、興味のある学部に2年次から所属できる『キャリアデザインプログラム』が準備されているためです。第二に、少人数制授業です。少人数制授業では、先生方や仲間たちと密接に学ぶことができるため、自身にとってとても学びやすい環境だと考えています。」

 

大学のカリキュラムや環境、実績を魅力として語りだす「魅力語り系」志望理由書も本当によく見ます。どこでこういう書き方をしろと見たり聞いたりしてくるのでしょうか。こうした記述が多数散見されるのは、その大学でならなくてはならない理由として、大学が持つ魅力を語っているのだと思います。しかし、皆様が挙げる魅力の大半はその大学に固有のものではないですし、何しろ大学側も自身の魅力については当然知り尽くしているので、改めて言われても「そんなことは知っているのですが…」という感じになります。したがって、志望理由書に「貴学は高度な研究施設が整備されている」、「貴学では多種多様な資格を取得できる」、「貴学における語学の専門教育を享受できる」等々、大学の魅力を縷々綴っても無駄です。

そうではなく、自分にとって他の大学とは異なる代替不可能性やその大学を選ばなくてはならない必然性を説明しなくてはなりません。この点については弊塾の『「合格する」志望理由書の作り方 重要ポイント解説書』にてご説明させていただいておりますので、そちらをご覧いただければと思います。

 

 

 

雄飛教育グループ:大学受験部門

オンライン【入塾説明会】文武修身塾×潜龍舎

 

潜龍舎はどのような塾なのか

 

潜龍舎の強み-完全1対1個別指導

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策指導を行う大手塾さん、たくさんあります。総合型選抜の対策指導、みなさん当然行っています。

この時期は、各大手塾さんもセミナーやら説明会やら実施していますので、のぞいてみてくださいね。ちなみに弊塾のセミナーは下記のとおり。

総合型選抜 / 学校推薦型選抜 合格プログラム オンラインセミナー【参加無料】

 

潜龍舎のスタッフは全員が博士号の学位を有し、大学でも講義を担当し、学術論文を執筆する現役の研究者です。したがって、潜龍舎が大手塾さんと異なるのは、入試審査官である大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う点にあります。大学における学問や研究の観点から志望理由書作成指導や小論文指導を行う点が、他塾の指導者とは明確に異なり、大きな強みであると言えます

また、弊塾の特徴としては、一対一の完全個別指導です。大手塾のなかには、指導者一人で複数生徒の指導を同時間内に行うところもあるようです。しかし、過ごす時間や指導の密度は当然、個別指導のほうが高くなります。さらに、指導時間以外にもLINEやメールなどで随時質問対応が可能です。生徒との連絡を密に取りながら、生徒とともに伴走して臨むスタイルが弊塾の大きな特徴だと言えます。まとめましょう。

 

潜龍舎の指導の強み

1.潜龍舎は現役の研究者集団であり、大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う。

2.完全個別指導+随時質問対応可能

3.生徒の将来を考え、生徒の問題や課題に寄り添った指導を行う。

 

総合型選抜・学校推薦型選抜 志望者のみなさん、ぜひ、大手塾さんも見ていただいたうえで、弊塾のご利用をご検討いただければと存じます。しかし、潜龍舎では、職人気質の極めて強いプロのスタッフが、一人一人の生徒に、時間をかけて、丁寧に小論文や志望理由書、面接等の対策を行います。したがって、指導できる生徒数に限りがありますので、お早目のご相談、ご入会をお願いいたします。

 

【オンライン指導 個別指導】総合型選抜・学校推薦型選抜 対策 / 大学入試小論文 対策 専門塾 潜龍舎 募集要項

 

 

潜龍舎 大学受験 進学先

2018

慶應義塾大学 法学部

同志社大学 心理学部

愛知医科大学 医学部

順天堂大学 医療看護学部

京都府立医科大学 医学部看護学科

奈良県立大学 医学部看護学科

 

2019

慶應義塾大学 法学部(FIT入試)

東京学芸大学 E類教育支援課程 ソーシャルワークコース

東京学芸大学 E類教育支援課程 表現教育コース

横浜市立大学 国際商学部

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

独協大学 外国語学部 英語学科

日本女子大学 文学部 史学科

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 保健看護学部

大東文化大学 スポーツ科学部

国際武道大学 体育学部

 

2020

早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ

慶應義塾大学 通信教育課程 文学部

上智大学 神学部 神学科

上智大学 文学部 英文学科

青山学院大学 地球社会共生学科

東洋大学 ライフデザイン学部人間環境デザイン学科

津田塾大学 学芸学部 国際関係学科

東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科

国士館大学 体育学部 スポーツ医科学科

 

2021

東京学芸大学 教育学部 B類 中等教育教員養成課程 理科専攻

東京学芸大学 教育学部 C類 特別支援教員養成課程

慶應義塾大学 総合政策学部

上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科

明治大学 商学部

東洋大学 ライフデザイン学部 生活支援学科

東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科

日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科

日本女子大学 家政学部 住居学科

日本体育大学 スポーツ文化学部 スポーツ国際学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 初等教育学科

玉川大学 芸術学部 メディア・デザイン学科

北里大学 看護学部

目白大学 保健医療学部 理学療法学科

帝京科学大学 医療科学部 理学療法学科

 

2022

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学    スポーツ科学部

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

日本大学 薬学部 薬学科

大東文化大学 スポーツ健康科学部

埼玉大学 経済学部

横浜国立大学 都市科学部 環境リスク共生学科

浜松医科大学 医学部 看護学科

愛知教育大学 学校教員養成 養護教育専攻

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

大阪教育大学 学校教育養成課程 小中家政教育コース

 

2023

早稲田大学 スポーツ科学部

東洋大学 社会学部

日本大学 文理学部 中国語中国文化学科

日本女子大学 家政学部 児童学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部

新潟青陵大学 看護学部

広島大学総合科学部総合科学科

筑波大学 人文・文化学群 比較文化学類

宮城大学 看護学部

北海道教育大学 函館校 国際地域学科 地域教育専攻

 

高校1,2年生対象 総合型選抜・学校推薦型選抜 対策講座

【全国対応】高校1,2年生のための #総合型選抜/ #学校推薦型選抜 対策 ‘1day’ スタートアップ ワークショップ (高3生も参加可)

【全国対応】早稲田大学 総合型選抜(AO入試、自己推薦入試、FACT入試、新思考入試) 総合対策コース

 

総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜 受験予定者 推奨参照記事

「志なき者は虫である」(吉田松陰)【総合型選抜・学校推薦型選抜においてもっとも大切なこと】

 

活動実績について【総合型選抜・学校推薦型選抜】

 

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策はいつから始める必要があるのか

 

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策にはいったいどれくらいの時間がかかるのか!?

 

総合型選抜・学校推薦型選抜を受けるための前提条件

 

【総合型選抜・学校推薦型選抜 対策方法の鍵】シリーズ①~⑩

総合型選抜・学校推薦型選抜を受けようと考えている受験生へ【総合型選抜・学校推薦型選抜 対策方法の鍵①】

 

総合型選抜・学校推薦型選抜の基礎知識

 

総合型選抜・学校推薦型選抜 対策 最短ルート30daysシリーズ

総合型選抜・学校推薦型選抜 対策最短ルート 30days

 

LINEオープンチャット 「総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜 対策相談室」開室中!

 

合格体験記

2024年度 早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入学試験 合格体験記

早稲田大学 スポーツ科学部 合格体験記【2023年度入試】

早稲田大学 スポーツ科学部 自己推薦入試 合格体験記

慶應義塾大学 法学部 合格体験記

慶應義塾大学 総合政策学部 合格体験記

上智大学 総合人間科学部社会福祉学科 合格体験記

東洋大学 自己推薦入試 合格体験記

日本体育大学 総合型選抜 合格体験記 

津田塾大学AO入試合格体験記

東京女子大学「知のかけはし入学試験」合格体験記 

日本女子大学 総合型選抜 合格体験記

日本女子大学 総合型選抜 合格体験記【2023年度 家政学部 児童学科】

白百合女子大学 総合型選抜入試  合格体験記

2024年度 横浜国立大学 教育学部 学校推薦型選抜(全国枠) 合格体験記

筑波大学 学校推薦型選抜 合格体験記

広島大学 総合科学部 総合科学科(文科系)合格体験記

東京学芸大学 合格体験記

愛知教育大学 合格体験記

宮城大学 看護学群 看護学類 合格体験記

2024年度 熊本大学 法学部 学校推薦型選抜Ⅰ 合格体験記

埼玉県立大学 合格体験記

2024年度 埼玉県立大学 学校推薦型選抜 合格体験記

 

ご相談・ご入会について

下記ページのお問合せフォームからご相談・ご入会希望のお申し込みをお願いいたします。無料にて対策相談、あるいはご面談をさせていただきます(遠方の方もオンラインでのご面談を承っております)。お気軽にお問い合わせください。

 

【全国対応】潜龍舎オンライン指導風景

 

【全国対応】大学入試 小論文 模範解答作成を請け負います

 

各大学専科講座

【全国対応】早稲田大学 政治経済学部 グローバル入試 対策講座 【模範解答】

【全国対応】慶應大学 法学部 FIT入試 専門対策講座

【全国対応】慶應義塾大学 AO入試対策講座

【全国対応】上智大学 推薦入試(公募制) 対策講座

【全国対応】東京女子大学「知のかけはし入学試験」対策講座

【全国対応】國學院大學 公募制自己推薦(AO型)入試 対策講座

【全国対応】順天堂大学 AO・推薦入試対策 「私の順大プラン」・小論文

【全国対応】明星大学 教育学部 AO入試 小論文 対策講座【模範解答】

【全国対応】女子栄養大学 アクティブ・ラーニング入試 対策講座

【全国対応】東洋大学 公募推薦入試 対策専門講座

【全国対応】埼玉大学 推薦入試 対策講座

上記講座は対策講座の一部です。

上記以外の大学の総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜 対策もお任せ下さい。

 

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潜龍舎の小論文指導について

 

 

潜龍舎 小論文『十の奥義』

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