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浦和高校受験専門塾 雄飛会 | 浦和高校合格 埼玉の高校受験へ徹底指導 > 潜龍舎ブログ > 「志なき者は虫である」(吉田松陰)【総合型選抜・学校推薦型選抜においてもっとも大切なこと】

「志なき者は虫である」(吉田松陰)【総合型選抜・学校推薦型選抜においてもっとも大切なこと】

最初に「志」のお話

Contents

総合型選抜・学校推薦型選抜は「志」を評価される試験です

総合型選抜・学校推薦型選抜は、旧AO入試や推薦選抜から名称は変わりましたが、受験生の学力を含む多面的な人物評価によって選考を行う試験であることには変わりません。総合型選抜・学校推薦型選抜を受験するにあたってもっとも重要なことは、「志」があるかどうかということです。ここで言う「志」とは、少なくとも大学で学んだ後、30代になるぐらいまでのあなたの人生の展望や、社会にどのように貢献していくかという理念などを含んだ意味での、あなたが「取り組みたいこと」「やっていきたいこと」です。「志」がないと、総合型選抜・学校推薦型選抜では合格しません。なぜなら、重要な評価対象である「志望理由書」や「自己推薦書」が書けないからです。

 

「将来なりたいもの」を言うだけなら小学生でもできる

総合型選抜・学校推薦型選抜において志望理由書を作成してもらうと、みなさん立派な将来の目標をお持ちであることはわかります。しかし、なぜその職業や学問を行いたいのかを問うと、発想が小学生レベルであることが露呈するのです。そもそもの動機がテレビで見たからとか、最近だとYoutubeで見ておもしろそうだったからとか…。最初は、「僕は(私は)将来○○になりたいです!」という内容しか書いていない(つまり、小学生レベル)志望理由書ばかりなのです。取り組むべき問題や課題との接点がない、あるいは見つかっていないのです。

 

自分事の問題になっていない例①―「国際支援をしたいです!」

社会の中には様々な問題や課題が山積しています。志望理由書にそれらの問題に取り組みたい!と書いてくる人がたくさんいます。何かしらの志があることは認めます。しかし、どんなに熱を込めて書いても、それだけでは意味がありません。なぜなら、それらの問題や課題があなた自身の問題、つまり自分事の問題になっていないからです。たとえば、内戦後の貧国や発展途上国に対する国際支援を行いたいと書いてくる志望理由書を本当にたくさん見ます。また、そのきっかけが、テレビでドキュメンタリーを見たからというものです。そうでしょうね。アフリカなどの発展途上国に実際に赴いて実情を見たという高校生は、私の指導経験の範囲では聞いたことがありません。国際支援を行いたい理由が、ドキュメンタリーで見て、かわいそうだと思ったからというのは、非常に動機として薄く、貧弱です。というのも、貧しい国々の人々の窮状に胸を痛めるのは、私もそうだからです。しかし、冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、それは私が直接解決するべき問題ではない(私自身の抱える切実な問題ではないという意味でも)し、あるいは私には解決できない問題です。人にはそれぞれできることや自分の行うことができる範囲において役割があります。当のあなたが貧国などに対する国際支援を行わなければならないのはなぜでしょうか。貧国の子どもたちがかわいそうだから、というのは誰もが持つ一時の気持ちでしかありません。したがって、「あなただけ」の動機になりえないのです。まずは、貧国の窮状とあなたの接点を探る必要があります。あるいは、あなたが国際貢献に取り組まなければならない必然的理由を考える必要があります。自分事の問題になる接点を探す必要があるのです。

 

自分事の問題になっていない例②―「貧困問題に取り組みたい!」

昨今は日本においても貧困の問題が取りざたされており、社会問題となっています。その結果、貧困問題に取り組みたいと書いてある志望理由書、これもよく見ます。しかし、これもあなた事の問題になっていない。貧困問題に取り組みたいという志を否定しているのではなく、貧困問題がそもそもあなた自身の問題になっていないのです。貧困問題に取り組みたいと書いてくる生徒には、必ずこう聞きます。「お金がなくて、3日間何も食べられなかった経験をしたことはある?あるいは7日間、毎日一日の食事が一回だけだったときはある?」。残念ながら、あなたは本当に貧乏を、貧困を経験したことのある高校生ではない。貧困をそもそも経験したことのないあなたのような人間がどうして、さらにはどのようにして貧困者の気持ちや生活を慮り、支援をできるというのでしょうか、と面接で問われてしまいます。貧困問題はあなた自身の、あなた事の問題になっていないのです。

 

「志」を否定しているのではない

われわれはみなさんの「志」を否定しているのでは決してありません。そうではなく、みなさんが取り組みたい、やってみたいと思うことに対するご自身との関係性の浅薄さ、問題に対する本気度の低さ、体験等の実績がないことを批判しているのです。そして、批判は「攻撃」ではまったくありません。昨今は、批判されることを「攻撃された」と受け止める認知の歪んだ生徒さんも幾分見られるようになりました。しかし、批判に耐えてさらなる思考を行うからこそ、あなたの思考はその内的強度を増します。したがって、弊塾の生徒にはそうした批判を虚心に受け止めていただき、自己の将来に向き合っていただけるよう指導しています。その結果、唯一無二の志望理由書や自己推薦書によって合格者を出すことに成功していると言えます。

とはいえ、批判を受け止められず、「空っぽ」で「空虚な」内容を書き連ねる生徒もこれまでにいました。自分に向き合うことができないと、「志」を他者に語ることはできません。ただ大学に進学したいがために、「志」をでっちあげているようでは、意味がないのです。結果的に、「志」の醸成や、確認ができない、当人の思考や発想そのものが幼く、未熟な場合には、弊塾としても指導をお断りするパターンが昨年度も何件かありました。

 

「志」を持つために

再度繰り返します。総合型選抜・学校推薦型選抜には「志」が必要です。昨年、弊塾に入塾してくれた生徒たちは、ごくごく普通の生徒ばかりでした。佐藤の批判に耐えながら自分の「志」を先鋭化して表現することを通じて、自分の将来への考え方を錬磨することによって、どの生徒も非常にユニークな志望理由書を書くに至り、合格を勝ち得ました。全国大会に出場しなくても、学級委員や、生徒会などで活躍していなくとも、総合型選抜・学校推薦型選抜には合格できますが、「志」が必要です。

「志」を持つためには、まずは自分がなにをして生きていきたい人間なのかを自分に問うてください。すべてはここからです。そして、なぜそうしたいのか、したいことと自分との接点はどこにあるのか、何が自分をそのように駆り立てるのか、正確に言葉にしていく必要があります。あなたがどれほど強烈に胸に抱いていても、厳密に言語化されない「志」は、他者に語ることができる「志」とは言えません。「志」のある生徒の皆様のご来塾を心よりお待ち申し上げております。

 

総合型選抜/学校推薦型選抜は、誰でも受けられる試験ではありません。何よりも不可欠なのは、受験生の「志」です。「志」がなければ、総合型選抜/学校推薦型選抜は受けられません。合格しないんじゃなくて、試験すら受けられないのです。何しろ志望理由書が書けません。

将来、何をしたいのか。何をして生きて、何をして稼ぎ、何をして世の中に貢献し、何をして幸福を感じて生きていきたいのか。描いた将来に対して、大学では何を学修すれば目標を実現できるのか、大学に入ることが目標なのではなくて、大学に入って何をして、どうなりたいのかが問われます。将来、何をしたいのかは、君にしか決められないし、君だけにしかわからないことです。したがって、総合型選抜/学校推薦型選抜を受験するにあたって、そもそも「志」はありますか、と君に問いたい。

 

自分の将来を真剣に考えたことがありますか

小学生のとき、校長先生が学校集会でお話してくれませんでしたか、「君たちには無限の未来や可能性がある」って。でも、これは一面では嘘です。人が何者かになるためには、まずは自分が何者かを限定し、規定し、条件づけなければならない。「何か」を定めなければ、無限の可能性から自分のあり方を定めることはできません。無限の可能性から自分を限定していくことが、何者かになるということです。したがって、無限の未来や可能性があるのではなく、反対にそこからの(自己の)限定が必要なのです。しかし、校長先生のお話はもう一面では正しく、若い君たちは、今はやろうと思えば何でもできる、無限とまでは言わないけれど、進むべき方向性や可能性は、まだまだ選択肢が多様にあります。そこから、自分の将来のあり方をどう定めるのか。この問題を正面切って、自分なりに真剣に考えてきましたか、あるいはそもそも考えたことがあるでしょうか。

 

将来を考える時間がたったの1,2カ月ってそりゃあ、あんた…

高3、しかも夏休みになって、突然自分の将来を考え始めても、なかなか厳しいです。自分探しの旅に出て、二度と戻って来なくなる(笑、いや笑えない)。9月や10月までの出願までに、自分の夢を定めて、示さなくてはならない…。自分の将来を真剣に考える時間がたったの1,2カ月って、そりゃあ、あんた、ダメだよ、そんなんじゃあ。そんなわずかな時間で、将来なんて決められるわけがねぇし、たぶん、そんな大事なこと簡単に決めちゃいけねぇ。それどころか、大人としてはもっと自分を大切にしなよ、と言いたいです。もちろん、夏休みからの弊塾の受講者もたくさんいます。けれども、折々に自分の将来のあり方を考えたり、潜在的に将来について考えてきた人だからこそ、対応できるのです。何も考えず、何もしないで、ただひたすら3年間、(何も考えず)部活動だけをがんばってきました!というだけでは、無理なんです。はっきり言います、部活動がんばってきました!だけでは無理です。なぜかって、部活動なんて(部活動を否定しているのではない)「みんな」がんばっているからです。

 

一人の人間をそんなに簡単に、わかりやすくなんて表現できないんだよ!

ある意味で、総合型選抜・学校推薦型選抜というのは、非常に嫌な言い方をすれば、「自分はこういう人間です!」と自分をパッケージ化して売り込むことです。しかし、本来は一人の人間をそんなに簡単に、わかりやすく表現なんてできません。志望理由書には、わかりやすい非常に整然とした言葉が並ぶでしょう。こうした志望理由書を作り上げる段階でも困難がまずあります。君は、これまで自分を語ったり、自分のことを真剣に考えて、他者に伝える訓練をそれまで全くしていませんからね。

そのうえで、パッケージ化された君をはみ出すような君のあり方を、つまり、その逸脱を志望理由書に滲ませて、他の誰でもないあなただけの唯一無二の志望理由書を作り上げることによって、潜龍舎は合格者を出してきているのです。こうしたレヴェルの志望理由書を作る、自己を表現していくことには、非常に時間がかかりますし、本当にたくさんのことを考えなくてはなりません。

 

未来を構想する力を養え!

高校1,2年生のみなさん、今から少しずつ、自分の将来、未来を構想する力を養っていきましょう。自分が進みたい、取り組みたいと思う分野にはどのような問題があるのか、その分野に進むことによって、自分は何がしたいのか、自分にとってどういうあり方が幸せなのか、将来の目標に向けて大学では何を学ぶべきなのか、考えるべきことがたくさんあるのです。それを短期間にパパっとなんてできないし、してもいけないと思う。

未来を構想する力を養うためには、非常に月並みですが、①もっとたくさん本を読んでください。また、②大人に混じって何かをする経験や体験をしてください。また、大学受験のためにというより、③自分の興味関心に従って、行動するようにしてください。部活動だけがすべてではないし、④自分の将来を考える時間を作りましょう。何も考えずに、部活動をしているとしたら、それはただのあなたの趣味です。⑤心の底からあなたがやりたいことを探してください。また、そういうものは、探してすぐに見つかるものではないし、大人だって探しています。だからこそ、真剣に考えないと。常にそういうことばかり考えていなさいというのではありません。折に触れて、そうした機会を持つことが大切だということです。

 

しつこく、「志」のお話。志なき者は去れ。

お問い合わせをいただく高校生、保護者のみなさま、総合型選抜・学校推薦型選抜についてご理解いただけていないことがまだまだあるんだなぁと思い知らされております。したがって、私も何度でも、何度でも申し上げます。総合型選抜・学校推薦型選抜は、「志」がないと合格できません。「志」がなければ、志望理由書・自己推薦書という試験においても一等重要な評価対象となる書類を作成できないからです。

 

やりたいことが見つからない

先日も、あるオープンチャットを覗いていましたら、某総合型選抜対策大手塾に通っていると自称する高校生が、こんな相談をもちかけていました。

 

こんばんは。現在高校2年生です。○○○塾に入ったのですが、なかなか自分のやりたい事が見出せなくて…。まったく何も見つからない状態です…。塾の先生は焦らずとも良いと言って下さるのですが、自分の中でかなり焦りがありまして。もうAO入試は諦めて、塾変えて一般選抜一筋で行った方が良いのでしょうか?何かやりたい事を見つけるのってコツありますか?皆さんはどのようにして見つけたのでしょうか?教えて下さいm(_ _)m

 

悩みとしてはわかります。しかし、自分が将来やりたいこと、その「志」は自分自身との対話を繰り返したり、様々なことに取り組んだり挑戦したりしていくなかだったり、本や映画を通して衝撃を受けたりするなかで、少しずつ自分のなかで「こういうことがしたいんじゃないか」という段階から「これがしたい!これをやりたい!」というように醸成されていくものです。したがって、「やりたいことを見つけるコツ」なんてありません。自分が何をして生きていきたいのか、自分は何のためにこの世に生を受けたのか、自分が心から望んでいることはなんなのか、こうした哲学的ともいえる問いに真剣に向き合い、自分という人間について考えていかない限り、「志」はできません。自分に向き合うためには、世界や社会、世の中を知る必要もあります。何も知らなければ、「やりたいこと」なんて出てきませんし、「志」は醸成されないからです。かくいう佐藤は、中学2年生のときにある本を読み、バットで頭を殴られたような衝撃を受けたせいで、その後の生き方が決まってしまいました。こうした「出会い」も「志」のきっかけになります。

 

あなたのことはあなたが一番知っていなければならない

何がしたいのかわからないのに、おすすめの大学や学部を問われても我々には答えようがないです。何をしたいのか、それは、あなたが決めなければならないことです。「僕(私)は何になったら、何をしたらよいのでしょうか」と問われても、そんなことは我々にはわかりませんし、教えようもありません。あるいは「これをしなさい」と言ったら、言われたままに君はするんだろうか。そんな主体性のない状態では、総合型選抜・学校推薦型選抜には合格しません。

 

志なき者は去れ

厳しいことを申し上げますが、志なき者は去れ、というのが総合型選抜・学校推薦型選抜の一番大変な部分なのです。高校1,2年生であれば、自分の将来やキャリア、何をして生きていきたいのかについて、少しずつ自分に向き合ったり、大人といっしょに活動することを通じて(単にボランティアをしろと言っているのではない)、世の中を知ることから自分のあり方を見定めていくことが重要だといえます。かつて言われたような「自分探し」を早期にすることを求められるのが、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策です。自分がしたいことがまだ見えてこない場合には、ある程度方向性だけは決めて、一般受験をすればよいのです。試験のために、慌てて自分の将来を決める必要はありません。

 

総合型選抜・学校推薦型選抜を利用しようと考えている高校1,2年生へ

部活動をしているだけでは、「志」は醸成されません。月並みですが、様々なことに挑戦したり、取り組んだり、読書や映画などもとおして、自分の「好き」や興味関心を高めていきましょう。そして、自分が何をして生きていきたいのか、大人(両親、学校の先生以外にも多くの大人がいます)との対話を通して、自分の「志」を言語化し、語ってみましょう。潜龍舎でもそうした生徒のためのきっかけとなる講座を開設しています。ぜひ、ご利用いただければと存じます。

 

まだまだまだまだ、まだ!お分かりいただけていないようです…。

 

先日、ある生徒様、親御様とご面談をさせていただきました。一通り、弊塾の指導方針や指導内容についてお話をさせていただき、大事なことなのでお聞きしました。

 

「○○大学の××学科に入ってどんなことを学んで、将来、どのようなことをしたいですか?」

 

生徒様「わかりません…」

 

 

改めまして、「志なき者は去れ」

総合型選抜・学校推薦型選抜においてもっとも重要なことは、「志」を有しているかどうかです。「志」というのは、自分の価値観や信念や信条、つまり切実な問題意識や意志に基づいて、将来何を成し遂げたいと思っているのか、世のため人のためにどのようなことをしたいと思っているのか、そのために大学で何を学んだり、研究する必要があるのか、ということです。「志」がないと、総合型選抜・学校推薦型選抜において重要な評価対象である、志望理由書や自己推薦書などが書けず、そもそも出願すらできなくなります。したがって、この試験においては、「志なき者は去れ」なのです!

 

高校生の皆様、そしてその親御様

有り体に言ってしまえば、皆様、総合型選抜・学校推薦型選抜についてご理解が不足しているように思われます。ただ単に書類やレポートを出したり、小論文を対策すれば受かるという試験ではないのです。「志」がなければ、合格することはありません。試験制度としてあるからといって、誰もが利用できる試験でもありません。各種の資格や評定平均値、活動実績の積み上げも必要です。そのあたりのことは、弊塾のセミナーでもお話しておりますので、どうかまずは耳を傾けていただければと存じます。

 

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志を醸成せよ

自分が将来何をして生きていきたい人間なのか、そのために大学では何を学び、何を研究する必要があるのかについて、よく考えてみてください。また、ただ考えるだけではなく、さまざまな本を読んでみたり、多様な体験をしたりして、自分が考えたり、やっていて、テンションが爆上がりするものを見つけてください。あるいは、「絶対にこれはおかしいんじゃないか」、「なぜ、こういうことになっているのだろう」という自分の価値観に照らしたときに、問題だといえる事柄を探してみてください。単にSDGs的な問題に興味がありますでは、全然ダメですよ。また、何も考えずに、部活動だけをしていては「志」は醸成されません。志にもとづいた将来の目標から逆算したときに、今のあなたに何ができるのかを考えて行動してもらいたいです(ただ「ボランティアをしています」では意味がないのです)。何をしていいのかわからないという人も、まずは弊塾までご相談いただければと思います。できることはあなたが思っている以上にたくさんあります。

 

もう何度目か、「志なき者は去れ」…

「志」がないと総合型選抜・学校推薦型選抜に合格することはありませんし、それどころか、そもそもチャレンジすることすらできません。毎年のように以下のように記事にしてきて、さらに年間20回近く実施しているセミナーでも、これまでに100万回ぐらいは「志」の重要性は述べてきています。もう、これ以上語る必要はないだろうと思うのです。しかし、毎年この時期(2月、3月)に総合型選抜・学校推薦型選抜対策指導についてお問い合わせをいただきまして、非常にありがたいことなのですが、保護者の方々や受験生の皆様とお話をしておりますと、まだまだというか、全然っ!ご理解いただけていないんだなぁと思い知らされます。「志なき者は去れ」、それが総合型選抜・学校推薦型選抜です。今回もやはり、語らせていただきます。大事なことは何度言ってもよいはずです。

 

「志」とは

志とは高校生のみなさんが将来的に社会に出たときに、世のため人のため、あるいは切実な自分の問題意識から、必ず成し遂げたいと強く望む対象を持ち、それを果たそうとする意志が志です。志がないと、「志」望理由書が書けません。つまり、出願すらできません。また、活動実績などの報告にしても、ボランティアなどをしていても、志なき活動は何の評価にもなりません。将来の志から考えたときに、今、高校生として何ができるかを考えて行動した成果が活動実績だからです(以下の記事も絶対に読んでもらいたいです)。

 

活動実績について【総合型選抜・学校推薦型選抜】

 

志と研究テーマ

志にもとづいて、大学で何を学ぶ必要があるのか、それが研究テーマになります。上記の活動実績の記事でも述べたように、「〇〇学とかを学びたいです」などといっているうちは、大学は入れてくれません。大学は研究教育機関であり、研究と教育を両輪として機能している組織です。入学後、みなさんは生徒から学生へと呼称が変わり(役割が変わります)、教育を受けたうえで、最終的に研究を行うことが求められます(卒業論文、卒業研究など)。したがって、潜龍舎の対策指導では、必ず、大学入学後4年間をかけて取り組む必要がある研究テーマを明らかにして、志望理由書などの出願書類に絶対に書かせます。

 

以下は、これまでに合格した生徒たちの研究テーマです。

合格者の志望理由書に書かれた研究テーマ例

・「各々の学校の目的に合った養護教諭や保健室のあり方」や「児童生徒が身近に感じることのできる養護教諭のあり方や保健室の経営方法」について。

 

・過労死や過労自殺、仕事が原因の精神疾患を法的根拠にもとづいて予防するための施策について。

 

・「目標に対して自分とは意識や考え方の異なる他者といかに協働し、成果を上げることができるのか」について。

 

・他国と日本の第二言語指導のあり方についての比較研究

 

・誰かが誰かに対して苦しみを与え、時には死に至らしめてしまういじめを、なぜ人間は行ってしまうのか。人間のあり方や行為は、キリスト教倫理に照らしてどのようにあるべきなのかについて。

 

・各種の政策や施策の効果が十分に見られない非正規雇用女性を対象とした家庭と仕事の両立支援を、今後どのように整備していく必要があるのかについての研究。

 

・我が国と他国との歴史認識の差異を生む原因や、他国の人々との対話や相互理解の可能性についての研究。

 

・いかにして数学の魅力を実感させ、問いを生じさせるような学習指導の工夫を行えるのかに関して、数学教育の可能性を探るための研究。

 

・高齢者のQOL向上のための地域コミュニティ形成のあり方についての研究。

将来の志から考えたときに、自分が何を学び、何を研究する必要があるのかを明らかにしないと、総合型選抜・学校推薦型選抜においては、大学は入れてくれません。みなさん、大学で何を学び、何を研究する「必要があるのか」、自分できちんと把握していますか。

 

「志」も研究テーマもまだ見つかっていない…

志がなければ、当然、研究テーマも定まりません。だから、弊塾でのご面談において、当方から、大学で何を学ぶ「必要があるのか」を問われても現段階では答えられないのです。現段階ではそれでもまったくかまいません。しかし、「志なき者は去れ」、これが総合型選抜・学校推薦型選抜です。したがって、まずは、志を定めるところからスタートです。すべてはそこからなのです。総合型選抜・学校推薦型選抜について、書類を出して、小論文の対策を行えばOKというように、カジュアルに受けられる試験(受かったらラッキー!)だと考えていらっしゃる方がまだまだ多いようです…。まずは、ともかくそうした誤ったご認識を改めていただくためにも、ぜひとも潜龍舎までご相談をいただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

「今」から始めよう!

一般に総合型選抜の出願期間は9月、学校推薦型選抜の出願期間は10月や11月に集中します。出願にあたっては志望理由書、自己推薦書、活動報告書等の出願書類の作成が必要となり、さらに事前課題レポート、小論文、面接、プレゼンテーションなどの対策が不可欠になります。これまでも何度も申し上げているとおり、高3夏からの対策では遅い、遅すぎるということです。総合型選抜・学校推薦型選抜の十全な対策には最低でも半年を要します。出願の三ヶ月前、一ヶ月前の段階で、入塾を希望される方も毎年おります。しかし、先に言っておきます、かなり遅いです。多くの総合型選抜の出願期間である9月に出願するとなれば、3月には対策を始めていないと遅いです。総合型選抜・学校推薦型選抜は先手必勝です!

 

潜龍舎における「志の探求」

潜龍舎では常に以下のような点を問いながら志望理由書等の出願書類の作成指導を行っております。

 

・将来、何になって何がしたいのか。

・なぜ、あなたが将来それをしなくてはならないのか。

・そのために必要な学びはどのようなものか。

・どうしたらその職や立場になることができるのか。

・大学ではどの先生のもとで、何を学び、研究する必要があるのか。

・そもそもなぜ、大学で学ばなくてはならないのか。

 

志望理由書を完成させるには、以上のような問いに自分なりの答えを出していく必要があります。そのためには、様々な書籍を調べたり、就きたい職業の現状や課題、現行の大学でどのような研究が行われているのかについてリサーチしながら、自己内対話を繰り返していく必要があります。その伴走者として潜龍舎の指導やスタッフが存在します。潜龍舎スタッフとの長い、長い対話を通じて、合格する志望理由書は完成します。しかし、潜龍舎のスタッフが答えを出すのではなく、答えを出すのはあなた自身です。自分なりの問題意識をもって、自分事として探究が行える人、突き詰めてものを考えられた人が総合型選抜・学校推薦型選抜に合格します。

 

 

わざわざ大学に行って何を学ぶ「必要がある」のでしょうか?

志に加えてさらに問うべきは、あなたがなぜ、何を大学で学ばなくてはならないかということです。学びの目的が明確でなければ、総合型選抜・学校推薦型選抜で合格することはありません。

 

学びたいことと志望学科のズレ

あなたは、自分の志望する学部学科で何を学ぶことができるのか、きちんと把握していますか。将来、国際貢献したいといっているのに文学部(英文学科)志望などとのたまう生徒がいます(シェイクスピアを研究する学部で、国際貢献は無理です)。法学部志望なのに、将来は、養蜂家を目指したい!?などというとんでもない生徒もかつていました。英文学科、国際関係学科、総合グローバル学科、コミュニケーション学科など語学(特に英語)という点において隣接するものの、学問分野としてまったく異なる学部学科があるため、志望学部についての理解を深めていく必要があります。なんとなくのイメージで、学部や学科を選んでいるうちは全然ダメです。

 

学部や学問分野について知りましょう

大学で何を学ぶ必要があるのかを明確にするためにも、大学で何を学ぶことができるのかをしっかりリサーチしましょう。法学、経済学、社会学、心理学、文学などの各種の分野がどのような研究を行い、どのような学問領域なのかを調べましょう。各学部学科に対する自分のイメージや印象だけで志望理由書や自己推薦書を書いてしまい、まったく的外れな内容になっている人が多いです。弊塾では、ミネルヴァ書房の「やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ」必ずを読ませています。また、大学のシラバスなども公開されているものがありますから、チェックしてみましょう。

 

なぜ、学ぶ必要があるのかをきちんと言語化しましょう

当該の学問分野をなぜ自分が学ぶ必要があるのか、きちんと説明できますか。自分の将来や志から逆算したときに、なぜその学問分野を学び、何を研究をする必要があるのかを明確に他者に説明できるようになる必要があります。大学は教育研究機関であり、教育と研究を両輪としている組織です。4年次には学生は卒業研究や卒業論文の作成を行う必要があります。4年をかけて最終的に何を研究し、何を明らかにしたいのかについて、総合型選抜・学校推薦型選抜では試験の段階で問われます。したがって、志望理由書や自己推薦書等において、どの先生のもとで何を研究するつもりなのかまで、説明する必要があるのです。

 

まずはセミナーへ!

総合型選抜・学校推薦型選抜について過去の合格者の例をもとに、ぶっちゃけた話を行っています!総合型選抜・学校推薦型選抜について不安や疑問のある方、よくわからないという方、「こんなこと聞いてもいいのかな」という方、まずはセミナーへご参加ください。

 

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潜龍舎の指導の強み

潜龍舎のスタッフは全員が博士号の学位を有し、大学でも講義を担当し、学術論文を執筆する現役の研究者です。したがって、潜龍舎が大手塾さんと異なるのは、入試審査官である大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う点にあります。大学における学問や研究の観点から志望理由書作成指導や小論文指導を行う点が、他塾の指導者とは明確に異なり、大きな強みであると言えます。

また、弊塾の特徴としては、一対一の完全個別指導です。大手塾のなかには、指導者一人で複数生徒の指導を同時間内に行うところもあるようです。しかし、過ごす時間や指導の密度は当然、個別指導のほうが高くなります。さらに、指導時間以外にもLINEやメールなどで随時質問対応が可能です。生徒との連絡を密に取りながら、生徒とともに伴走して臨むスタイルが弊塾の大きな特徴だと言えます。まとめましょう。

 

潜龍舎の指導の強み

1.潜龍舎は現役の研究者集団であり、大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う。

2.完全個別指導+随時質問対応可能

3.生徒の将来を考え、生徒の問題や課題に寄り添った指導を行う

 

総合型選抜・学校推薦型選抜 志望者のみなさん、ぜひ、大手塾さんも見ていただいたうえで、弊塾のご利用をご検討いただければと存じます。しかし、潜龍舎では、職人気質の極めて強いプロのスタッフが、一人一人の生徒に、時間をかけて、丁寧に小論文や志望理由書、面接等の対策を行います。したがって、指導できる生徒数に限りがありますので、お早目のご相談、ご入会をお願いいたします。

 

【オンライン個別指導】総合型選抜・学校推薦型選抜 対策 / 大学入試小論文 対策 専門塾 潜龍舎 募集要項

 

総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜 受験予定者 推奨参照記事

潜龍舎非公式ブログ

 

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策はいつから始める必要があるのか

 

総合型選抜・学校推薦型選抜の対策にはいったいどれくらいの時間がかかるのか!?

 

総合型選抜・学校推薦型選抜を受けるための7つの前提条件

総合型選抜・学校推薦型選抜の基礎知識

 

「総合型選抜・学校推薦型選抜受験のための心得」
―総合型選抜・学校推薦型選抜について、全国の高校生の皆様、保護者様に知っておいてもらいたいこと―

総合型選抜・学校推薦型選抜受験のための心得

 

【入試データから見る総合型選抜・学校推薦型選抜の実態】

 

総合型選抜・学校推薦型選抜 対策 最短ルート30daysシリーズ

総合型選抜・学校推薦型選抜 対策最短ルート 30days

 

【総合型選抜・学校推薦型選抜】「合格する」志望理由書 / 自己推薦書 の作り方

「合格する」志望理由書 / 自己推薦書 の作り方 【総合型選抜・学校推薦型選抜】

 

合格体験記

2024年度 早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入学試験 合格体験記

早稲田大学 スポーツ科学部 合格体験記【2023年度入試】

早稲田大学 スポーツ科学部 自己推薦入試 合格体験記

慶應義塾大学 法学部 合格体験記

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上智大学 総合人間科学部社会福祉学科 合格体験記

東洋大学 自己推薦入試 合格体験記

日本体育大学 総合型選抜 合格体験記 

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東京女子大学「知のかけはし入学試験」合格体験記 

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潜龍舎 大学受験 進学先

2018

慶應義塾大学 法学部

同志社大学 心理学部

愛知医科大学 医学部

順天堂大学 医療看護学部

京都府立医科大学 医学部看護学科

奈良県立大学 医学部看護学科

 

2019

慶應義塾大学 法学部(FIT入試)

東京学芸大学 E類教育支援課程 ソーシャルワークコース

東京学芸大学 E類教育支援課程 表現教育コース

横浜市立大学 国際商学部

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

独協大学 外国語学部 英語学科

日本女子大学 文学部 史学科

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 保健看護学部

大東文化大学 スポーツ科学部

国際武道大学 体育学部

 

2020

早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ

慶應義塾大学 通信教育課程 文学部

上智大学 神学部 神学科

上智大学 文学部 英文学科

青山学院大学 地球社会共生学科

東洋大学 ライフデザイン学部人間環境デザイン学科

津田塾大学 学芸学部 国際関係学科

東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科

国士館大学 体育学部 スポーツ医科学科

 

2021

東京学芸大学 教育学部 B類 中等教育教員養成課程 理科専攻

東京学芸大学 教育学部 C類 特別支援教員養成課程

慶應義塾大学 総合政策学部

上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科

明治大学 商学部

東洋大学 ライフデザイン学部 生活支援学科

東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科

日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科

日本女子大学 家政学部 住居学科

日本体育大学 スポーツ文化学部 スポーツ国際学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 初等教育学科

玉川大学 芸術学部 メディア・デザイン学科

北里大学 看護学部

目白大学 保健医療学部 理学療法学科

帝京科学大学 医療科学部 理学療法学科

 

2022

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学 スポーツ科学部

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

日本大学 薬学部 薬学科

大東文化大学 スポーツ健康科学部

埼玉大学 経済学部

浜松医科大学 医学部 看護学科

愛知教育大学 学校教員養成 養護教育専攻

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

大阪教育大学 学校教育養成課程 小中家政教育

 

2023

早稲田大学 スポーツ科学部

東洋大学 社会学部

日本大学 文理学部 中国語中国文化学科

日本女子大学 家政学部 児童学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部

新潟青陵大学 看護学部

広島大学総合科学部総合科学科

筑波大学 人文・文化学群 比較文化学類

宮城大学 看護学部

北海道教育大学 函館校 国際地域学科 地域教育専攻

 

 

各大学専科講座

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