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浦和高校受験専門塾 雄飛会 | 浦和高校合格 埼玉の高校受験へ徹底指導 > 潜龍舎ブログ > 『自学力の育て方 受験突破だけで終わらないために』出版!潜龍舎も参加しています!【自学力の育て方】

『自学力の育て方 受験突破だけで終わらないために』出版!潜龍舎も参加しています!【自学力の育て方】

こんにちは。潜龍舎代表の佐藤陽祐です。

すでに雄飛教育グループの代表一柳が出版をご報告する記事を挙げております。

【自学力の育て方】ポンコツ塾長一柳が企画し、監修した名著(仮)、KADOKAWAから爆誕!~受験突破だけで終わらないために~

 

私も今回の出版に伴い、

 

「答えのない問い」に向き合うための自学の力

 

というタイトルでコラムを書かせていただきました。

ぜひ、お読みいただければ幸いです。

 

今回は、このコラムでは扱いきれなかった事柄について、アナザーコラムとしてここに記しておきたいと思います。『自学力の育て方』は、保護者のみなさま向けに書かれているため、ここでも保護者のみなさまに向けた内容とさせていただきますが、中高生のみなさまも以下、ご覧いただければと存じます。

 

 

「世界の解像度を上げる -作文・小論文対策の大前提 言葉の力を備えるための自学力について-」

 

書く力が見られる入試

現行の大学入試の現場から考えてみましょう。大学入試では一般入試においても小論文試験を課す大学が増えており、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜でも小論文試験が標準的に行われるようになっています。高校受験の現場でも、全国の公立高校入試において作文問題が出題され、特に推薦入試では作文・小論文が課せられる高校が多数あります。東京都立高校推薦入試において、都立西高校、都立日比谷高校の作文・小論文問題は、全国でも最難度の問題として君臨しています。中学受験でも作文課題を課す学校が多数存在します。つまり、各段階の入試において総じて子どもたちの「書く力」や物を書くための「発想の力」が測られているわけです。したがって、それぞれの段階において合格にふさわしい「書く力」を身につけることが子どもたちには求められているといえます。

 

 

書く力は才能ではなく、技術です

志望校の入試に作文や小論文が課されています。お子さまが一度も作文・小論文を書いたり、書く訓練をしたことがないとします。どうするでしょうか。まずは、ネットで作文・小論文の書き方のハウツー記事を探して読んだり、作文・小論文対策の指南書を購入して読むでしょう。ところが、それらの記事や本をいくら読んでもお子さまの作文・小論文は「合格答案」にはなりません。「書ける」ようにはならないのです。そうした記事や本が無駄だということをいいたいわけではありません。優れた作文・小論文指導書もたくさんあります。しかし、考えてもらいたいのです。何か楽器などの演奏技能を身に付けるときに、あるいはスポーツで技を磨くときに、本を読むだけで身につくでしょうか。本も読んで、練習をするのでないでしょうか。作文・小論文も同じです。というのも、物を書くことはスポーツや楽器演奏と同様に、一つの「技術・技能」だからです。技術や技能は、訓練して身につけなければいけません。したがって、お子さまが作文・小論文を書き合格答案を作成するためには、実際に書く訓練をしなければいけません。

 

 

学校の成績が良くても、みんな書けません…

都立西高校、都立日比谷高校の「推薦入試」作文・小論文の問題は、全国でもトップクラスに難しい問題だと言えます。特に最近では、平成29年度の問題は難しかったように思います。都立西では、言語学者である西江雅之の「世界はのっぺらぼうである」という言葉がたった一文提示され、この言葉について考えるところを書けというハードな出題でした。他方、都立日比谷は、提示された福祉レジーム論や各種資料にもとづき社会保障の給付と負担のバランスを問うという非常にヘヴィな出題がなされました。たしかに問題そのものの難しさはあります。しかし、それ以前に皆、書けないのです。都立西、都立日比谷の推薦入試を志望する生徒たちの成績は、だいたい皆オール5です。学力は総じて高いのにもかかわらず、皆、本当に文章が書けないのです。

 

なぜ書けないのか

総じて書くことができない生徒に見受けられる特徴は、大きく三点あります。

 

1.適切な語彙を用いることができない。

2.説明として挙げるべき具体的な例を社会一般の中に見られる事象から取り上げることができない。

3.説明における理屈や順番などの論理を構成することができない。

 

今回は、最も根本的な課題の一つである1.の語彙の問題について取り上げたいと思います。まず、適切な語彙を用いることができないことの原因として、語彙の知識が不足している点がよく指摘されます。しかし、語彙の問題は現在それ以上に根深いものがあります。それは「やばい」という言葉の使用に象徴される問題だと考えられます。

 

私は、若者言葉としての「やばい」を使うべきではないと考えています。〈中略〉というのも、「やばい」 を使うことにより、感情の質がいちじるしく傷つけられ損なわれるように思われるからです。「やばい」は、大変に便利な言葉です。注意を向けるに値するような性質を備えた事柄はすべて、「やばい」と表現することが可能だからであり、「やばい」の使い方さえ身につければ何についても、適切な言葉の選択に頭を悩ませるつらい作業をすべて免れることができるからです。

清水真木 『感情とは何か——プラトンからアーレントまで』 ちくま新書、2014、p.11。

 

 

 

清水が指摘するように「やばい」という言葉の使用は、言葉を選択する労を削ぐため、適切な言葉を選択する力を衰弱させるといえます。「綺麗なもの」、「素晴らしいもの」、「かけがえのないもの」、「醜悪なもの」、「目を背けたくなるもの」、「残酷なもの」、これらがすべて「やばい」わけです。「やばい」という言葉に象徴される問題は、つまるところ、語の適切な選択ができなくなるという点に帰着します。その結果、作文・小論文指導の現場においても、昨今の中高生はたとえ語彙の知識があったとしても、どのような文脈でどのような言葉を用いるのか吟味する力が弱く、意味も理解しないままに雰囲気で言葉を用いたり、誤った語の使用も散見されます。単に語彙を知らないという以上に、適切に語を用いる力が失われつつあるという問題があるといえます。

 

 

世界を分節するための道具としてのことば

ことばは世界を分節化し、切り分けるための道具です。私たちは「あれ」や「これ」、「犬」や「机」といったことばによって外界の対象を区分しています。いわば、世界を言語という網の目で分節化しているのです。たとえば、日本では七色からなる虹が、他の地域ではそれが五色だったり、二色のみに分けられていたりしています。つまり、対象の分節の仕方が言語によっては異なるわけです。同じ対象、同じ世界を見ているにもかかわらず、身につけた言語によって世界の切り取り方が異なるという説は、「サピア=ウォーフの仮説」として知られています。さらに、言葉による分節化が精緻に行われるほどこの世界は明瞭に区分され、はっきりします。すなわち、世界の解像度が上がるわけです。しかし、「やばい」という言葉の使用によって、「世界の切り取り=分節化」が行われなくなります。すべてが「やばい」ものとしてのみ現れる世界の解像度は、低いものになってしまいます。このような状態では、作文・小論文を書くことができようもありません。説明するべき事柄が明瞭に現れてこないからです。

 

 

ことばに向き合うために

もっと新聞や本を読みましょう。辞書を引きましょう。言葉を知るように努めましょう。こうしたアドバイスはこれまでにも行われてきましたし、有効であるとも思われます。しかし、ここまで述べてきたように、適切なことばの選択によって世界を分節化するための子どもたちの力が低下しているのであるならば、どのような学びが求められるでしょうか。ことばを正しく操り、世界の解像度を向上させるために、子どもたちは何をどうするべきなのでしょうか。

新聞や書物、会話から他者のことばを受け止めつつ、さらに自ら表現し実際にことばを操っていく訓練をしながら、ことばの使用について試行錯誤していくことが必要だといえそうです。自学としてことばに向き合うためには、表現すること、書いてみることがやはり必要だといえます。日記をつけてみるのもよいですし、作文コンクールなどにも積極的にチャレンジしていくこともよいでしょう。

哲学者のウィトゲンシュタインは、「語の意味とは語の使用である」と述べます。ことばの意味は辞書的な定義としてどこかに存在するわけではなく、ことばが使用される現場や文脈において定められ、獲得されるものであるというわけです。ことばが使用されるまさにその現場において、子どもたちが自律的に適切なことばの使用や世界の分節化を行っていくためにも、ことばの使用の現場において、ことばに自ら向き合っていくことが必要だと考えます。

今回出版される『自学力の育て方』が子どもたちの自学の力を滋養する方法を吟味、提案することを目的としていることからすると、ここではその趣旨に反した結論を示すことになります。結論としては、適切なことばを操り、他者とともに子どもたちが学び、世界の解像度を上げていくことが作文・小論文、ひいては「ものを書く力」を育てるためには必要になるといえるでしょう。そのためにも、最も身近な存在である保護者の皆様が今一度ことばに対する関心や理解を深め、子どもたちとの対話を積極的に行っていくことが有益だと考えます。

 

 

『自学力の育て方』の私のコラムでは書ききれなかったバックヤードのような文章を今回はお届けしました。

私のコラム 「答えのない問い」に向き合うための自学の力  は、

 

名門公立高校受験道場『名門公立高校受験道場流 自学力の育て方 受験突破だけで終わらないために』KADOKAWA,2021.

 

にて読むことができますので、どうぞご贔屓のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

【全国対応】総合型選抜・学校推薦型選抜 対策 / 大学入試小論文 対策 専門塾 潜龍舎 2021年度募集要項

 

潜龍舎の強み

弊塾が大手塾さんと異なるのは、学術論文を執筆する現役の哲学研究者であり、大学教員でもある代表の佐藤が、入試審査官である大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う点にあります。大学における学問や研究の観点から志望理由書作成指導や小論文指導を行う点が、他塾の指導者とは明確に異なり、大きな強みであると言えます。

また、弊塾の特徴としては、一対一の完全個別指導です。大手塾のなかには、指導者一人で複数生徒の指導を同時間内に行うところもあるようです。しかし、過ごす時間や指導の密度は当然、個別指導のほうが高くなります。さらに、指導時間以外にもLINEやメールなどで随時質問対応が可能です。生徒との連絡を密に取りながら、生徒とともに伴走して臨むスタイルが弊塾の大きな特徴だと言えます。まとめましょう。

 

潜龍舎の指導の強み

1.大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う。

2.完全個別指導+随時質問対応可能

3.生徒の将来を考え、生徒の問題や課題に寄り添った指導を行う。

 

総合型選抜・学校推薦型選抜 志望者のみなさん、ぜひ、大手塾さんも見ていただいたうえで、弊塾のご利用をご検討いただければと存じます。しかし、潜龍舎では、職人気質の極めて強いプロのスタッフが、一人一人の生徒に、時間をかけて、丁寧に小論文や志望理由書、面接等の対策を行います。したがって、指導できる生徒数に限りがありますので、お早目のご相談、ご入会をお願いいたします。

 

 

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東京学芸大学 合格体験記

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潜龍舎 大学受験 進学先

2018

慶應義塾大学 法学部

同志社大学 心理学部

愛知医科大学 医学部

順天堂大学 医療看護学部

京都府立医科大学 医学部看護学科

奈良県立大学 医学部看護学科

 

2019

慶應義塾大学 法学部(FIT入試)

東京学芸大学 E類教育支援課程 ソーシャルワークコース

東京学芸大学 E類教育支援課程 表現教育コース

横浜市立大学 国際商学部

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

独協大学 外国語学部 英語学科

日本女子大学 文学部 史学科

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 保健看護学部

大東文化大学 スポーツ科学部

国際武道大学 体育学部

 

2020

早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ

慶應義塾大学 通信教育課程 文学部

上智大学 神学部 神学科

上智大学 文学部 英文学科

青山学院大学 地球社会共生学科

東洋大学 ライフデザイン学部人間環境デザイン学科

津田塾大学 学芸学部 国際関係学科

東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科

国士館大学 体育学部 スポーツ医科学科

 

2021

東京学芸大学 教育学部 B類 中等教育教員養成課程 理科専攻

東京学芸大学 教育学部 C類 特別支援教員養成課程

慶應義塾大学 総合政策学部

上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科

明治大学 商学部

東洋大学 ライフデザイン学部 生活支援学科

東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科

日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科

日本女子大学 家政学部 住居学科

日本体育大学 スポーツ文化学部 スポーツ国際学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 初等教育学科

玉川大学 芸術学部 メディア・デザイン学科

北里大学 看護学部

目白大学 保健医療学部 理学療法学科

帝京科学大学 医療科学部 理学療法学科

 

 

潜龍舎ご案内

 

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【全国対応】大学入試 小論文 模範解答作成を請け負います

 

 

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